9月1日は防災の日でした。
日本に住んでいる限りおそらく避けて通ることができない、地震や台風などによる「災害」。
自分がいま想定できる範囲で、できるだけきちんとそのリスクに備えたいと思っています。
でも、わたしは芯までずぼらでめんどくさがりなので、防災のためになにか特別な準備を増やすのではなく、あくまで自分のふだんの生活の延長線上で対応できるしくみにしておきたい。
きょうは、そんな気持ちで普段から常時ストックしている缶詰についてまとめました。
わが家でストックしている缶詰リスト
わが家でだいたい常にストックしている缶詰は、これくらい。
どれもふだんのくらしでよく使っているもので、それがそのまま防災備蓄にもなっているというものたちです。
豆の水煮缶
紙のパックに入っているので正確には缶詰ではありませんが…、キドニービーンズとひよこ豆の水煮は大体いつも家にあります。
ふだんは、豆のマリネサラダ、チリコンカンなどに使っています。
トマトの水煮缶
トマトの水煮缶もとにかくよく使うものなので、大体いつも置いてあります。
ホールタイプは潰すのが面倒なので、カットトマトタイプを使うことが多いです。
ふだんは、スープ、チリコンカンやカレーなどのベースに使っています。
災害時には、これとおいしいだしで春雨でも煮てスープにしたり、豆をさっと煮たりすればいいかなと思っています。
ツナ缶
ふだんは、サンドイッチ、サラダ、切り干し大根のマリネなどに使っています。
災害時には、おにぎりの具にしたり、マヨネーズとあえてディップ的に野菜につけて食べればいいかなと思っています。
鮭の水煮缶
ふだんは、とっても簡単な鮭のちらしずしを作るときに使っています。
それ以外は使い道がないのですが、わたしはふだんから週に一度しか買い物に行かないので、週の後半にどうしてもたんぱく質が足りなそうなときには、この缶詰と酢飯でかんたんにちらし寿司にしてしのぎます。
災害時には、味噌やみりんでも加えてぐつぐつ煮て、ご飯と一緒に食べればいいかなと思っています。
やきとり缶
これはふだんからよく使うものではなく、どちらかというと備蓄用メインだと思っています。
でも、ふだんの食事で何かもう一品という時に、玉ねぎの薄切りとでもいっしょに出しておけばなんとかなるだろうという安心感。
災害時にはごはんにのっけてタレを回しかければ、りっぱに一食にもなるかなと思っています。
いなばのカレー缶
これは、備蓄用でもあり、わたしが家でお昼ご飯として食べる物が何も残っていなかったときによく助けてもらうものでもあります。
このカレー缶、キャンプをする方にはかなり以前から人気の缶詰で、ひとつ90円ぐらいと安いのになかなか本格的でおいしいのです。
家族の辛さの好みもあるので、いろんな種類を合計で10個くらい置いています。
ここ最近でパッケージデザインが一新されたようで、シリーズで統一感が出ました。
さば缶
これは、普段からあるものではなく、いただきもの。
ずいぶん高級そうなのでこれを常備することはわが家ではないと思いますが、さば缶自体は備蓄しておいてもよさそうです。
缶詰をローリングストックするメリット6つ
災害時用に、缶詰をローリングストックしているメリットは6つ。
普段使いしやすい
「防災備蓄」としてしまいこんでしまうと、結局使わないまま消費期限が過ぎてしまいやすい。
災害時に使おうと思ったら、全部あり得ないぐらい古い日付のものだった…というのでは、いざという時にとても困ります。
缶詰はほかの食材と合わせて普段の食事にも使いやすいので、使う→あたらしいものを買って補充するというローテーションが回しやすいです。
補充しやすい
ふだん買い物をするスーパーの缶詰コーナーで買えるものばかりなので入手しやすく、「使ったら補充する」のローテーションがしやすいです。
防災備蓄として特別なお店でわざわざ買う必要のあるものだと、なかなか普段のくらしで使うことができなくなってしまうし、そうすると必然的にローリングストックのローテーションがまわりにくくなってきます。
いつでも食べてOK、だっていつでも補充できるから、というスタンスでいられるようにしておくほうがラクです。
安い
ふだんから使うものでもあるので、あまり高価なものはストックしません。
無印のカレーなんて、美味しくて美味しくてぜひ備蓄したいところですが…、なにぶんとてもいいお値段なので!
ローテーションをすっきり回していくには、高価でないほうが気楽でいいです。
常温で保存できる
ふだん用にストックしていても、缶詰は冷蔵庫のスペースを占拠することはありません。
災害時に停電で冷蔵庫がうごかなくなっても、問題なし。
ふたを開けさえしなければ急激に劣化することがないので、ほんとうに必要なタイミングで使うことができます。
火を通さなくても食べられる
缶詰に入っているものは、すべて加熱済み。
最悪、災害時にガスも電気も止まって熱源がないようなときでも、缶をあけるだけで食べることができます。
直火にかけられる
わたしが缶詰で一番気に入っているのはこれ。
直火に直接かけても大丈夫なこと。
災害時には電気もガスもとまってしまって、熱源がないかもしれません。
レンジであたためることもできません。
鍋に移してカセットガスコンロに載せればいいですが、水は貴重なので、鍋を使わないに越したことはありません。
缶詰は、五徳の大きさとのバランスはありますが、ふたをあけて直火にかけて加熱することができます。
いなばのカレー缶の新しいパッケージは、紙の帯がくるりととれる。
まっさらの缶になるので、直火にもかけやすい。
いなばさん、よくわかってるぅー!
防災備蓄は、ふだんのくらしの延長で
防災備蓄を特別なものとして別枠で考えると、どうしてもふだんの生活と切り離されてしまう。
すると、準備に手間とお金がかかるわりには、数年後、結局使わないまま無駄に廃棄するだけになってしまいがちです。
自分がふだんのくらしで使うもので、災害時にも応用が効きそうなものをローリングストックする。
使ったらこまめに補充し、ローテーションを回していく。
ふだんのくらしでも使いやすい缶詰は、災害時の備蓄としてもおすすめです!
▼ミニマムに暮らしたいと思ってはいても、防災面は省かずに。
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