11月22日から一泊二日「キズありりんご収穫」家族旅。
▼りんご収穫のお手伝いまでのお話しはこちら。
りんごのレスキューが終わり、下諏訪にもどって、230円で温泉銭湯に入ってサッパリ。
ふたたびマスヤゲストハウスのリビングにお邪魔して、まったりとお茶を飲みながら、中央高速の渋滞解消を待っていました。
ひとり延泊
ハイ。
結局わたしだけ残ってもう一泊させてもらいました…。
もともと木曜日は仕事やすみなんです…。
夫も子供達も、別にいいんじゃない?いいねー!と言ってくれるのです…。
…スミマセン。
じゃなくて、
ありがたきしあわせ!!!
ほんと、ありがたいです。
なにをするあてがあったわけでもないのですが、下諏訪に四度も行っていながら一度も「たるかわ」のパンも食べてないし、「千万音(ちまね)」のウッドスピーカーの音も聞いてみたいし、武井武雄の美術館もまだ見てないし…。
どれかを軽くたのしんで、さっと帰ろうと思っていました。
いつも車だったので、中央線でとことこ帰ってみたかったのもあります。
21時、帰宅する夫と子供達を見送り、ミックスドミトリー宿泊の男性三人と、下諏訪在住でバーに遊びにきていた女性と、リビングでワイワイ話。
女性がわざわざ自宅に取りにもどっておすそ分けしてくれた、自家製干し柿。
うま!
ふたつは干し柿大好きな娘にお土産。
彼女のはなしが面白くて、下諏訪に来たいという友達に住むところを紹介したかったんだけど、自治体がやっている「空き家バンク」的なものがほとんど機能しておらず全然頼りにならないから、空き家を持っている知り合いに直接繋いで成約させた、とのこと。
草の根町おこしですね。
23時半、就寝。
女性専用ドミトリーは、わたしひとりでした…。
降らない予報
この日夕方、りんごレスキューからマスヤに戻ったとき、諏訪大社の新嘗祭おわりだという正装の偉い方たちが、こたつを囲んでいました。
こたつにお邪魔していたら、なぜかいきなり岡谷の日本酒「高天(こうてん)」の熱燗をごちそうになる。
さらにお神酒までもらう。こっちは「神渡(みわたり)」。
呑みたそうな顔でもしてたのだろうか…。
その偉い方々と、翌日の雪予報の話をしてました。
「諏訪は雪降るのはいつも遅いからね、明日はすこしは降るだろうけど、積もりゃしないですよ!」って太鼓判。
新嘗祭帰りの諏訪のまちのお偉い方々のことば、なるほどー、とありがたく聞いていたら…。
「帰れないかもしれない。」
帰れないかもしれない。#下諏訪 #ゲストハウスマスヤ pic.twitter.com/w8pcvD8bmU
— n00 (@like_a_rhino) November 23, 2016
ちょっと!!!
めちゃくちゃ積もってるじゃないですか(笑)!!!
電車も動いてないみたいだし、この状況…
楽しすぎる(笑)!!!
しっかり防寒してウキウキとリビングに降りていくと、温泉とうなぎをたのしみに東京からバイクで来ていたお兄さんが、呆然としているのに遭遇。
レンタル大型バイクだから、返すまで一日あたり6000円かかっちゃうのだそうです。
翌日仕事だから、きょう帰らないといけないし…
でもバイクで帰るのは絶対むりだし…
でも置いとくだけでお金かかるし、ここに置いといてもそのあとどうするか…
あたまの中がぐるぐるしてるのが、こっちまで伝わってきます。
とりあえず朝ごはん食べて腹ごしらえしましょうよ!と声をかけ、近所のカフェ「エリックキッチン」にお誘い。
雪のなか、歩いて向かいました。
エリックキッチンで腹ごしらえ
生ハムとチーズの厚切りトースト。
これ、ほんのすこしメープルシロップがかかってて、生ハムチーズの塩気とメープルシロップの甘みのバランスが絶妙。
向こう側に隠れちゃってるけど、ピクルスも美味しかった〜!
雪の三角八丁
前日暗くなってからマスヤに着き、今朝はこの大雪で、もはやどこへ行って何をしたいか思考が停止しているお兄さん。
エリックキッチンからそう遠くない、春宮と万治石仏だけでも見にいきませんか?ご案内しますよとお誘いしたところ、ぜひ!ということで出発。
グッドタイミングで現れ、導いてくれるかのような除雪作業の方の後を、ついてまわる(笑)。
雪の帽子とちゃんちゃんこ着た万治石仏。
お兄さん、テンション上がってきて、石仏の写真を撮りまくってた。
いや〜、雪の下諏訪も、イイ!!!
夏に来た時に見た慈雲寺のお庭、きょうは雪が積もってまた素晴らしいだろうな。
お兄さんに、
「この先の慈雲寺、お庭もきれいなのですが、どうしますか?わたしは行こうと思いますが、雪もひどいのでお戻りになっても…どちらでも」
とたずねると、
「靴がヤバくなりそうなので、そろそろ戻ります(笑)」
とマスヤへ帰っていかれました。
ああ、彼が雪対応の格好だったら、このすてきな下諏訪をもうすこしあちこち案内したかった…。
さあ、ひとり雪の三角八丁を歩きますよ〜。
慈雲寺の立派な松は、なんと、ちょうど雪吊りの作業中でした。
まいとしこの時期の作業なんだけど、こんなに早く雪降ったことないからびっくりだ!と職人さん。
作業をみているのが楽しくて、30分ぐらい眺めていました。
職人技、ほんと尊敬します。
秋宮まで来ました。
春宮とちがい、観光客もちらほら見えます。
狛犬が仮面かぶったようになっていた。
カワイイワン。
三角八丁さんぽ終了。
このころには、降雪はほぼ止んでいました。
帰る!帰れるよ!
11時半ごろマスヤに戻ると、バイクのお兄さんがすっきりした様子でリビングで歓談中。
「きょうはもう、バイクは置いて帰ることにしました。またあさって土曜日にここにバイクを取りに来ます。」
それはよかった!
数日分余計にレンタル料金はかかってしまうけど、命には代えられませんもの。
それにまた土曜日に下諏訪が楽しめるなんて、最高じゃないですか!
そのお兄さん、きょうはとりあえず15時前出発の下諏訪発新宿行きのバスを予約するつもりらしい。
三角八丁さんぽを満喫していたわたしは、起床したとき以来、交通機関の運行情報はまったくのノーチェック。
マスヤに戻って夕方までのんびりしているうちに中央線も動き出すだろう、と思っていました。
が、ここで直感。
きょう帰りたければ、遠回りにはなるけど、中央線ではなくその新宿行きバスに乗るしかない!
そのまま11時51分発の新宿行きバスを速攻で予約。
少ない荷物は全部背負ったままだったので、マスヤスタッフさんに見送られ、そのままバスに飛び乗りました。
バスは動いているので、飛び乗り。
夕飯作れる時間には帰れそう!電車でとことこ帰ってみたかったんだけど、致し方なし…。
岡谷「高天」の前通った! pic.twitter.com/T0qYEKarTN
— n00 (@like_a_rhino) November 24, 2016
やはり中央高速道路もかなり積雪があり、ところどころノロノロ運転でしたが、ほぼ定刻通りの15時半ごろに新宿に到着。
新宿ついた。
東京、緊張する。
下向いて歩いちゃう。 pic.twitter.com/L3HFvEiHAW— n00 (@like_a_rhino) November 24, 2016
無事17時ごろには自宅に着き、夕食を作って家族の帰宅を迎えることができました。
あとから、やはり中央線はほとんどまともに運行していなかったことを知り、バスに飛び乗ってよかった〜と安堵しました。
シンプル思考の恩恵を感じた
行きたいと思ったところに行き、
面白そうだと思ったことに飛び込み、
与えられた状況のなかで最大限たのしみ、
スピーディーに判断して行動する。
日々の生活がシンプルになるにつれて、自分自身もどんどんシンプルになり、ひとつひとつのことを深く、大切に楽しむことができるようになったことを、今回の旅で感じました。
シンプルなくらしの恩恵はこんなところにも。
今回も、いい旅だったなあ…。
こんどはどこに行こうかな。
おしまい。
▼旅とくらしの参考に(トラコミュ)
そうだ ゲストハウス、行こう。
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