先日、佐賀県へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは、1日目の記録。
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1日目:呼子朝市、波戸岬、名護屋城址
07:00羽田空港発。
ここのところ羽田空港の保安検査場での待ち列が長くなってきて、出発時刻に間に合うかやきもきすることが増えてきた。
コロナ禍まっただ中のあのすっかすかの空港の雰囲気が、ちょっとなつかしい…。
08:50福岡空港着。
09:21 福岡空港から西唐津へ
福岡空港ってホント便利よねえ。
地下鉄空港線に乗ったらそのままJR筑肥線に乗り入れ、西唐津まで連れて行ってくれる。
糸島あたりから先は海沿いを走っている区間が多く、景色の移り変わりを眺めているのがとても楽しい。
10:42、西唐津駅着。
10:52、西唐津駅前バス停から呼子行きバス発車。
11:20、呼子バス停着。
11:30 呼子朝市
予約していた宿のおかみさんから、「呼子に着いたら荷物だけ先に置きに来てもらっても大丈夫ですよ」と言ってもらっていたので、一旦宿に立ち寄って着替えなどの余計な荷物だけを預けさせてもらった。
身軽になって、呼子朝市へ行ってみる。
毎朝(!)7時半ごろから開かれているという呼子朝市、お昼前の時間に行ってもまだあちこちでおとーさんおかーさんたちがお店を広げていた。
いか、さざえ、あわび、うに、海藻や魚類もいろいろ。
新鮮。安い。買えないのが惜しい。
炭火で焼かれているいかのいい匂いが漂ってきたので、注文。
炭火で焼いて特製のタレを刷毛で塗った、生いか(ゲソつき)700円。
やわらかくて、でもちゃんと歯ごたえとうまみがあって、ウマー!
まずは呼子のいかを食べられた!よかった!
西唐津駅からのバスが到着した呼子バスセンターの観光案内所で、9時~16時のあいだ規定のルートのコミュニティバスに2日間乗り降りできるチケット「呼子地区2daysフリー乗車券(500円)」が販売されていたので購入。
さっそく、そのコミュニティバスで波戸岬へ行ってみることにする。
12:40、呼子バス停発。
12:56 波戸岬
呼子から15分ほどで、波戸岬バス停に到着。
ぺたっとした台地状の岬がぴゅーんと海に突き出た、おもしろい地形。
にわかに曇ってきたせいか、風がすさまじい。
まっすぐ立っていられないぐらい。
これが玄界灘の風かー!
岬の奥へ進んでいくと、灯台と波戸神社が現れる。
玄武岩の黒っぽい岩がごろごろ転がる浜に立つ木の鳥居の向こうには、しめ縄が張られた大きな岩がデンっと鎮座している。
周りの岩にはロープや浮きや網などの漂着物がいっぱい絡みついていて、びゅうびゅうと吹き付ける風と相まって、なんとなく荒涼とした雰囲気が漂う…。
何にもないんだけど何かがあるような気配に、ちょっとぞくっとする。
神社を後にして岬の南側へまわると風も波もぴたっとおさまって、砂浜では家族連れがのんびり海水浴をしていたり。
岬の外側と内側で空気感が全然違っていておもしろかった。
14:31、波戸岬バス停発。
14:37、名護屋城址バス停着。
14:37 名護屋城址
名護屋城址バス停でコミュニティバスを降り、豊臣秀吉が朝鮮出兵に際して築いた名護屋城の跡へ。
当時、大坂城に次ぐ大きさだったという名護屋城、ほんとに大きい。
この城のまわりには、当時朝鮮出兵に際して全国各地から集められた諸大名たちの陣地跡が100以上(推定)もあるとのこと。
そうして集まって来た大名たちの間で茶の湯が社交の場として使われ、それが日本における茶道の興隆に大いに寄与したと聞けば、この夏から茶道を始めたわたしとしてはぜひとも来てみたかった場所なのですよねえ。
かつて天守閣があったとされるところまで上がってくると、ここもものすごい風!!!
冗談じゃなく、立っているだけでも吹き飛ばされそうなほどの強風。
こんなところに5層の天守閣が建っていたって、ほんとなのかしら…。
それとも、いつもはこんなには風が強くないの…?
「盛り」なのか、万事派手好きの豊臣秀吉らしくそれでも本当に壮大な天守閣を建てさせていたのか…。
その天守閣跡とされる場所に立って海を見渡してみれば、玄界灘に浮かぶ小さな島々の向こうには壱岐・対馬。
そのさらに向こうはもう、朝鮮半島なわけで。
「朝鮮出兵」って、歴史の授業で習って当然知ってはいたけれど、実際にここへ来て立ってみると、この場所が朝鮮半島と目と鼻の先であったことが身体感覚としてものすごく身に迫ってきた。
頭で「知っている」ことの先にある、もうひとつの「知る」。
旅の醍醐味。
上って来たのと逆側、佐賀県立名護屋城博物館側に下り、この日の最終コミュニティバスで呼子へ戻る。
15:52、名護屋城址バス停発。
16:02、呼子バス停着。
16:30 ビジネス旅館富士屋チェックイン
呼子へ戻り、予約していた宿「ビジネス旅館富士屋」へチェックイン。
素泊まり2泊、9,000円。
ここ、ホームページに『私達2人とも高齢になりました。今後は、ゆっつらー(のんびりー)と営業していこうと思っています。どうかご理解ください。』とあり、朝晩食事なしの素泊まりのみで営業されていて、その割り切りとのんびりした雰囲気が好ましくてお世話になることにした宿。
呼子の港の一番奥まったところに建っていて、まちの日常の雰囲気が感じられてとてもいい。
朝からずっと動き通しだったので、景色を眺めながらひとやすみ。
この日はお彼岸。
持ってきたお茶セットをひろげて部屋でお茶を点て、街なかのおまんじゅう屋さん中尾まんじゅう店で買ってきたおはぎと一緒にいただく。
こぶりなおはぎは飾り気なくシンプルで、とてもおいしかった。
18:00 夢邸で夕食
ひとやすみしてから、宿のおかーさんに夕食を摂るのにおすすめのお店として教えてもらった夢邸へ。
古民家をリノベして半年前にオープンしたばかりというこのお店、2階はゲストハウス的な宿になっていて、宿泊もできるらしい。
壱岐(麦焼酎)お湯割り、カンパチお刺身、ホタルイカ沖漬け、和風のりサラダ、太閤(芋焼酎)お湯割り、ぼんじり鉄板焼きをいただく。
朝獲れたてというカンパチのお刺身がコリンコリンで大変おいしかった。
食べて飲んで4,030円。
ごちそうさまでした。
20:00 入浴、就寝
宿に戻ってお風呂に入り、就寝。
おやすみなさい。
おわりに
夏にお茶を始めた。
旅先の景色のきれいなところでお茶を点てて、その土地のお茶菓子といっしょに楽しめたらいいなあと思って。
今回の佐賀旅で野点デビューするぞ!と勢い込んでいたけれど、波戸岬も名護屋城址も風がすごすぎてそれどころではなく、結局、宿の部屋でのお点前となった。
それはそれでとても楽しかったし、ほっとできるひと時になったのでヨシ!
本日の旅の出納帳
佐賀4泊5日旅の旅費、1日目発生分の記録。
羽田→福岡(ANAトクたびマイル) | (4,500マイル) |
朝食(福岡空港コンビニ) | 463円 |
福岡空港~西唐津(地下鉄/JR) | 1,290円 |
西唐津~呼子(昭和バス) | 710円 |
呼子地区2daysフリー乗車券 | 500円 |
かま笑 いか炭火焼き | 700円 |
中尾まんじゅう店おはぎ | 85円 |
ペットボトルお水 | 130円 |
ビジネス旅館富士屋(素泊まり2泊分) | 9,000円 |
夢邸夕食 | 4,030円 |
16,908円 |
※羽田→福岡の飛行機はこの週の「ANAトクたびマイル」対象路線をマイレージで購入しているため、持ち出しナシ。
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