愛媛

【愛媛4泊5日旅】1日目:ダイヤモンドクロス、梅津寺駅、高浜駅、三津の渡し、港山城跡

伊予鉄高浜線 市内線 ダイヤモンドクロス

先日、愛媛県へ行ってきました。

今回の旅程はざっくり;

という感じ。

きょうは1日目の記録。

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1日目:ダイヤモンドクロス、梅津寺駅、高浜駅、三津の渡し、港山城跡

06:50 羽田空港発

朝いちばんのANA583便で、松山へ。

国際線機材だったので座席ゆったり(その代わり機内Wi-Fi使えない)。

08:15、定刻より早く松山空港着。

08:24、松山行き伊予鉄バス乗車。

08:53、大手町駅バス停下車。

…松山空港、市街地からめちゃくちゃ近いな。

便利。

09:00 大手町駅前「ダイヤモンドクロス」

キターーーーー!

ここに来てみたかったのですよねえ、大手町駅前の「ダイヤモンドクロス」!

伊予鉄高浜線 市内線 ダイヤモンドクロス
伊予鉄高浜線 市内線 ダイヤモンドクロス
伊予鉄高浜線 市内線 ダイヤモンドクロス

オレンジ色の電車、オレンジ色の路面電車、オレンジ色のバスがひっきりなしに行き交っていて、どれもこれも見たがるわたしの目が忙しい。

ダイヤモンドクロスを通過していく時の音やリズムが車体ごとに違うのもたのしくて、耳も忙しい。

09:32 伊予鉄高浜線で港山駅へ

ダイヤモンドクロスを愛でた後は松山市内の散策をしようかと思っていたのだけど、伊予鉄高浜線の行き来をながめていたら、このまま高浜線沿線めぐりの方に出かけたくなった。

09:32、大手町駅から伊予鉄高浜線に乗車。

伊予鉄高浜線 市内線 ダイヤモンドクロス 大手町駅

途中の古町駅の車庫にオレンジ色の鉄道や路面電車がずらーーーーっと並んでいるのを眺め、西衣山駅あたりでJR予讃線が並行して走っていくのを眺める。

たのしすぎる。

09:46、港山駅下車。

10:00 ソフトタイムで三津浜焼き

朝ごはんを食べていないので、港山駅前で9時半から開いているというお店ソフトタイムでお好み焼きを食べよう。

駅を降りてみたら、お店は開いていなかった…。

Googleマップでは9時半開店になってるんだけどな…。

お店の前の看板では10時開店らしいし、あたりにコンビニもまったくなさそうので、ダメもとで港山駅のベンチに腰掛けて待ってみる。

10時、お店のおかーさんがドアを開けて出てきて、ドアに掛かっていた札を「営業中」にひっくり返すのが見えた。

やったー!食べられそう!

店内は、ふるーい喫茶店といった感じのお好み焼き屋さん。

ここではお好み焼きではなく「三津浜焼き」というらしい。

尾道でお好み焼きを食べた時もそうだったけど、瀬戸内エリアのお好み焼きってボリュームがすごいのよ…。

お腹いっぱいで動けなくなりそうなので、小さめだというハーフサイズ(510円)の三津浜焼きを注文。

三津浜焼き、広島のお好み焼きみたいな感じで、焼いたキャベツとそばがクレープ状の生地に巻かれた上にソースがかかって出てきた。

…おいしかったけど…それでも食べきれなかった…すごかった…中のそばの圧がすごい…。

ちょっと残してしまって申し訳なかったけれど(胃弱)、これでとりあえずガス欠を心配せずに歩けそう。

10:40 港山城跡、梅津寺海岸、梅津寺駅、高浜駅

まずは港山城跡へのぼってみる。

伊予鉄高浜線 港山城跡から梅津寺駅方面

梅津寺海岸と梅津寺駅、興居島がよーく見える!海が青い!絶景!

伊予鉄のオレンジ色の車両が、海岸線に沿って行き来するのを眺める。

最高だ…。

山を下りて、梅津寺へと歩き出す。

伊予鉄高浜線 梅津寺駅 踏切
伊予鉄高浜線 梅津寺駅 踏切

細い路地の先にあるちいさなちいさな踏切を越えて、梅津寺海岸に到着!

伊予鉄高浜線 梅津寺駅  梅津寺海岸
伊予鉄高浜線 梅津寺駅  梅津寺海岸
伊予鉄高浜線 梅津寺駅  梅津寺海岸

海、里山、島、砂浜、鉄道、めっちゃいい場所…。

梅津寺駅の柵には、ハンカチがいっぱいはためいていた。

伊予鉄高浜線 梅津寺駅   東京ラブストーリー

ドラマ『東京ラブストーリー』の最終回のロケ地だったらしく、主人公が柵にハンカチを結び付けたシーンに倣って、今でも同じようにハンカチを結んでいく人がいるらしい。

島原鉄道の「幸せの黄色いハンカチ」みたいだね。

11:33、梅津寺駅発。

伊予鉄高浜線 梅津寺駅  梅津寺海岸

いい駅だったなー。

島原鉄道大三東駅しかり山陰本線鎧駅しかり、やっぱり海に近い駅って妙に魅かれるものがある。

11:36、高浜駅着。

伊予鉄高浜線 高浜駅 真夏の方程式ロケ地 玻璃ヶ浦駅

高浜駅は映画『真夏の方程式』のロケ地だったらしく、駅構内にポスターと「玻璃ヶ浦駅」という映画内での駅名看板が掲げられていた。

12:20、高浜港からフェリーで三津港へ

高浜港へ来たのは、Googleマップで高浜駅を見ているときに、駅の目の前の港から三津行きの船の路線が通っている表示を見つけたから。

どうせなら、伊予鉄で松山方面にただ折り返して戻るより、三津まで船に乗って戻る方が楽しそう!!!

伊予鉄高浜線 高浜駅 真夏の方程式ロケ地 玻璃ヶ浦駅

駅前の発着所で「三津までおとな一枚」と言うと、手書きのチケットを渡された。

150円。

安。

ここからは、伊予灘に浮かぶ島々と行き来するフェリーがたくさん発着しているようで、港に停泊している船へトラックや乗用車、バイクが日常茶飯事といった様子で乗り降りしていく。

伊予鉄高浜線 高浜駅 真夏の方程式ロケ地 玻璃ヶ浦駅 高浜港
伊予鉄高浜線 高浜駅 真夏の方程式ロケ地 玻璃ヶ浦駅 高浜港
伊予鉄高浜線 高浜駅 真夏の方程式ロケ地 玻璃ヶ浦駅 高浜港

海を眺めていたら、係員のおとーさんに手招きされたので行ってみた。

この日常路線で、高浜港から三津港などという短い区間に乗船するひとなんてほとんどいないようで、チケット売り場から港内の係員さんに連絡がまわっていたらしい 笑。

世間話をしながら待っていたら、向こうから想像していたのの30倍ぐらい大きな、いかにもフェリー然とした船がやって来て、30人ぐらいの乗客を降ろしていった。

…え、小舟かと思ってた。

これはたしかに、高浜から三津までの一区間だけ乗ろうとしている変なのがいる!とびっくりされるわ。

12:20、出航。

伊予鉄高浜線 高浜駅 真夏の方程式ロケ地 玻璃ヶ浦駅 高浜港

夏目漱石の『坊ちゃん』に出てくる青島のモデルと言われる、四十島(ターナー島)

伊予鉄高浜線 高浜港 四十島(ターナー島)

係員のおとーさんが、自分たちが小さかった時にはふたつ並んだ島だったけど、崩れていまは3つに見えるようになったと言っていた。

途中、先ほどまでいた梅津寺海岸とその向こうを走っていく伊予鉄高浜線を眺めつつ、ものの15分で三津港に到着。

うーん、たのしかった。

13:00 三津の渡し、港山城跡、三津の街並み

三津港でフェリーを降りて通りに沿って歩き出したら、「三津の渡し」と書かれた看板を見つけた。

渡し舟が…ある…だと…?

行く先々で渡船を見つけるたびに乗って来た渡船大好きマンとしては、行ってみるしかない。

渡し場に着いたとたん、係員のおとーさんが無言で渡船へといざなってくれ、無言で出航。

無言のまま、あっという間に向こう岸に到着。

着いてびっくり、ここ、朝ごはん食べた後に上った港山城跡の山のふもとではないか…!!!

三津の渡し
三津の渡し 菅造船所

そういうことだったのか!!!

せっかくなのでもう一度上まで歩いて山頂で野点セットを広げ、さきほど高浜港で係員のおとーさんにもらったエリーゼをお茶菓子に一服。

至福。

そろそろ松山へ戻らなくちゃ。

山を下りて港山側の船着き場に立つと、三津側に停泊していた渡し舟がすぐにこっちに向かって迎えにやってきた。

三津の渡し

目視で迎えに来てくれて、しかも無料で乗せて渡してくれる。

すごい。

渡っている途中、係員さんが「あそこに松山城が見えるんです」と指さして教えてくれた。

ここから松山城の城下北側まで宮前川という河川でつながっていた(いる)そうだし、江戸時代の三津浜は参勤交代への出航地でもあったそうなので、なるほどという感じ。

そうこうしている間に三津側へ到着、伊予鉄の三津駅へ向かって歩き出す。

三津のまち、近代建築っぽい立派な建物や近世の町屋的な家屋が立ち並んでいて、趣がある。

松山電気軌道線が走っていた当時の駅跡(江ノ口停留所跡)もあった。

三津は、松山エリアの交通の要衝だったのね。

濱田医院

三津 濱田医院
三津 濱田医院

古い洋風建築、豊かでにぎわっていただろう往時のまちの雰囲気が偲ばれる。

中のお店はお休みで一軒も開いていなかった、残念。

14:04 三津駅から松山駅へ

三津の渡しからゆっくり歩いて30分ほどで、三津駅到着。

伊予鉄 三津駅

ポンジュース発祥の地の碑を見に行こうと思ったけど、めんどくさくなっちゃったからもういいや。

14:04、三津駅発。

14:16、大手町駅着。

伊予鉄 ダイヤモンドクロス

大手町駅前でまたしばらく、ダイヤモンドクロスに見とれてしまった。

15:03 予讃線で波止浜駅へ

松山駅から、JR予讃線に乗車。

予讃線 松山駅

この日の宿を予約してある波止浜駅へむかう。

途中、三津浜という駅に停車。

…そうか、伊予鉄の三津駅からわざわざ松山にいったん戻らなくても、JR予讃線の三津浜駅まで歩いて、そこから波止浜駅へ直接向かえばよかったのか…。

そうしたら1時間ぐらい余計に三津や港山でゆっくりできただろうし、運賃も500円ぐらい少なく済んでたな…。

まあ、その場その場でテキトーに移動してるからしかたない。

「ムダ」もたのしいからヨシ!!!

松山を出た予讃線は、その道のりのほとんどを海岸線に沿って走っていく。

予讃線 伊予灘

西に傾き始めた光の中の、伊予灘。

これを見るのもたのしみだったんだよねえ。

16:24、波止浜駅着。

17:00 サンライズ糸山へチェックイン

波止浜駅から歩くこと30分、来島海峡大橋のすぐ隣に建つサンライズ糸山に到着。

火曜日にANAトクたびマイルの発表があり、水曜日に羽田⇔松山便を予約したのと同時に、しまなみ海道を愛媛側から走るためにアクセスのいい場所を探していて見つけたのがここ。

しまなみ海道の入り口にあり、電動自転車のレンタルができて、宿泊も食事もできる!最高!

部屋の窓から来島海峡大橋がドーーーンと見える部屋に荷物を置いて、館内にある風のレストランへ。

こちらでも夕暮れの空に浮かび上がる来島海峡大橋を眺めつつ、来島真鯛&季節野菜のしまなみレモン蒸しと島レモンサワーをいただく。

場所的に近隣に飲食店が皆無でほかに選択肢もないからと、大した期待もないまま入ったけど、真鯛も野菜もシンプルな調理で風味が引き立てられていて、とってもおいしかった。

だれもいない大浴場でゆっくりお風呂に入り、就寝。

おやすみなさい。

おわりに

この日、松山市内を散策するか伊予鉄高浜線沿線をめぐるか、松山に着いた時点でもまだ決めていなかった。

ダイヤモンドクロスを愛でた勢いで高浜線に乗っただけだったけど、きれいな景色を眺め、フェリーや渡船に乗り、古い街並みをあてもなく散策でき、とてもいい一日になった。

本日の旅の出納帳

愛媛4泊5日の旅費、1日目発生分の記録。

羽田空港→松山空港(ANAトクたびマイル)(3,000マイル)
松山空港→大手町(伊予鉄バス)460円
大手町→港山(伊予鉄高浜線)340円
三津浜焼きハーフサイズ(ソフトタイム)510円
梅津寺→高浜(伊予鉄高浜線)200円
高浜港→三津港(中島汽船)150円
風月堂タルト150円
三津→大手町(伊予鉄高浜線)320円
松山→波止浜(JR予讃線)980円
サイクリング用行動食(ファミリーマート)1,297円
夕食(サンライズ糸山 風のレストラン)2,335円
6,742円

明日はいよいよ、しまなみ海道サイクリング!

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