秋の尾瀬ヶ原を山小屋に泊まりながら歩いてきた3泊4日旅。
- 1日目:大清水~一ノ瀬~尾瀬沼(泊)
- 2日目:尾瀬沼~小淵沢田代~尾瀬沼北岸ルート~見晴(泊)
- 3日目:見晴~段吉新道~東電小屋~ヨッピ吊り橋~竜宮~山ノ鼻(泊)
- 4日目:山ノ鼻~鳩待峠~横田代~アヤメ平~富士見田代~アヤメ平~横田代~鳩待峠
きょうは3日目の記録。
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尾瀬ヶ原3泊4日ソロハイク 3日目
05:30 起床、散策、朝食
ちょっと早めに起床、というか、眠れなかった…。
夜中からおなかの調子が悪く、頭が重くて重くて…。
気分を変えるためにとりあえず外へ出てみると、美しい燧ケ岳のシルエットが。
反対側、至仏山は雲の中。
朝の空気でちょっと気分が軽くなった。
「尾瀬小屋」の朝食は06:00からなので食堂へ行ってみたのですが、おいしそうな食事を前にしてもまったく箸をとる気力がわいてこない。
しばらくじーっと待ってみたのだけど、とても食べる気になれそうもないので事情を話したら、持ち出しできるおにぎり弁当に切り替えてくれてとてもありがたかった。
チェックアウトが8時だから、着替えなどの準備を考えても小一時間は眠れそう…と思いつつとりあえず自室に戻って布団に潜り込むが、おなかはくだってくるし頭はガンガンしてくるし、頭痛のせいかかるく吐き気までしてきて完全にヤバイ状態。
ここでようやく頭痛薬とおなかの薬を服用。
▼薬も持って行っててよかった…。
08:00 チェックアウト&段吉新道ハイクへ出発
薬を飲んだら途端に頭痛がおさまり、おなかにもなんとなく力が入るようになってきた。
8時、のっそりと出発です。
トリカブトって、花はかわいらしいよねえ。
燧ケ岳。
至仏山。
前日にお昼をご一緒した男性がいい道だと教えてくれた「段吉新道」をちょっと歩いてみたくて、温泉小屋方面へ向かうことにしました。
このあたりで突然、右側の林の方からバッシャンバッシャンいう大きな水音が聞こえてきて思わずかたまる。
感覚的には小学校低学年ぐらいの大きさ(?)のなにかが水に入って動いているぐらいの音と大きさに感じる。
クマ!?いやそもそもクマって水にバシャンバシャンするもの!?と思いつつザックにつけていた熊鈴をわざとガラガラ大きく鳴らしたら、しばらくしたあとにふっと水音がしなくなった。
なんだったのか…。
山小屋、「温泉小屋」。
ここもテラスにベンチシートとパラソルが出てて、気持ちよさそうだった。
その先にある休憩所は閉じてた。
このとなりにトイレがあることを確認しつつ、先へ進む。
この先で左に「三条の滝」への分岐が出てきたので、進んでみる。
尾瀬ヶ原の水がすべてここに集まってきて流れ落ち、日本最大級の水量とも言われる「三条の滝」をぜひ見てみようと思ったのだけど。
道が怖い…。
ものすごく痩せた道に急な階段がかかっていて、しかもこの左側の鎖、この上で一本抜けてるし…。
おなかに力も入らないので、下まで降りるのは断念して引き返すことにしました。
木々のあいだからちらりと見えた滝、ごうごうと響く水音がすごかった。
もときた道へ戻って、分岐から「段吉新道」へ。
あああ、いいね、この道、しずかですごくいい。
大橇沢。
本当はこの先の「うさぎ田代」まで行って戻ってこようと思ったのだけど、おなかの調子がどうにもこうにもなので(涙)、ここで引き返すことにしました。
来た時にチェックしていた温泉小屋近くのトイレへ立ち寄って、おなかを落ち着かせて再出発。
段吉新道、教えてもらった通りほんとうに気持ちの良い道だったので、いずれここを御池方面まで歩きたいです。
10:50 東電小屋、ヨッピ吊り橋へ
至仏山がきれいに見える。
「左:見晴」「右:東電小屋」の分岐を右折して、東電小屋方面へ。
ヨッピ川にかかる橋を渡る。
水面の光り方からわかるとおり、日差しが猛烈に強い日でした。
東電小屋への道は、山の雰囲気。
木陰が気持ちよくて、癒された。
東電小屋と、その先にのびる木道。
この区間は尾瀬ヶ原の中に通っているほかの木道よりもずいぶん持ち上げてかけられているためちょっと高度感があり、アスレチックを歩いているような気分になる。
東電小屋付近の区間の入り口にも出口にも熊よけの鐘が立っています。
尾瀬は「山」なんだよなあ、とあらためて。(カーンカーン!)
ヨッピ吊り橋。
この向こう岸左手が、「新潟」「福島」「群馬」の3県境となるポイント。
萌えである。
その萌えポイント横にウッドデッキとベンチがあるので、そこで「尾瀬小屋」で持たせてもらったおにぎり弁当を広げました。
食欲があるかと言ったら、まったくない!
でも朝から何も食べていないのでさすがに…と思い、頑張って口に入れたらちょっと元気がでた。ありがたや。
12:00 竜宮小屋へ
太陽ギラギラで暑い。
でも、むかし娘と見晴へ行ったときに途中通った竜宮小屋周辺の木立が美しかったことを思い出し、竜宮方面へ向かってみることにしました。
左手に燧ケ岳。
右手に至仏山。
いやー、最高。
12:30、竜宮小屋が見えてきた。
向こうは燧ケ岳。かっこよ。
竜宮から見る燧ケ岳。かっこよ。
川のせせらぎを聞きながら、木立の中の木道あるき。
竜宮小屋で、コーヒーをいただきました。
ちょうど13時に、小屋のふるい大きな振り子時計が「ボーン」となる音を聴けた。
30分ほどゆっくりさせてもらいました。
13:30 山ノ鼻へ
きょうの宿泊地、山ノ鼻に向けて出発。
途中の有名スポット「竜宮」は、水量が少ない秋だからかあまり顕著な水流は見られませんでした。
ここから山ノ鼻までは前を向けば至仏山、振り返れば燧ケ岳、の絶景で、写真を撮っても撮ってもキリがない 笑。
夏と違ってすれ違う人も少なく、本当に静かな尾瀬ヶ原を満喫することができました。
15:00 山ノ鼻に到着、「至仏山荘」チェックイン&夕食&就寝
15:00ちょうどに、予約していた至仏山荘に到着。
たどり着けて良かった…。
この日も宿泊者が少なかったようで、前日の「尾瀬小屋」につづいて個室扱いに。
ふだんだったら4人利用?のところ、ゆったり使えて本当にありがたかった。
至仏山荘は入浴15:30~19:00、夕食17:00~18:00とのことだったので、チェックイン後ほどなくお風呂へ。
さっぱりして部屋でゆっくり過ごしていました。
17:00、夕食が用意できたという全館アナウンス。
…おなかが空かない…。
17:20ごろ、わざわざ部屋のドアをノックして夕飯を知らせに来て下さる。
…おなかが空かない…。
ズルズルと食堂へ降りて行ってみると、目を疑うような豪華な食事。
右奥の陶器の中では、煮込みハンバーグがアッツアツ。
紙をかけてあるお膳のなかは、懐石料理かと思うようなおいしそうな品々が詰まってる。
なのに。
…おなかが空かない…。
…箸を取り出して持つ気にもなれない…。
…これあれだ、保育園で給食がまったく食べられなくてまいにち居残りだった時のきもちだ…(何十年前のはなし)。
…なんか泣きそうになってきた…。
食堂のかたに事情を話し、一切食事に手を付けないまま部屋に戻る。
かなしい。
てか、この日いちにち、おにぎり弁当しか食べてない。
どうなってるのか。
しかたない、寝よう。
就寝。
おわりに
わたしは、運動中の休憩や水分の摂りかたがとても下手。
この日の不調は、前日の行動中の水分の摂りすぎだったようです。
暑かったので、ばてないようにと水を多めに飲んだのがよくなかった(胃弱)。
さて最終日になる4日目、どうしようか…。
▼持って行った荷物と装備はこちら。薬もちゃんと持って行ってよかった…。
▼今回の尾瀬ハイクのくわしい山行記録はこちら。歩いたルートとポイントポイントで撮影した写真が、地図上で一覧できます。
⇒ 3泊4日!尾瀬ヶ原ざっくり一周のんびりハイク(ヤマレコ)
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