この春から、大学進学で家を出ることになる息子。
きょうは、ひとり暮らしを始めることになる息子に伝えている、このさき心がけていって欲しい3つのことについて。
何をバカバカしいと思うほど簡単なことばかりですが、親としての思いをまとめます。
起きたらカーテンを開けること
息子は早々に受験が終わったこともあり、いまは学校に行くでもなく、家で受験勉強するでもなく、かといって友達もまだ受験中のため遊べるわけでもなく、という中途半端な状態。
そのため、朝もずいぶんのんびり起きてくることが多いです。
ぼーっと起きてくるたびに、声を掛けます。
「おはよ。カーテン開けてきた?」
起き抜けに毎回毎回うるさいなと思っているでしょうが、習慣づくまで言います。
人間のからだは、自然としっかりリンクしている。
お日様がのぼってもカーテンを閉めたままの部屋にいることがふつうになると、気持ちもどんどん閉じて鬱屈してくると思っています。
- 起きたらカーテンを開ける
- 陽の光を浴びる
- できればちゃんと窓を開けて、部屋の空気も入れ替える
リズムが崩れやすい一人暮らしになるだけに、意識してやってほしいと思って伝えています。
ごみはごみの日に必ず出すこと
自治体によってごみの分別や収集の曜日はさまざまですが、燃えるごみは燃えるごみの日に、ビン・缶ごみはビン・缶ごみの日に、都度都度きちんとだしていくようにと話しています。
まだごみ袋がいっぱいじゃないからとか、今回ぐらいはいいか、と思って部屋に中途半端にごみを残していると、その「ちょっと」がどんどん溜まりはじめるタネになったりする。
ごみ収集の日にあわせて、どんなに少しのごみでも一旦リセットしてゼロに。
- 自分の周りの社会の流れやきまりをちゃんと知っていること
- それに合わせて動けること
- 自分のスペースをこまめにリセットできること
その方が結局らくなんだし、と伝えています。
食事は鍋から器にうつして食べること
たとえばひとり分の袋麺のようなものを小鍋で作った時に、テーブルまで鍋ごともってきて、左手で鍋の取っ手を持って右手で箸で食べる。
洗い物は減るしアツアツのまま食べられるしで合理的でもありますが、できるだけそういうことはせずに、ちゃんと器にうつして食べるようにしなさいねと伝えています。
これは親としてのわたしの単なる趣味の問題でもあると思うのですが…。
日々の「食べる」という行為が、単に体に食べ物を入れてオシマイ、体に入るなら鍋からだろうが器からだろうが一緒でしょ、になってほしくないという思いがあります。
結局は、そういう気持ちの余裕すらない生活になること自体を心配に思っているのかも。
遠いむかしで著書名や題名を失念していますが、作家の向田邦子さんのエッセイにもそんなお話しがあったような記憶があります。
おわりに
息子は学生寮への入寮を希望しています。
なかなか狭き門ですが、入寮できればキッチンやリビングが共同で各自の居室は個室という、シェアハウスのようなくらしになりそう。
自分ひとりだけのくらしは、ともすれば簡単なきっかけひとつでどこまでもずるずると堕ちていけてしまう。
まわりの社会ともきちんとつながりながら、自律的かつ人間的な質をそれなりに保った生活をしていってほしいと願う気持ちで、今のうちに伝えています。
▼伝わっているかはわからないけど、できる限り。
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