わたしはいわゆるアラフォー世代です。最近、近しい方を立て続けに二人お見送りしました。
お香典をお渡しする際に使った「ふくさ」、ご紹介します。
台付きふくさの使いにくさ
結婚する際、母が紫の台付きふくさを持たせてくれました。
しっかりした紫のちりめんふくさの中に、慶事用の朱色と、弔事用のねずみ色のリバーシブルの台板が入っていて、目的によって使い分けるようになっています。
母にしてみれば、新たに一家を構える娘に心構えをさせる意味で持たせてくれたのでしょうが、実はこのかたち、結構使いにくい。留め具をかけていてもすぐに外れ、ふくさがベロンとだらしなく開いてしまったり、受付で片手に乗せて開くときに台が外れて落ちそうになったりし、ひやりとすることがありました。
さらに、ふくさは慶弔で折り方がちがってくるので、毎回「あれ、どっちだっけ?」とヒヤヒヤするのです。
台付きふくさに一緒に入っていた説明書ですが、慶弔でこんな違いがあるんですよ(汗)。
絶対に覚えられない…。
そうはいいながらも頻繁に使うものではなかったので目をつぶってきましたが、ついに、長年の使用で大きなシミが浮いてきてしまいました。
買い替えです。
あやの小路のがま口ふくさは使いやすい!
新調したのは、がま口ポーチで有名なあやの小路のがま口ふくさです。
あやの小路らしく、開け閉め部分ががま口になっていて、パチンとワンタッチ。
サイズは、23センチ×13.5センチとやや大きめで、よっぽど大きい袋でない限りきちんと収まりそう。
紫色のふくさは慶弔問いませんので、結婚式のご祝儀、葬儀のお香典どちらにも使えます。あやの小路には、レースでできた慶事用の華やかなふくさもありますが、紫ひとつで兼用できるなら、わざわざふたつをそれぞれ用意する必要性もないかと思います。
開け閉めがワンタッチで、中をすっと出すことができるので、受付でモタモタすることもありませんでした。ふくさを開く所作はエレガントかもしれませんが、慣れも必要。このがま口ふくさならワンタッチなので、粗忽なわたしだけでなく、夫や、これから成人していく子供たちにも使いやすいだろうと思っています。
まとめ
ミニマムにくらしたいとは思いますが、だからと言って「ふくさなんて不要!袋をそのまま持っていくわ!」とまでは割り切れない。シンプルにスマートに備えておきたいと思います。
- ふくさは慶弔ともに使える紫で。
- あやの小路のがま口ふくさなら開け閉めカンタン、慶弔による包み方の心配もなし。
- パチンとワンタッチで、受付でモタつくこともなし。
わが家は急な弔事ではなかったので、ゆっくりとこころの準備をしながらの用意となりましたが、本来こういったものは、ほんとうに「何もないとき」にきちんと用意しておくことが大切ですね。
あやの小路さんの紫のがま口ふくさ、どうやら不定期での製作のようです。準備は、しっかりと。