先日、福井へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは最終日、3日目の記録。
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3日目:養浩館庭園、中山温泉(鶴仙渓)
この日も快晴、暑くなりそう…。
最終日となるこの日をどう過ごそうか迷っていたのだけど、県としては石川県となる山中温泉に行くことに決めた。
それなら、この近くでもう一か所、行っておきたいところへ行っておこう。
08:00 養浩館庭園(旧福井藩主松平家別邸)
養浩館庭園は福井駅から徒歩10分ほどのところにある、旧福井藩主松平家の別邸。
回遊式の立派なお庭が広がり、その池に浮かぶように数寄屋造りの建物が建っている。
正式な開門は9時からだけど、夏の間は早朝5時半からお庭部分だけ先に開放されていて、自由に入ることができる。
8時半少し前に着いて東門を入り、お庭へ。
木々の間の小径を抜け、石がごろごろしている州浜まで来ると、池とその上のお屋敷が真正面に見える。
岩に腰を下ろし、美しい景色をしばし眺める。
七重の石塔や、池の上に張り出す小亭「清廉」、初日におとずれた東尋坊の柱状節理をつかった石組や大きな自然石の石橋が池のまわりにリズミカルに配され、シンプルですがすがしいお庭になっている。
9時になったのであらためて受付で入園料(220円)を支払い、屋敷に入館。
庭に面した部屋の畳に腰を下ろすと池の上を渡る風がさあっと入って来て、あまりの気持ちよさに足を投げ出してくつろいでしまう。
館内はひっそりと静まり返っていて、鳥の鳴き声や風の音、鯉が泳ぐ水の音だけが聞こえてくる。
福井
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 1, 2024
養浩館庭園
福井藩主松平家別邸だった屋敷とお庭、美しい
正式な開園は9時だけど、春夏はお庭部分だけ朝5時半から開放されているので、ちょっと早めに行って庭を散策
9時になってから入園料を払って屋敷に入り、中でまったり
池の上を渡る風が涼しく、外の暑さがウソのよう
気持ちよかった✨ pic.twitter.com/X7TSGkG2rt
ここ、美しくて涼しくて静かで、穴場だあ…。
10:00 福井駅でおみやげ購入
養浩館から福井駅へ移動。
このあとは、厳密にいえばもう石川県となる山中温泉へ行くことにしたので、最後に福井のおみやげを調達しよう。
福井もあらたに新幹線が通り、駅周辺が再開発によって整理されたせいか、めぼしいおみやげは駅周辺でひととおり揃ってしまう感じ。
工芸品や雑貨なら;
お菓子や名産食品なら;
…といったショップで十分すぎるほどだった。
福井旅で買って来たものをざっくり記録
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 24, 2024
【福井】
永平寺吉祥せんべい
ステッカー
線香
だるまプリン(の瓶)
一乗谷マグネット(ノベルティ)
あさみゅーチェックブローチ
黒磯くるみ羽二重餅
羽二重ちょこ包み
梅つつみ
ケンケーラ白ゴマ
黒ゴマきな粉豆
甘えびから揚げせんべい
越前和紙懐紙 pic.twitter.com/sTSvkw6uid
おみやげも買えたところで加賀温泉駅行きの列車までまだ時間があったので、JRの入場券を買い、この春に敦賀まで延伸したばかりの新幹線を見学。
福井駅、新幹線を通すにあたって新しいホームを横に付け加えるスペースがなかったので、新幹線ホームを上にガチャンとのっけたような感じ。
コンパクトな島式ホームの両側で、上下線が行き来するようになっている。
そうこうしているうちに、ホームに北陸新幹線つるぎが滑り込んできた。
正直、これに乗っちゃえば加賀温泉駅まであっという間なんだけど…。
わたしは急いでない(お金もない)ので、ハピラインふくいの普通列車でのんびりトコトコ行きます。
乗ってはいないけれど、敦賀まで延伸したばかりの北陸新幹線を見られてたのしかった!
11:18、ハピラインふくいに乗車。
11:52、加賀温泉駅に到着。
13:00 山中温泉散策
加賀温泉駅に着き、山中温泉行きのバスを探していたら、キャンバスと書かれたバス停を発見。
加賀温泉周辺をめぐる路線バスで、1日乗車券1,100円を買うとそれだけで山中温泉まで行って帰ってこられるだけでなく、加賀温泉駅から小松空港行きのバスにも乗れるらしい。
もともとは帰路、加賀温泉駅から電車で小松駅へ行き、そこからさらにバスで小松空港へ向かうつもりだったけど、キャンバスで行った方がラクだし交通費も安くなる!ラッキー!
12:25、山中温泉行きキャンバス乗車(車内で1日乗車券を購入)。
12:51、山中温泉 菊乃湯バス停到着。
芭蕉珈琲
暑い…溶ける…どこかでカロリーを補給したい…。
前を通りかかったレトロな喫茶店芭蕉珈琲の前に出されているオムライスやドリアや鉄板焼きナポリタンのランチメニューがあまりにもおいしそうで、入店。
熱々の鉄板の上でまだじゅわじゅわと音を立てている小エビとトマトのチーズドリアをペロッと平らげ、食後のオリジナルブレンドをゆっくり味わわせてもらった。
山中石川屋本店
地元の老舗といった雰囲気の和菓子屋さん、山中石川屋本店。
このあと景色のいい所で一服する機会があった際のお茶菓子用に、金柑入りの和菓子「菓撰」をひとつ購入。
九谷焼窯元きぬや
山中温泉に行くなら立ち寄りたいと思っていたお店のひとつ、九谷焼窯元きぬや。
九谷焼、美しいよね。
思っていたよりキュート寄りの雰囲気の食器が多かったので、購入には至らなかったけど、すてきだった。
鶴仙渓遊歩道
黒谷橋を渡り、川岸に沿ってのびる鶴仙渓遊歩道へと降りる。
渓谷遊歩道を歩いて景色のいいところで野点セットを広げ、先ほど買ったお茶菓子で一服するつもり。
…だったのだけど。
黒谷橋の下から上流に向かう遊歩道には、「クマ出没注意」のポスターを貼った赤いパイロンがぽつんぽつんと置かれていて、ひるむ。
クマ…。
ためしに少し歩き始めてみたものの、遊歩道は木々の陰で薄暗く、人通りもまったくない。
歩くのみならず、のんびり座ってお茶を点ててお菓子を食べるなんてとんでもない…わたしが食われるかもしれん…これはやめておいた方がよさそう…。
元来た道をもどり、黒谷橋を向こう岸へ渡り、住宅街や温泉旅館が並ぶ一般道を歩き出す。
あやとり橋に到着。
山中温泉
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 4, 2024
鶴仙渓
あやとり橋と川床 pic.twitter.com/wlI3xpBNCR
ゆるやかなS字カーブを描く鉄橋を渡り始めると、川沿いに赤い傘が立ち並ぶ鶴仙渓川床が見えた。
川に向かって並ぶ川床座席の背後には小さな滝も流れ落ちていて、雰囲気ばつぐん。
山中温泉
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 27, 2024
鶴仙渓川床
道場六三郎氏(山中出身だそう)プロデュースのスイーツ&加賀棒茶のセット、お席料込み600円 pic.twitter.com/lOMnqKOIRh
川のせせらぎと滝の流れ落ちる音に挟まれ、川風に吹かれて優雅にひと涼み、と思ったのだけど、これがびっくりするほど暑い。
冷たい加賀棒茶と抹茶白玉を飲み干して、15分ほどで席を立った。
食器を返却しながらお店の方にクマについて伺うと、やっぱり朝晩を中心に頻繁に出没しているとのこと。
黒谷橋から歩いてくることを諦めた話をしたところ、たしかに黒谷橋からこのあたりまではかなりうす暗いし人通りが少ないので下手に歩かない方が安心だけど、このあたりから上流のこおろぎ橋に向かう道は明るく人通りもそれなりにあるので大丈夫だと思う、と教えてもらったので、ここから先は川沿いに歩いていくことにする。
気持ちのいい道。
15分ほどで、こおろぎ橋に到着。
思っていたよりは短い距離になったけど、鶴仙渓を歩けてよかった!
我戸幹男商店
こおろぎ橋からまちなかへ戻り、「ココへ来るために山中温泉へ来た」といっても過言ではない、我戸幹男商店へ。
我戸幹男商店は山中塗の生地師として始まった漆器ブランドで、わたしが野点の際の茶碗として使っているお椀もこちらのもの。
木目の活かし方やフォルムが現代的で、うつくしくて大好き。
すっきりと整ったショップにずらりとならぶ器、器、器…。
どれもこれも素敵すぎて、目が離せなくなってしまう。
山中温泉の我戸幹男商店で見惚れた、「TURARI」椀https://t.co/NBsEqhtwvA
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 24, 2024
半筒形茶碗っぽくて、大変カッコよかった pic.twitter.com/YMIAz9kwjT
このTURARIというシリーズのお椀、迷いに迷ってほんとうに買う寸前まで行ったのだけど…。
やっぱりどうしてもわたしの旅茶碗には代えがたく感じて、買わずにお店を出てきた。
でもでもでも
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 24, 2024
同じく我戸幹男商店うまれで、旅茶碗にしているわたしの「SINAFU」にはやっぱり代え難く… pic.twitter.com/RRw8B4gzy9
(実は、帰りのバスに乗る直前までお店に引き返すかどうか迷った。)
あらたにお迎えはしなかったけれど、やっぱりどれもこれも素敵だった我戸幹男商店。
いつか行ってみたいと思っていたので、この機会に足を運ぶことができて本当によかった。
この後も、通り沿いの山中塗のショップや工房を何軒かのぞきつつ、菊乃湯バス停へ帰還。
漆器だいすきなので、ほしいと思うものがいっぱいだった…。
すてきだよね、山中塗。
16:27、加賀温泉駅行きバスに乗車。
16:54、加賀温泉駅着。
17:14 小松空港行きバス乗車
山中温泉から乗って来たバスが15分後にそのまま小松空港行きになるとのことだったので、バス停前のショッピングセンターアビオシティ加賀でおみやげを追加購入。
ここ、北陸三県の名産がずらっと揃っていて、すごく便利だった。
17:14、加賀駅前発。
17:53、小松空港着。
19:20 小松空港発
普段は混むという小松空港行きのバスも、すいすいすいっと到着。
あとは羽田空港行きのフライトに乗るだけ、と思ったところへ突然、30分の遅延の連絡がきた。
これは暑くて暑くて半分脱水状態で小松空港に着いてみたら搭乗便がいきなり30分遅延になってなにか飲み食いしたくても飲食店はすでに閉店or満席で入れずよろよろたどり着いた搭乗口前の売店でイートインできるのを発見して感涙に咽びつつ啜って水分と塩分を補給したカップヌードル(おおげさ) pic.twitter.com/Wghduv6Ggx
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 25, 2024
羽田空港が混みすぎて、羽田の出発が遅れたらしい。
あー、こういうのってこちらを出て羽田に着く時もまた絶対に混んでるから、羽田上空で大回りして時間調整したり、ターミナルからめちゃ遠い所に降機→バスで移動になったりするんだよなあ…。
…と予想していたことがほぼ100%その通りになりつつ、20:35羽田空港到着。
おつかれさまでした。
おわりに
最終日、どこへ行って何をするかを最後の最後まで迷っていた。
越前市や鯖江市のほうまで南下して越前和紙や鯖江のメガネなどを堪能するか、現存十二天守の丸岡場へ行ってみるか、九頭竜線で九頭竜湖の方まで行ってみるか、恐竜博物館へ行ってみるか。
結局は、いつか訪れたいと思っていた我戸幹男商店のショップがあり、小松空港へもほど近い山中温泉へ。
行ってよかった
本日の旅の出納帳
福井2泊3日の旅費、3日目発生分の記録。
朝食(コンビニ) | 262円 |
養浩館庭園入場料 | 220円 |
越前和紙懐紙(sogoro) | 660円 |
越前甘えびからあげ(越前海鮮倶楽部) | 972円 |
羽二重ちょこ包み、梅つつみ(甘泉堂) | 929円 |
黒磯くるみ羽二重餅(榮太楼) | 1,080円 |
ケンケーラ白ごま×2、豆菓子黒ごま×2(ちさリスのお家) | 1,965円 |
福井駅新幹線入場料 | 150円 |
福井駅→加賀温泉駅(ハピライン福井) | 760円 |
キャンバス1日乗車券 | 1,100円 |
昼食(芭蕉珈琲) | 1,130円 |
お茶菓子(山中石川屋本店) | 194円 |
川床セット(加賀棒茶、スイーツ、席料) | 600円 |
金箔入りチョコボーロ(箔一) | 600円 |
加賀の白峯(佃の佃煮) | 650円 |
のどぐろ柿の葉寿司5貫 | 1,350円 |
柿の葉寿司10貫 | 1,458円 |
うに醤 | 1,080円 |
ふぐの子クリームチーズ | 648円 |
シーフードカップヌードル | 260円 |
小松空港→羽田空港(ANAトクたびマイル利用) | (3,000マイル) |
15,903円 |
2泊3日合計、47,523円(15,841円/日)。
ちょっと高め。
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