先日、佐賀県へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは最終日、5日目の記録。
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5日目:有田散策(柿右衛門窯、井上萬二窯、源右衛門窯、陶山神社、佐賀県立九州陶磁文化館)
09:00 KILN ARITAでレンタサイクル
宿をチェックアウトし、有田駅前の観光案内所KILN ARITA(キルン有田)へ。
レンタサイクル(電動自転車、~17時1,000円、保証料1,000円)で、有田の街の散策へ出発。
柿右衛門窯
有田焼と言えば、の柿右衛門窯へ。
駅前からはけっこう距離があるけれど、電動自転車なのでスイスイ行けた。
柿右衛門窯の歴史を知ることのできる資料館、実際にまだ一家が生活しているという立派な家屋とお庭、製品(作品)を購入できるショップ、どれもすばらしい。
柿右衛門のとろりとした乳白色の肌や鮮やかな赤絵が、ため息が出るほど美しい…(お値段にもため息が出る…)。
疑問に思ったことをお店のかたにぽつぽつとたずねていたら、柿右衛門の小皿、柿右衛門のコースターでお茶を出していただいてしまった。
お庭に大きな大きな柿の木があり、柿の実がたわわについていたのも印象的だった。
井上萬二窯
キルン有田で、「柿右衛門窯にいくならば、すぐ隣の窯もぜひ!」と勧めてもらっていた井上萬二窯。
若いころ、お隣の柿右衛門窯で修業を積んでいたという井上氏。
こちらは、柿右衛門の華やかな焼き物とはまた違う、青磁や白磁のシンプルな造形に目を奪われる。
源右衛門窯
キルン有田で「陶房での作陶風景を誰でも自由に見学でき、写真もOKです」と紹介されていた源右衛門窯へ。
ほんとうにすべての作業を間近に拝見することができて、非常に興味深かった。
工房の向かい側にショップがあり、中へ入ってみたら、かたちも色使いもデザインもがっちりと骨太な印象の焼き物が多く、古伊万里的ですごく好み。
これらの作品があの工房で職人さんたちの手によって生み出されているんだと思うと、感慨もひとしおだった。
(あとから振り返ってみたら、前日の上有田散策時に立ち寄って好みだと思っていたお店「有光堂商会」が、この源右衛門窯の直営店だったことがわかった。我ながらほんとに、好みが一貫しておる…。)
今村製陶町屋
前日の上有田散策で陶山神社(すえやまじんじゃ)を訪れ忘れてしまっていたので、ついでに足をのばしてみることに。
途中、ちょっと今風な店構えのショップ今村製陶町屋が開いていたので、のぞいてみる。
2012年「JICON 磁今」という磁器ブランドを立ち上げました。
手工業デザイナー大治将典(http://www.o-ji.jp)を迎え立ち上げた磁器ブランドです。
今村製陶町屋HPより引用
うわ…JICONって、聞いたことあるし、すてきだなと思った記憶がある…。
古い建物をリノベーションした店内はインテリアもとってもおしゃれで、並べられた器はどれも、生活に自然になじんでくれる様子が目に浮かぶようだった。
12:00 陶山(すえやま)神社
電動自転車でよかった…。
ギラギラと太陽が照りつける中、ひいひい言いながら上有田への坂を上がり、陶山神社に到着。
灯篭も鳥居も扁額もすべて、有田焼。
うつくしすぎる…。
お参りを済ませて石段を下りて行ったら、境内を特急ハウステンボス号がびゅーんと横切っていった。
おもしろーい!
いいもの見せてもらったー!
12:30 ギャラリー有田でごどうふ膳ランチ
お昼ご飯を食べに、ギャラリー有田へ。
ここ、2,500客以上あるという有田焼のカップから好きなものを選んで珈琲をいただける、人気のスポットなのだそう。
わたしは、有田名物のごどうふを使った有田名物ごどうふ膳を。
ごはん、お味噌汁、ごどうふ以外にずらっと並ぶ小鉢類もどれもとてもおいしく、しかもすべてがうつくしい有田焼の器に盛りつけられていて、満足度の高いランチとなった。
13:15 佐賀県立九州陶磁文化館
最後に、有田でぜひ訪れたいと思っていた佐賀県立九州陶磁文化館へ。
有田焼の歴史を学べる展示のほか、有田焼のコレクターだった柴田夫妻の膨大かつ体系的なコレクション、九州~沖縄の陶磁器を一覧できるコーナーなど、ものすごい充実ぶり。
焼き物大好きなわたしは、ざっと見るだけでもあっという間に2時間が経ってしまった。
この時は第4、第5展示室が改装で閉じられており、1~3までの展示室しか見て回っていないのに…。
これが無料って、すごい。
焼き物に対する、佐賀県の矜持みたいなものを感じる。
15:11 特急ハウステンボスで佐賀駅へ
15時、ちょっと早いけど、レンタサイクルを返却。
有田駅から、特急ハウステンボスで佐賀駅へ向かう。
息子がちいさいころ繰り返し繰り返しみていた、トミカプラレールのビデオでその名前を知った特急列車ハウステンボス。
九州の特急はかっこいいものが多いよねえ。
ぼーっと乗っているうちに、西九州新幹線で改めてその名をよく聞くようになった武雄温泉駅に停車。
今回はレンタサイクルでさらっと有田を回りたかったので有田に宿泊したけれど、嬉野温泉や武雄温泉にもあらためて来てみたいなあ。
窓にもたれてうとうとしつつ、ふと気づくといつの間にか車窓が田んぼ一色になっていた。
15:51、佐賀駅着。
駅構内のおみやげ屋さんで、家へのおみやげをいろいろ見繕う。
17:30 佐賀市営バスで佐賀空港へ
17:30、佐賀駅のバスターミナルから、佐賀空港へ。
駅周辺の市街地を抜けると、そこからはところどころに用水路を挟みつつ延々と田んぼが広がる風景が続き、有明海の干潟のひろがりを体感する。
18:06、佐賀空港着。
18:55 佐賀空港から羽田空港へ
18:55、佐賀空港発。
20:35、羽田空港着。
おわりに
今回は、毎度毎度のANAトクたびマイルで、「羽田~福岡」「羽田~佐賀」便が同時に出てくれたこともあって実現した旅。
福岡空港からアクセスのよい呼子・唐津と、ちょっと内陸側へ入る伊万里・有田。
福岡空港IN、佐賀空港OUTという一筆書き的旅程を組めるのが、個人的にとても都合がよかった。
有明海側はまったくノータッチだったので、そちらはまたいつか。
本日の旅の出納帳
佐賀4泊5日の旅費、5日目発生分の記録。
キルン有田 レンタサイクル | 1,000円 |
キルン有田 荷物預け入れ | 500円 |
ギャラリー有田 ごどうふ膳ランチ(全国旅行支援クーポン使用) | (1,760円) |
有田~佐賀(特急ハウステンボス) | 1,610円 |
大原松露饅頭2箱 | 2,732円 |
いかしゅうまい、いかチーズボール | 2,376円 |
あらびき柚子胡椒 | 486円 |
のり天 | 400円 |
まんてんごまさぶれ(全国旅行支援クーポン使用) | 376円(240円) |
佐賀駅~佐賀空港(佐賀市営バス) | 600円 |
佐賀→羽田(ANAトクたびマイル) | (4,500マイル) |
10,080円 |
今回の4泊5日旅の旅費、一日平均12,048円也。
唐津焼のお茶碗(5,500円)と有田焼の小皿(2,640円)を購入しているので若干高めではあるけれど、わたしの旅的にはドンピシャ平均値という感じでした。
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