先日、下関・門司・小倉3泊4日ひとり旅に行ってきました。
きょうはその3日目&4日目の記録。
日中が暑すぎるので早朝に門司港を散策し、小倉へ移動して旦過市場と小倉城を見て回り、最後に門司港で焼きカレーを食べて新門司港からフェリーに乗り、関東へ帰ってきました。
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3日目:門司港~旦過市場~小倉城~門司港
06:30 門司港散策
毎日毎日焦げそうに暑いので、朝早い時間に動けるところは動いておこうと、早起き。
ゲストハウスPORTOのスタッフさんから、最近、「清滝」というエリアにカフェなどがどんどん出来つつあってホットだという情報を聞いていたので、早い時間帯に散歩に行ってみる。
途中、ずいぶんパンチの効いたお店があった。
お店全体このカラーリング。
こちらも味があっておもしろいと聞いていた、栄町銀天街。
昭和な雰囲気に満ちててイイ。
栄町銀天街から分かれてくねってのびていく小路に入ってみた。
時間が止まっているような「栄小路」、こじんまりしているけど味があってすごく良い。。
大通りを渡ってゆるやかに坂を上っていくと、現存する料亭の建物としては九州最大級という三宜楼(さんきろう)。
木造三階建てで瀟洒な意匠いっぱいの館内は、無料で見学できるそう。(この時は早朝なのでもちろん開いていなかったけど。)
三宜楼の脇の小路を山の方へあがっていくと、目的の清滝エリア。
このエリアは市街化調整区域になっていて、味のある古い建物そのままに、内部をおしゃれにリノベーションしたカフェなどの店舗がどんどん増えてきているとのこと。
美しいれんが塀が印象的な一画は、カフェやギャラリーなどになっている。
すでに営業している門司港カフェ 四稀(shiki)や、定額住み放題サービスADDress門司港邸を中心として周辺に作業中の物件がいくつもあったので、今後おおきく変化・進化しそうなスポット。
栄町銀天街へ戻ってきた。
通り沿いのバス停でバスを待つ人や、手をつないで幼稚園に向かうらしいお子さんとママの姿がみかけられ、街が動き出した感じがする。
こちらから見る坂の上の三宜楼も立派。
木造三階建てのりっぱな料亭、往時はさぞ賑わっていたんだろうな。
栄町銀天街の端から続くこのあたりも、古い建物を利用したちいさな飲食店がいっぱい並んでいて、掘りがいがありそうなマニアックな雰囲気がぷんぷんした。
このグリシェンカフェ、新疆ウイグルの雰囲気たっぷりのカフェとの評判らしいのでぜひ訪れたかったのだけど、夜に行ってみたらおやすみだった…。すごく残念。
旧0哩(ゼロマイル)標が見られてよかった。九州鉄道の起点!
朝の門司港駅。
向こうの山がきれいな円錐形に見えて、駅舎との調和がうつくしい。
駅前の交差点を渡って門司港側へ。
街のそこかしこにレトロで趣のある建物が残る、港の風景。
歩き回っておなかが空いたので、ゲストハウスPORTOのスタッフさんに教えてもらった安全入船食堂へ。
古ぼけた小さなピンク色のコンテナでできた店内でいただく、330円の「朝定食」。
おいしかった!
10:30 小倉 旦過市場&小倉城へ
まだ朝の9時前なのにもう暑い。
一旦ゲストハウスPORTOへ戻り、1時間ほど部屋で涼んで休んでから、チェックアウト。
門司港駅へ戻り、電車で小倉へ向かう。
小倉へ近づくにつれ、窓の外に倉庫や工場らしき建物が増えてくる。
むかし小学校で習った、「北九州工業地帯」だね。
小倉駅へ到着。
駅構内を歩いていたら、モノレールがあった。
路線図を見ると「旦過」という駅があったので、飛び乗ってみた。
ものの数分で旦過駅に到着。
旦過駅は旦過市場の目の前。
旦過市場は小倉駅から10分ほどの距離とのことなのでそれぐらいならともともと歩いていくつもりだったけど、本音では「暑いし何とかならんもんかなあ…」とも思っていたのでちょうどよかった。
モノレールの駅を出て、旦過市場へ。
昭和時代ぜんぶ盛り!といった感じの独特な空気感の中を歩き回り、夢中でカメラのシャッターを切ってきた。
そして、わたしが行ったこの日から1週間もたたない8月10日の夜、旦過市場で火災が発生。
春の火災以来2度目の大火災で、またずいぶんたくさんの店舗が焼失してしまったよう。
バナナジュース屋さん、うどん屋さん、かまぼこ屋さん、ぬか炊き屋さん、お店の中に立って謡を気持ちよさげに唄ってたおじいさんの八百屋さん、大丈夫だったかなあ…。
旦過市場、もっとじっくり、しつこいほどじっくり、歩いてくればよかった。
ちょっと後悔している。
旦過市場を出て、小倉城へ向かってみる。
この日は北九州最大のお祭り「わっしょい百万夏まつり」だったそうで、小倉城のまわりにたくさんの露店が準備中。
夜には大きな花火大会も開かれるとのことで、まち全体が浮足立っている感じがする。
川べりの噴水公園でこどもたちがキャーキャー楽しく水遊びしているのを見ながら、旦過市場で買ってきた小倉かまぼこ店の「カナッペ」を食べたり。
長崎で食べたハトシみたいな感じで、中のすり身がふわっと、外のパンがしっとりしてておいしかった。
長崎街道の起点だったという大きな木製の橋、常盤橋。
江戸時代の小倉の城下町の雰囲気を残しつつ、橋の向こうには日本製鉄九州製鉄所の煙突と建物の赤茶けた風景がのぞき見える場所。
橋を渡って小倉駅へ向かう道には、京町銀天街のアーケード。
古くからあるだろう歓楽街らしい空気感。
暑くて暑くてちょっとばて気味なので、小倉駅の駅ビルの中のベンチでひとやすみ。
そうしている間にも、海沿いのミクニワールドスタジアムで開催されるというこの日の夜の花火大会に向けて、小倉のまちは人がどんどんどんどん増えてくる…。
高校生のお嬢さん3人組の浴衣姿がかわいらしかったので、ちょっと声を掛けて撮らせてもらった。キラキラしてた。
この日の夜に乗船する予定の東京九州フェリーは、この小倉からも新門司港行きの無料接続バスが出ているので、このまま夜まで小倉にいてもいいなーと思っていたけれど。
あまりに人が増えてきたし、こうなると夜の駅前も大混雑になるだろうし、そういえば門司港で名物の焼きカレーも食べていなかったしということで、門司港へ戻ることにした。
17:00 門司港駅へ
小倉駅で、ソニック!
885系かもめ!
九州の特急列車は、見てるだけでワクワクするねえ。
門司港駅へ向かう途中、初日に下関に行く時に経験した「直交転換」の切り替えを促す駅の標識や、関門海峡の下へ潜っていく関門鉄道トンネルの入り口がちらっと見えて、気分がアガる。
昨日から門司港駅には何度も何度も来ているけれど、門司港駅に電車で到着するのも、車内から車止標識を見るのも、何気にこの時がはじめて。
車止標識、終着駅という感じが好き。
門司港駅へ戻ったはいいものの外が暑すぎるので、クーラーがガンガンに聞いた待合室で休憩。
さっきから休憩ばっかりしてるけど、ほんとに暑いし、かといってあちこちで飲んだり食べたりしてお腹いっぱいで今更カフェなどに入る気もしないので、しかたない…。
陽が落ちてなんとか外を歩けそうな気温になったので、夕暮れの門司港をひと歩き。
ゲストハウスPORTOのスタッフさんが、方角的に下関からは朝日の風景が美しく見え、門司からは夕日の風景が美しく見えると思うと言っていて、ほんとにそうだと思った。
夕食を摂れ、かつ、フェリーに乗るまでの夜の時間を過ごせるお店で落ち着きたかったけれど、門司港周辺の飲食店は、早い時間に閉まってしまうところがとても多い。
朝の散歩で見かけて夜の時間はココで過ごそう!と思っていた「グリシェンカフェ」は、行ってみたら臨時休業で開いていなかった…。
コロナ禍のいまはほんとにこういうことが多い。しかたないね。
もうひとつ、遅い時間まで開いていて、門司港名物だという焼きカレーが食べられるお店としてチェックしていた六曜館へ。
店内は古き良き純喫茶風のしつらいながら、中南米のエスニックな小物がちりばめられた不思議な雰囲気。
門司港名物だという「焼きカレー」を食べた感想。
ナンカスミマセン…笑。
夜の門司港を歩く。
夜の門司港駅も美しいなあ…。
今回の滞在中、時間をかえて何度もなんども見に行ってしまった門司港駅。
あー、門司港駅、美しかったなあ…。https://t.co/ko9T224laf
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 21, 2022
朝、昼、夕方、夜と、何度も何度もストーキングしてしまった…。#門司港駅 pic.twitter.com/nSuORjgyAm
あとはフェリーに乗って帰るだけなので、この駅もいよいよ見納め。
いつか見たいと以前からずっと思って来て、今回見に来られてほんとうに良かった。
21:55 門司駅へ
21:55発の鹿児島本線で、門司駅へ向かう。
レトロなフォントがあじわい深い、門司港駅のこの駅名標もよかったなあ…。
22:30 東京九州フェリー接続バス乗車
2駅先の門司駅で降りて、東京九州フェリー接続バスの乗り場へ。
バス停のベンチに座っていると、浴衣を着た若いカップルが駅からどんどん出てきた。
小倉の花火大会が終わって、ちょうど帰宅時間だったみたい。キラキラ、まぶしかった。
22:30 接続バスが到着、乗車。
思いのほかたくさんの乗客がいてちょっとびっくり。
23:00 新門司港フェリーターミナル到着
23:00、新門司港のフェリーターミナルに到着。
予約していた乗船チケットを発券してもらい、乗船。
23:55 それいゆ号 出航
23:55 東京九州フェリーそれいゆ号、横須賀へ向けて定刻通り出航。
さよなら、下関&北九州!たのしかったです!
4日目:東京九州フェリー それいゆ号 船中泊
乗船したそれいゆ号、昨年2021年7月に就航したばかりの新造船だけあって、船内はどこもめちゃくちゃきれいだし、設備も充実。
女性専用室で気兼ねなく過ごせたし、船上の露天風呂サイコー!だし、海を見ながら食事ができるレストランもよかったし、プラネタリウムや映画を観られたのも楽しかった。
20:45 横須賀港到着
20:45 定刻通り、横須賀港に到着。
船旅もいいねえ。
これにて下関・門司・小倉3泊4日旅、終了。
下関・門司・小倉3泊4日旅 まとめ
今回は、「そうだ…!世間のお盆休みが始まる前に…!」といきなり思い立って出発2日前に唐突に決め、一気にあれこれ整えて出かけた旅だった。
そのためか、出発時の飛行機では滝汗をかくような大慌ての事態ともなったけれど、かねてから見たいと思っていたものを見て、やりたいと思っていたことをやれて、とてもよかった。
①門司港駅を見たい!
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 10, 2022
②東京九州フェリーに乗りたい!
から始まって、
③関門トンネルを電車で通りたい!(交直転換を見たい!)
④火の山展望台から関門海峡を見たい!
⑤関門トンネル人道を歩きたい!
となると、今回みたいな旅程になるわけです(唐突) pic.twitter.com/uyN3jF8hZu
今回もたのしい旅だった!
▼日傘も帽子もサングラスもアームウォーマーもハンディファンも水筒もばっちり入っているけど、荷物はリュックひとつ。よく歩いた!
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