ぐっと寒くなってきました。
季節はあっという間に過ぎて行きます。
つい最近まで、夏日すらあったのに、ここのところは「12月中旬の気温」だとか。
この時期、着るものの調整がほんとうに難しいです。
6枚もあった!薄手のコート
季節の変わり目に羽織る薄手のコートやジャケット。
じつは去年まで、素材もかたちも色も、様々なバリエーションで、6枚も持っていました。
なのにこの時期いつも、「着るものがない!」と不満たらたら。
- …このジャケットは、ニットの上には袖がきつくなるから着られない。
- …あのコートは丈が短めだから、下に着ているカーディガンの裾が出ちゃうから着られない。
- …あのニットコートは、先週までだったらまだよかったけど、今週はあれを着るにはもう寒すぎて合わない。
鏡をみて、こんなことばかり考えては、つぎつぎ新しいものを追加して買っていました。
思い切って、やめてみた
去年の秋のおわり、こんなにあるコートをやっぱり結局使わなかったので、思いきって6枚全部処分しました。
買取に出せるものは出し、値段がつきそうにないものはゴミ袋に詰めて捨てる。
どれもほぼ使ってなかったのに…。
ほとんどゴミ、買取だってやはり二束三文です。
使いもしないで溜め込んできたものを処分するときは、毎回こころが痛みます…。
お金にもモノにも、ごめんなさい。
でも、いちどしっかり痛みを感じないと、変わらない。
「持ったまま」では動けない!と自分に言い聞かせています。
冬コートまで、これひとつで。
薄手コートなしで迎えたこの11月。
ここ数日、12月中旬の気温だという寒さですが、これ一枚で十分しのげています。
クリッパン×ミナペルホネンの大判ウールストール、「Bosquet」。
ふわっとしたウール100%。
大判だから、広げて肩から掛ければ、下手なコートよりあたたかいぐらいです。
下に何を着ていようと、それがどんな厚さでどんな丈だろうと、ストールなら関係なし。
使わないときにはたたんでバッグに入れておけばいいので、いつも持って出ます。
薄手のコートという、わたしには使いこなせなかったアイテムをやめてストール一枚にかえたら、なんのことはない。
とてもすっきりしました。
「思い込み」もやめた
それにしても、何を着るか、何をあわせるか、迷うことがないというのはこんなにもラクなんですね!
季節の変わり目にはその時期用のコートが必要という思い込みを手放したら、クローゼットも気持ちも軽くなりました。
とりのぞける迷いは、少しずつ減らして、くらしを軽くしていきたいです。