大分別府への2泊3日家族旅行についてまとめています。
水族館「うみたまご」、おサルの山「高崎山」、ゆけむりいっぱいの「鉄輪(かんなわ)温泉」を楽しんだ1日目はこちら。
「地獄めぐり」、JR特急ソニック、全国の八幡さまのおおもと「宇佐八幡宮」、「香りの博物館」など盛りだくさんの2日目はこちら。
今日は、大分別府旅行の3日目、最終日について。
薬草のかおりいっぱい!「鉄輪むし湯」
最終日だったこの日、6時に起床。
まだ夜が明けきらない温泉のまちは、あいかわらず湯気につつまれています。
タオルと手ぬぐいを持って、6時半からオープンしている「鉄輪むし湯」へ向かいました。
「一夜千両のお湯が湧く」と歌われる別府温泉の中でもひときわ賑わう鉄輪温泉街にむし湯はあります。
鎌倉時代の建治2年(1276)に一遍上人(いっぺんしょうにん)によって創設され、受付の前には一遍上人の木像 が安置されています。
ここのむし湯は独特の形式をとっており、1メートル四方の木戸を開けて中に入ると約8畳ほどの石室があります。
温泉で熱せられた床の上には石菖(せきしょう)という清流沿いにしか群生しない薬草が敷きつめられていて、 その上に人が横たわります
石菖はすばらしい香りで、「豊後鉄輪、むし湯の帰り、肌に石菖の香が残る」と 詩人の野口雨情が詠っているほどです。
※別府市ホームページより引用
鉄輪に着いた初日から、そのたたずまいが気になっていた「鉄輪むし湯」。
手前左右にあるちいさな石室の中で薬草の上に横たわり蒸気で入浴するという、ちょっと変わった温泉です。
中で入湯方法の説明を受けます。
入浴券(510円)と、薬草の上で寝ころぶときに着るための貸し浴衣券(210円)を購入。
自前のTシャツなどで構わなければ、浴衣のレンタルは必要ありません。
大量の発汗に備えてあらかじめお水をしっかり飲むようにとアドバイスいただき、ペットボトルを購入して中へ入ります。
ここからはもちろん写真はNG!
「鉄輪むし湯」の入浴方法
中へ入ると、係の女性が入浴手順をていねいに教えてくれます。
- 脱衣所で服を脱ぐ
- まずは左手側にあるふつうの温泉の方で、下半身のみかけ湯をして清潔にする
- 脱衣所に戻って貸し浴衣をはおり、タオルを持って右手側にある石室に入る
- 頭の位置にある石の上にタオルを掛けて頭を載せ、薬草の上に横たわる
- 石室の入口が閉められ、むし湯開始
- 8分経ったら入口が開き、むし湯終了
- 脱衣所の一角のゴザが敷かれたスペースで、からだについた薬草を払い落とす
- ふつうの温泉で通常通り入浴して上がる
「鉄輪むし湯」に入った感想
むし湯の石室の中には「石菖(せきしょう)」という薬草が敷き詰められており、それが湯気で蒸されて放ついぐさのような爽やかないい香りでいっぱい。
所定の入浴時間とされている8分間はあっというまに過ぎ、扉が開けられて石室の外に出た途端、ぶわっとものすごい量の汗が噴き出してきました。
入浴前にペットボトルのお水を飲んでおいて本当によかった~!
入浴後はからだの芯からあたたまっている感じで、その後かなりの時間ぽかぽかが持続します。
からだが緩んだ感じで、宿泊していた宿の部屋に戻ってからどっと眠気が襲ってきました。
それぐらい気持ちがよかった!
「地獄」がたくさんある鉄輪ならではのむし湯温泉、堪能させてもらいました。
早朝「鉄輪温泉」さんぽ
鉄輪むし湯の前後にぶらぶらと歩いて撮影した、朝の鉄輪温泉の風景。
夜が明ける前も、陽が昇った後も、鉄輪のまちは湯気でいっぱいです。
ノスタルジックな街並みからいっぽん横の小さな小路に足を踏み入れると、湯気でちょっと先も見えなくなるような世界が続いていたりします。
とはいえ元の道に戻ると、小学生がふつうに学校へ登校していく姿もみられる。
あてのないふらふらしたおさんぽも楽しい、とても魅力的な街並みです。
いけす割烹「平家」で、絶品関さば&関あじ御膳
今回、娘が大分別府に来たいと言った最大の理由は、「マンガ『ぷりっつさんち』の中で作者一家が食べていた、関さばと関あじを食べてみたい!」というものでした。
そこで、お世話になった宿「鉄輪温泉もと湯の宿 黒田や」でおすすめしてもらったのが、いけす割烹「平家」。
鉄輪温泉からタクシーで10分ほどで「平家」へ。
前日に電話で予約をしておき、11時の開店と同時に入店しました。
通された個室で、ごまをすって待ちます。
このごまに、「平家」オリジナルの鯛醤油を加え、つけて食べるのがおすすめとのこと。
関さば&関あじ、キターーーーーー!
関さばも関あじもそれぞれ1尾が2人前とのことなので、関さばと関あじを1尾ずつで合計4人前計算。
さばもあじも、ぴかぴかでコリコリでしっかりとあぶらがのっていて、全員箸が止まりません。
ふつうの醤油でもおいしいけど、やっぱり甘みの強いオリジナル鯛醤油につけたほうがよりうま味がひきたつ感じがする。
4人で夢中になって食べ始めて15分、さばの背びれがまだぴくぴく動いていることに気付きました。
どれだけ活きがいいのだ…!
今回予約したのは、「関さば御膳(一人前5,000円)」、「関あじ御膳(一人前3,000円)」。
関あじ&関さばにカニ汁、ごはん、茶わん蒸し、おつけもの、デザートまでついていて、おなかがはちきれそう。
旅のしめくくりにふさわしい、大満足の食事でした。
街なかのちいさなお店だと、関さば関あじが入荷していなかったり数が少なかったりで食べられないこともあるそうですが、ここなら大丈夫!と勧められた「平家」。
おいしかった!本当に来た甲斐がありました!
関さば、関あじをとお考えの方、ぜひどうぞ。
▼いけす割烹「平家」の店舗情報はこちら。
電話番号 | 0977-24-7126 |
---|---|
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~21:30 |
店舗ホームページ | heike.jp |
ランチタイム予約 | 可 |
エアーライナーで大分空港へ
2泊3日の大分別府旅行も、いよいよおわり。
羽田空港へ帰る飛行機は、14:40に大分空港を出発します。
ということで、12時半に「平家」を出て、あらかじめお店から電話で予約してもらっていたタクシーに乗り、大分空港行きのエアライナーが停まる「観光港」バス停へ向かいます。
「平家」から5分ほど、あっという間にエアライナーの観光港バス停に到着。
エアライナーは、所要時間50分ほどで大分空港に到着します。
観光港 発 12:44 ⇒ 大分空港 着 13:28
大分空港から羽田へ
大分空港 発 14:40 ⇒ 羽田空港 着 16:05
この日東京は雪が降っていたようですが、ありがたいことに大きな混乱もなく羽田に到着。
無事に2泊3日の大分別府家族旅行を終えることができました。
大分別府旅行3日目 まとめ
今回の大分別府家族旅行は、高校1年の娘の愛読書であるこちらのマンガエッセイがきっかけでした。
その娘が大分別府旅行でたのしみにしていたことは、以下の5つ。
…すべて叶いましたよ!
希望にはなかったけど、JR特急ソニックにも乗ったし、宇佐八幡にも行ったし、豊後牛も地獄蒸しも食べたし、そしてもちろん温泉も入ったよ!
ということで、結構な強行軍ではありましたが、大分別府を大満喫できた旅でした。
▼楽天トラベルのパック旅行、いいですよ。去年の島根旅行も楽天トラベルで行き、大満足でした。
▼モノより思い出、的な。
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