先日の上高地でのキャンプの翌日、夫が松本に来て合流しました。
お昼、麓のまちで山友とお別れ。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 23, 2021
夕方、入れ替わるように夫が合流完了。
さて、ごはん食べにいこ。 pic.twitter.com/3ikUAzqdIk
次の日にいっしょに行った「松本十帖」というブックホテル&カフェが、選書、建築・インテリアデザイン、お料理、どれをとっても夢のようにすばらしかった。
ボールプールを備え、児童書をいっぱいに集めた本棚が迷路のように並んでワクワク感を盛り上げる子ども用フロアなどもあり、家族で行ってもみんなで何時間でも没頭できてしまいそうなスポット。
レポートします。
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「松本十帖」とは?
長野県松本市の浅間温泉にある「松本十帖」は、こんな感じのスポット。
「松本十帖」は、貞享3(1686年)創業の歴史を持つ老舗旅館「小柳」の再生プロジェクトの総称です。十帖とは「10の物語」という意味。この場所で様々な物語を感じ、またお越しいただいた方になにかの物語が始まれば、という意味で名付けました。
敷地内には「HOTEL 松本本箱」「HOTEL小柳」という2つのホテル、ブックストア、ベーカリー、ショップ、レストラン、ハードサイダー醸造所などがあり、敷地外に「おやきとコーヒー」「哲学と甘いもの。」という2つのカフェがあります。
そして松本十帖は、単なるホテル再生プロジェクトではなく、「エリアリノベーションのきっかけ」になることも目指しています。
「温泉街を人々が回遊すること」をイメージして、敷地外に2軒のカフェを作りました。閉じていた旅館を「解放」するため、入り口を4か所に設けて、ブックストアやベーカリー、ショップなどを旅館の敷地内に作りました。
「なぜそんなことをするの?」という声も多いのですが、それは「日帰りのお客様にとっても魅力的な浅間温泉にすること」が、最終的に宿泊者の増加につながると考えているからです。
「松本十帖とは?」より引用
松本市北部の浅間温泉エリア内に、ホテル、温泉、ブックストア、レストラン、バー、生活雑貨ショップ、ベーカリー、カフェが点在しています。
わが家が家族でよくお邪魔している下諏訪の「マスヤゲストハウス」に行ったとき、ヘルパーの女の子が「松本にオシャレですっごい素敵なブックカフェがあるんですよー!!!」と教えてくれ、かねてからぜひ一度行ってみたいと思っていました。
Book store「松本本箱」
松本十帖の中のブックストア、「松本本箱」。
「新しい知との出会い」をコンセプトにしたブックストア『松本本箱』。店内は「本の道」「げんせん本箱」「オトナ本箱」「こども本箱」「三六五+二(367)」の5エリアに分かれています。
選書の基準は「知らなかった世界に触れ合える本」。知識と興味の入り口になる写真集や画集、エッセイや入門書を中心に1万2000冊を取り揃えています。
選書は日本を代表するブックディレクターの幅允孝(はばよしたか)さん率いる『BACH』と、日本出版販売の選書チーム『YOURS BOOK STORE』。それぞれのエリアでコンセプトも選書の詳細も異なります。
ぜひ本の世界、新しい知の世界に溺れてください。
「施設のご案内」より引用
のれんをくぐって建物内に一歩足を踏み入れるとリノベーション空間いっぱいに本棚がならび、大人も子どもも一冊本を手に取るとそこからどんどん興味が広がっていく、魔法のような時間が過ごせる場所です。
本の道
フロントから奥へと続く「本の道」。
「本から様々な流行を知る」ことをコンセプトに選書されています。現在のベストセラーだけでなく、過去のベストセラーから時代を振り返ったり、時代の流れを感じたり……。タイムマシンに乗るように、時代の走馬灯を眺めるように、「本の道」を歩いてみてください。
本の道には松本本箱スタッフが厳選した雑誌も置かれています。一般書店とはまた違う雑誌のラインナップもお楽しみください。
「施設のご案内」より引用
げんせん本箱
日本を代表する選書家でありブックディレクターの幅允孝さんが提案する、日本初の「エキシビション型書店」。エキシビションテーマは「新しい生活様式」。盛んに言われる「新しい生活様式」とは何なのか。本を構成することでその答えを問います。
これから自分たちは何を目指せばいいのか、その答えが書棚に詰まっています。
「施設のご案内」より引用
オトナ本箱(ブックバス)
「本に溺れる」をコンセプトにした「オトナ本箱」は、以前の大浴場を利用したブックバスです。「オトナの写真集」をテーマに、さまざまな色気のある写真集を選書しています。
湯船に浸かりながら、寝転がりながら、ゆったりお過ごしください。
ひとり(または2人で)本の世界に没頭したい時は、「オトナ本箱」手前にある「おこもり空間」へ。本棚の奥は個室空間。テーブル+電源が備え付けてあるブースもあります。
「施設のご案内」より引用
こども本箱(ブックプール)
オトナ本箱の階下にあるのが「こども本箱」。同じく大浴場をリノベーションしたブックプールです。
洗い場は迷路型の本棚に、浴槽はボールプールになっています。
絵本がずらり2000冊。こどもはもちろん、オトナも童心に帰って絵本を楽しんでください。
「施設のご案内」より引用
グリルダイニング 「三六五+二(367)」
松本十帖の中のグリルダイニング、「三六五+二(367)」。
薪火のグリルダイニング「三六五+二(367)」の周囲にも本がずらりと並んでいます。
こちらのテーマは「料理を知る&信州を知る」。食から信州を知る、信州から食を考える、様々な本が並んでいます。
「施設のご案内」より引用
こちらで「本日のタルティーヌ」のセット(1,320円)と、「3種のディップソースのフライドポテト」(550円)を。
スープもサラダもタルティーヌも野菜の味がしっかりしていて、とてもおいしかった。
フライドポテトは皮つきでサクサクと香ばしく、ディップもどれもポテトによく合って、今まで食べたフライドポテトの中でいちばん好き。
デザートのソルベは上に葛のようなとろんとした食感のものがかかっていて、それが冷たさを適度に和らげながらのど越しをさらによくしていて、最後までおいしくいただけました。
雑貨ショップ「浅間温泉商店」
松本十帖の中の雑貨ショップ、「浅間温泉商店」。
ホテル「小柳」1階には『浅間温泉商店』があります。品揃えのコンセプトは「生活を彩る雑貨や食品」。
長野県内のものにこだわらず、良質な生活をもたらしてくれる器や雑貨などを取り揃えています。
「施設のご案内」より引用
カフェ「おやきとコーヒー」
松本十帖の中でホテルのレセプションも兼ねるカフェ、「おやきとコーヒー」。
カフェ『おやきとコーヒー』(レセプション)は、東京・中目黒のハンドドリップコーヒースタンド「artless craft tea & coffee」とのコラボレーション。
ホテルから徒歩3分の駐車場横、湯仲間の共同浴場「睦の湯」の一角にあります。
1杯ずつ丁寧にハンドドリップした、ほのかな酸味とアロマが特徴の中炒りコーヒーをお楽しみください。
「施設のご案内」より引用
おわりに
松本十帖、行ってみればもう、時間が融ける融ける…。
本は必ずしも購入する必要はないし、見るだけで一向に構わないそうなのですが。
わたしはかねてからネットで買い物かごに入れてあった本がたまたま「松本本箱」の書架に並んでおり、さらにそのまわりにあった本ももうたまらぬ興味深さだったので、合わせて3冊を購入してホクホク抱えて帰ってきました。
ほんとうに、一冊手に取るとそのまわりにある本につぎつぎと興味がつながっていき、あちこちに並べられたデザイナーズチェアに腰を下ろしてどんどん読み進めてしまいます。
小さなお子さんづれのご家族も多く、「こども本箱」フロアでボールプールに足をつっこみながら何冊も何冊も読み聞かせを続けている親子の姿も。
近くに住んでいたら、カフェやバーを回遊しつつ、朝から晩まで入り浸ってしまいそう…。
まわりの町並みの空気感も、エモが過ぎる。
「小柳」でのホテルステイはわが家の感覚だとかなりお高かったので(悲)日帰りで行ってきましたが、「松本十帖」のコンセプト通り、エリア内をのんびり回遊しているだけでも空気感を満喫できるようになっていると思います。
本が大好きな大人&子ども、カフェやおいしいものやきれいなものやかわいいものが大好きなみなさま。
「松本十帖」すごくすごくステキですよー!
▼連れて帰ってきたのはこの3冊。これからの人間社会の変化を考えていく上でのヒントになりそうで、大変おもしろいです。
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▼松本、食べ物はおいしいしオシャレスポットはいっぱいあるし、もっといたかった…。
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