新型コロナウイルスによっていやおうなく「おうち時間」が増えることになり、自分のくらしをふと立ち止まってあらためて見てみる機会が多くなりました。
ということで、くらしで使っているモノあれこれを記録していくサイト「mono. by すっきり、さっぱり。」をつくってみたところ、あまりに日々の生活になじんでいて存在を意識していなかったモノがいろいろあることに気づきました。
新しいサイトの方にすでにアップしている「ラ・バーゼ」の水切りかごもそのひとつ。
使いやすすぎて、もはや存在が空気になっていたモノです。
ラ・バーゼの水切りかご 使いやすいポイント5つ
ラ・バーゼの水切りかごを10年以上使っていて、ここがいい!と思うポイントをまとめます。
水切れがよく、汚れが溜まりにくい
ワイヤーがまっすぐで、しかもそれらが交差している部分が少ないので水切れがよく、汚れが溜まりにくいです。
まっすぐのワイヤーが走っているだけなのに不思議とお皿も茶碗もお椀もちゃんと立ち、適度な間隔があくことで食器についている水分も驚くほどすっきり切れます。
まな板など、調理中にあらってここに立てておくとあっという間に水が切れてたちまち乾き始めているほど。
夜洗った食器をここに置いておけば、翌朝にはほとんどふきんで拭く必要がないくらいに乾いてしまうので、片づけもとてもラク。
ワイヤーがシンプルで汚れも溜まりにくいので、この水切りかご自体の掃除も非常にラクです。
水を溜めないからヌメらない
かごの下のトレーは、傾斜がつけられたシンプルなステンレスの一枚板。
坂道のようになって上のかごから落ちてくる水をシンクの方へそのまま流し落としてくれるので、びしゃびしゃの状態のまま水きりかごに食器や道具を置いていっても水がそのまま全部すぐに流れていき、いつでもすっきりしています。
これが水を溜めておくタイプのトレーだったら、最後に毎回水を捨てなくてはいけないんですよね…。
わたしだったら、気がついたら下の水受けにタップタプに水が溜まってた(驚愕)!しかもヌメヌメになってた(絶望)!ってなる、絶対。
重いものでも平気
ワイヤー部分の交差が少ないシンプルなつくりなのに、びっくりするほど頑丈です。
まいにちご飯を炊いているストウブの重い鋳鉄鍋を置いても、まったく歪んだりたわんだりしません。
調理道具をどんどん置いていっても、さらにフィスラーの大きな圧力鍋まで追加した時でも、全然平気。
ここに置いてあらかた水を切っておけば、あとはふきんでかるくさっと拭くだけで片付けられるぐらいの状態にすぐになってくれます。
横置きの箸用かごが便利
一般的な水切りかごの箸などを入れるところってタテ型で上から差し込むかたちのものが多いけど、アレちょっと苦手です。
ちいさいものは取り出しにくくなってしまうから入れられないし、箸などを立てるにしても、底の方で水が溜まったりしてなんか不衛生になりやすそう…。
ラ・バーゼの箸かごは、入れるものを横置きできるタイプ。
箸はもちろん、箸置きのような小さいものや調理中の包丁もそのままぽいっと置いてさっと水切りできる。
水切りかごの大きい方のスペースが埋まっている時に、マグカップや小鉢程度の大きさのものならこの箸用部分にのせてしまうことも多いです。
こっちもしっかりホールドして水を切ってくれます。
まな板の熱湯消毒がしやすい
もしかしたらちょっと変わった使い方かもしれませんが…。
この水切りかご、まな板の熱湯消毒がとてもしやすいのです。
箸かごの部分にまな板を立てかけて置き、やかんから熱湯をざざーっとまわしかけます。
まな板をちょうどいい角度に固定できるのと、まわしかけたお湯がさっと切れてシンクにそのまま流れ落ちていき後片付けも一切必要ないのとで、この作業にぴったりなのです。
おかげで木のまな板もカビたりせずに、長い間きれいな状態で使い続けられています。
「あったほうがいい」ものもある
身の回りの物を減らし始めた時に、水切りかごもやめようと思ったことがありました。
大きなふきんなどを敷いておいて洗ったものを並べていき、さっさと拭いて片付ければ、水切りかごを置く場所も必要なくてすっきりするだろうなと。
たしかに、人数が少なかったり、ワンプレートで済ませることが多く食器の数が少ないならそれもかなりよさそうなんですよね。
でも、3人や4人家族でそれなりにふつうに食事をするだけでも使う食器は結構な数になり、それプラス調理中に使った調理道具もあるわけで…。
それらをすべて洗って並べて都度拭いて片付けて…とやっていくとすぐにふきんもびしょびしょになるだろうし、毎回すぐに拭かないとと思うとめんどくさいし、そのまましばらく置いておくとしてもこんどは水の染みたふきんをべたっとキッチンに置いたままで上に食器や道具を並べておくのがなんとなく気になるなあ、と。
わが家の場合スペースがなくて切羽詰まっているわけでもないので、さっと水が切れ、そのおかげで食器や調理道具自体も乾きやすく、急がないなら洗ったものをそのまま放置しておいても構わない場所としての水切りかごがあるほうが、絶対的に家事にかかる手間と追い立てられるようなプレッシャーが少なく済むと思いました。
わが家では、水切りかごは「あったほうがいい」ものでした。
おわりに
ラ・バーゼの水切りかご、使い始めて十数年になります。
あまりに使いやすいので、10年前の母の日に、実家の母に同じものを贈りました。
それまで下のトレーで水を受けて溜めるタイプの水切りかごしか使ったことがなかった母が、こんなに使いやすいものがあるなんてととても喜び、以来ずっと使ってくれています。(というか、昔はそういう水切りかごしかありませんでしたしね。)
水きりかごを置く場所が全くない!というならともかく、そうでないならば、「洗った物を気兼ねなくいつでもちょっと置いておけるスペース」として水切りかごを設置しておくのは、家事にかかる余計な手間を省いたり気をラクにしてくれたりする面もあると思います。
モノとしても美しく、使っていて気持ちのいい道具です。
▼安くはありませんが、ほんとうに長ーく、気持ちよく使える道具です。
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