山友さんたちと、上高地へキャンプに行ってきました。
井上靖の小説『氷壁』にでてくる山小屋「徳澤園」のキャンプ場で紅葉を楽しみつつまず一泊、翌日は上高地バスターミナル近くまで戻って小梨平のキャンプ場でもう一泊、で帰って来よう!
…という当初の計画が、直前の降雪と寒さ、そして翌日の雨予報のため一泊だけに変更になりましたが、とてもいいキャンプだった。
きょうは1日目の記録。
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晩秋の上高地キャンプ:しゅっぱーつ!からおやすみなさーい!まで
2021年10月20日夜の出発から21日夜のテント就寝までを時系列で。
20日 22:40 東京駅八重洲南口よりバス乗車
上高地行きバス「さわやか信州号」に乗車。
3列シートで深くリクライニングでき、フットレスト、電源ありと超快適。
東京駅を出発。
談合坂SA、諏訪SAでトイレ休憩、途中もう一か所で運転手さんの仮眠休憩1時間をはさみつつ、早朝5時に釜トンネルが開くのと同時に上高地に入りました。
車内はわれわれと、もう2人しかいなかった。
21日 05:11 大正池バス停到着
「大正池」のバス停で降りると、外は真っ暗&さっっっむい!!!
こんな状態で、わたしは12㎏の荷物を背負って、キャンプ場までちゃんとたどり着けるだろうか…?
21日 05:30 大正池を出発
大正池バス停近くのトイレで準備をすませ、ハイクスタート!
ヘッドライトの明かりをたよりに大正池のほとりに下りていくと、この景色。
真っ暗な中でもくっきりと、雪をかぶった焼岳が大正池の水面にうつくしく映っていました。
寒いけれど、ぼーっと見とれて写真を撮ってまた見とれて、の繰り返し。
木道を歩いてようやく先へ進みます。
雪が積もっているというか霜がおりているというか、歩くとシャクシャクと音がする。
どんどん明るくなってきます。
雲の間から見える白い山のいただきの美しさと厳しさに、あちこちで足が止まります。
おおきなサルが平然と横を通り過ぎていった。
木に登り、葉っぱをむしゃむしゃ食べていました。
前を見ても後ろを見ても、絶景かな絶景かな!
寒くて寒くてこころが折れそうになりながらも、絶景に励まされて歩きました。
21日 07:30 河童橋到着&コーヒータイム
歩き始めて2時間、ようやく河童橋に到着。
いやー、もう、(寒いし美しいしで)ことばがないよ…。
山友氏がここでコーヒーを淹れてくれました。
あったかいのみものって大事ね…、冗談じゃなく、生き返るここちがした。
上高地~!
この世のものとも思われないほどのうつくしい景色に、カンパイ!
(手前にはピントが合わなかった。)
ほんとおいしかった、ごちそうさまでした。
ここ河童橋をきょうの目的地だと勘違いしていて、まだまだ三分の一ほどしか来てない事実に膝から崩れ落ちていた山友ちゃんも、あたたかい飲み物で元気を回復。
小一時間ほど休憩して、出発!
21日 08:45 小梨平からの絶景!
河童橋から歩くこと10分ほどで、小梨平へ到着。
ここからの景色ももう、言葉を失う美しさだった。
真っ青な空と真っ白な山のコントラストが強烈で、肉眼で見ていても合成映像にみえるほど。
ここまでの晴天と景色は、狙ってもなかなか望めないでしょう。
来てよかった…!!!
21日 09:00 小梨平を出発
もう、写真を撮ったり見とれたりここでもキリがないけれど、後ろ髪をひかれつつ出発。
小梨平から先は日の光がたっぷり差し込み、あたたかくて気持ちがよかった。
あまりに気持ちがほっとして、「はあああ…あめつちの恵みに感謝~」なんて言葉がでてきた 笑。(「河童橋じゃなくて小梨平でコーヒー飲めばよかったんじゃないの?」なんて言葉もでてきた 笑。)
太陽のちからはすごいねえ。
21日 10:15 明神を出発
10時ちょうどに明神に到着。
やっと目的地への半分ぐらいまで来たかな?
明神の山小屋「明神館」前でちょっと一息。
明神池も行ってみたいけど、今日はまあいいや。
10分ほど休んで、いよいよこの日の目的地「徳沢」へ向かいます。
青い空に白い雪に緑の葉、黄色の葉、水の音、鳥の声…。
ああ、天国かな、と思いながら歩いていました。
21日 11:15 徳澤園に到着&ランチ
ようやくこの日の目的地、徳沢の「徳澤園」に到着。
ついたーーー!!!がんばったーーー!!!
徳澤園の食堂「MICHIKUSA SHOKUDO」、すっごくオシャレ。
カレーとアルコールで、かんぱい!
しみた…おいしかった…。
目を上げれば、この景色だし。
大・大・大優勝!!!
21日 12:30 徳澤園キャンプ場でテント設営&昼寝
さて、背負ってきた荷物をほどいて、この日の寝床を確保します。
それぞれのテントが建ちました。
この日は全部で15張ぐらいあったかな。
草地でふかふかの地面、ふんだんに降り注ぐ日の光、見上げれば白い山。
すばらしいキャンプ場です。
わたしはなんだかお尻が冷えて冷えてたまらない感じだったので、お湯をわかしてナルゲンボトルに入れて湯たんぽをつくり、尾てい骨の上にホッカイロを貼って、いそいそと寝袋に潜り込みました。
さむいさむい。
そして、テントの中で寝袋にくるまったままのぞき見る絶景。
最高 of 最高な気分の中、昼寝。
21日 20:00 夕食&就寝
だいぶ前からみんなが外で食事を摂っているのに気づいたけれど、寒くて寝袋から出る気がなかなか起きない…。
いつもの「旅先ではあんまりおなかがすかない病」も相まって、特におなかも空いてないんだよな…。
でも、寝ている間に凍死するのも困るし(大げさ)、みんなとおしゃべりもしたかったので、気合で外に出ました。
おでん、里芋のにっころがし、キングサーモンの缶詰といった、山とは思えない超重量級なごちそうが並んでいたので、お米だけ炊くことにした。
(山友ちゃんのザックがあんなに小ぶりなのに、「計ってみたら12㎏あった!」と言っていた理由が判明した瞬間…!)
ごはんをみんなで分けておでんといっしょにいただき、のこりのごはんをお茶漬けの素でかきこみ、チタンフラスクに入れて持って行ったウイスキーをお湯割りにして飲んだ。
さて、どれぐらい冷え込むかな…?と、不安半分ワクワク半分で就寝。
おやすみなさい、またあした。
おわりに
赤・黄・緑の紅葉の景色をたのしみつつキャンプしよーぜー!と言っていて、前日になって突然の降雪…と聞いた時にはイヤー、まいったなー、と思ったのですが。
雪をかぶった山々と真っ青な空とそれを映す水面、目がバグったかと思うほどの絶景に囲まれて、重い荷物背負ってここまで歩いてきてよかったなー!と天国気分でした。
2日目につづきます。
▼ウイスキーを持って行ってお湯割りで飲むめば、あったかくて最高。
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