家賃タダ、光熱費タダ、住んでるだけで毎月15,000円がもらえる!という、完全にいまの常識を超えた住まい、「ベーシックインカムハウス」。
ワケわからないからとにかく見に行ってみたその「ベーシックインカムハウス」で、さらにわたしの理解を超えるような出来事が次々と起きました。
お金についてのお話です。
お金、配っちゃう!?
いま話題の「ベーシックインカムハウス」には、オーナーのカイリュー木村さん(@ababa2017)をはじめ、若い才能がぎゅうぎゅう詰め。
- 「ベーシックインカムハウス」のプロデューサー的役割の「えらいてんちょう」、通称えらてんさん(@eraitencho)
- フォロワー20万人超のYouTuber、しゃまさん(@ShamaTube)
- ひとり電通とも称されるほどなんでもできちゃう、インタブー秋山さん(@akiyama_fmzm)
- 「僕は、“無” です!」、ぶらっくととろさん(@btororotororo)
そして、彼らと一緒のグループで到着した、さらにひときわ若い男性、しんくん(@ba9man21)。
現在、起業準備中のしんくん、なんとこんなことやってる人でした。
【逆金券おじさん】仮想通貨で25000円分のあぶく銭が発生したので金券50枚買いました。これから会った人に500円分のマックカード、QUOカード、図書カードをランダムであげます!50枚配り終わって楽しかったらまたやりたいです。金券を貰ったとき、使ったときにツイートして頂くと嬉しいです。 pic.twitter.com/P8OyH4Txug
— しん 21歳 (@ba9man21) 2018年2月17日
仮想通貨で得た利益を金券にして、出会った人に配ってる!
ほんとに、もらった。
わたしはかれこれ45年生きてきておりますが、自分が手に入れたお金を金券に替えて、出会う人に渡したことはないし、いただくのも初めてです!
しんくんのツイートのつづき。
自分一人で25000円使って服買ったり焼肉行ったりして豪遊するより、50人がマックのポテト食ったり、ファミチキ食ったり、好きな漫画買って読んだりした方がみんな癒されていいですね。お金の使い方に広がりがある。
— しん 21歳 (@ba9man21) 2018年2月17日
うーん!わたしは、お金は自分が持っていれば持っているほどよくて、それは自分と自分にごくごく近い人のために使うものとしか考えてなかったよ。
「お金の使い方に広がりがある」。
なるほど。
新感覚。
値段を決めるのは、買い手!?
同じく「ベーシックインカムハウス」で出会った、Keigoくん(@keigo_mtgod)。
ゆで卵のマスター、「ゆでたますたー」として研究し尽くした、絶品のゆで卵を作っています。
殻がつるっとむけて、中から出てきた卵はぷるんとしてて、真ん中の黄身はとろっとしてて。
特製味噌ダレでさらに美味しい。
ごちそうさま!
で、なんとこのゆで卵、お代が決まっておらず、寄付制なのです。
食べた人が自由に金額を決めて、自由にお渡し。
いくらでもいいし、もしその気にならなかったら別に渡さなくてもいい、って。
わたしがお渡ししたのは…500円。
わたしね、ゆでたまごひとつのお代として500円入れたの 笑。
文句なしに美味しかったし、わたしたちに喜んでもらいたいと思ってこんなゆで卵を作ってもってきてくれた #ゆでたますたー Keigoくんに、喜んでもらいたかったのですよね。
— ヌー@すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) 2018年3月11日
ふつうに考えると、ゆで卵ひとつのお代としては多いかも?
でもわたし、袋にお金を入れながら、「ああ、お金払うのってたのしいな!」って思った。
いただいた気持ちに、こちらからお返ししている感じ。
新感覚。
お金、どんどん回しちゃう!?
ベーシックインカムハウス住人ののびくん(@nobinobina_nobi)。
のびくんはこの日なんと、事業のための一億円の資金調達を成し遂げた、凄腕エンジニア。
のびくん開発のアプリ『CALNA(カルナ)』は、食事のカロリーなどを自動計算してオススメの食品を教えてくれる、ダイエットにもすっごくいいアプリなんだと、隣にいた昆虫食女子、さんしちさん(@3710official)が教えてくれました。
で、そののびくん、侃侃諤諤で話に夢中になっているわたしたちの輪の中に、すす〜っとさりげな〜くお茶やお菓子を投入してくれるのです。
そのタイミングや出し方が毎回絶妙で、みんな居心地が良すぎてあっという間に外は真っ暗。
さすがに長居しすぎ!とお暇のご挨拶をしているとき、バンドマンブロガーの星川さん(@Soh_RundabanSP)が「のびくんほんと楽しかった、ありがとう、じゃ、これ使ってよ!」と、のびくんにスマートに手渡したもの。
しんくんからもらった金券!(画像は再掲)
「ベーシックインカムハウス」は入居が始まったばかりで、まだまだ生活に必要ないろんなものが揃ってないのです。
これも使って!これも!と、みんな次々お渡し。
しんくんから回ってきたお金、巡り巡ってベーシックインカムハウスにたどり着きました。
これもきっと、しんくんの言う「広がりのある」お金の使い方。
新感覚。
自由なお金、楽しいお金
「ベーシックインカムハウス」がこれだけ注目を集めるのは、「家賃タダ、水道光熱費タダ、無条件に毎月15,000円がもらえる」という、お金の面での “超絶おトク感!” によるところも大きいのだと思っています。
でも、実際ハウスの中で醸成されていた雰囲気は、それとはちょっと違っていて。
- お金は、他のひとと楽しくつながるためのもの。
- お金は、自分の気持ちをまわりに伝えるためのもの。
- お金は、まわりのひとと楽しさを分かち合うためのもの。
タダとか、おトクとか、多く持っていれば持っているほどイイとか、そういう価値観に縛られる感じが全くなくて。
みんなすごく自由で、すごく楽しい。
お金もすごく自由で、すごく楽しい。
お金の未来って、きっとこうなんだ。
「ベーシックインカムハウス」で、垣間見た気がします。
▼ご一緒した昆虫食女子、さんしちさんのこちらの記事。
『おもしろい、で経済が回るようになってる』に、とってもとっても共感します。
▼未来を読み中。うーん!ものすごくおもしろい本!
▼わたしの自己紹介です。
はじめまして、あらためまして、自己紹介。 – すっきり、さっぱり。
こちらもあわせてどうぞ
断捨離で引き寄せた!→【引き寄せレポ!】まいにち断捨離、まいにちトイレ掃除。とってもイイことが起きました。
ミニマリストのお金観→【ミニマムライフとお金】“いつか”に備える2万円。残りは、“ここにしかない今”のために。
新築マンションは手放しました→ミニマリストは中古戸建を選択! わが家が新築分譲マンションを売却した理由5つ。