以前住んでいた分譲マンションからいまの家に越してきて、はやいものでこの5月で丸4年となりました。
わが家が越してきた時点ですでに築18年だったこの家。
古くはありますが、しずかで落ち着きのあるゆったりした環境にとても満足して暮らしています。
きょうはこの家に住み替えるときにわが家がチェックした、環境面でのポイント10個について。
住み替え わが家のチェックポイント10個
①戸建であること
もともとは新築の分譲マンション住まいだったわが家が最優先したのは、「戸建であること」でした。
夫もわたしもコンパクト志向。
マンションのコンパクトなくらし方は気にいっていたのですが、マンションならではの制約に縛られる感じがどうしても窮屈になり、出ることにしました。
戸建はメンテナンスや管理をすべて自分でやっていかなくてはならない大変さはありますが、わが家にとってはあれこれ縛られる束縛感よりはずっとマシ、という価値観での選択です。
②車通りの多い通りに面していないこと
家はとにかくくつろげる場所であることが第一だと思っているので、車通りの多い大通りやバス通りから少し距離をとることを優先しました。
利便性を考えるとバス通り沿いであることのメリットは大きいとわかってはいるのですが、バスと自転車と歩行者と自動車がごちゃごちゃ入り混じるような雑多な雰囲気の中でのくらしは好みではありません。
③玄関へのアプローチが階段になっていないこと
関東圏の住宅地にはとても多い、家の前の道路から階段を何段も上がって玄関というつくり。
丘陵地を切り開き、その斜面に沿って宅地化しているので仕方ないと言えば仕方ないのですが、いずれ歳を取った時に困るなあと。
わが家が不動産屋会社の担当さんにつれられてあれこれ内覧していた時に紹介されたある物件は、前の道路に面した門扉から23段も階段を上ってやっと玄関、というものでした。
さすがにこれは…、と言ったところ
「でも、このほうが年を取ってからもトレーニングになっていい、という方もいらっしゃるんですよ~。」
と返ってきました。
うーん、ちょっと調子よすぎる…。
10段ほどの階段が玄関前に続いているご近所のお宅では、足が悪くなったご主人のために階段に設置したレールをのぼっていく椅子式のエレベーターがとりつけられましたが、それでもやはり大変そう。
玄関へはフラットにアクセスできるのがいちばんです。
④ごみ捨て場がきれいに使われていること
内覧の際に、その家で使う予定のごみ捨て場を教えてもらって必ず見に行っていました。
理由はこちらのツイートに。
『僕は不動産屋を営んでいますが、お客さんには、住む前に近くのコンビニのゴミ箱を見ることをすすめます。家庭ゴミでパンパンになっているところは、あまり行儀のいい地域ではありません』
ゴミ集積所が無秩序な地域は選ばない。そこには間違いなく無秩序な人が住んでる…https://t.co/LRLX7TrMV0
— ヌー:すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) May 5, 2019
無秩序な人が住んでいる地域ではいずれ問題が起きる可能性が高いので、あえてそこを選ぶことはしません。
⑤自治会が滞りなく運用されていること
ごみ捨て場のチェックとちょっと似た項目として、その地域の自治会がきちんと運用されているかどうかも情報をもらっていました。
最近では面倒を嫌って自治会に所属しないかたも増えているようですが、個人的にはごみ捨て場の管理など地域の規律が自治的にちゃんと維持されているエリアに住みたいです。
回覧板や地域の防災訓練など、たしかに面倒なことは多い。
でも逆に言えば、面倒はいやがるけど権利だけは主張するような層が多数派になるような場所では、安心して暮らすことはむずかしいようにも思っています。
⑥近所のおうちの家族構成、雰囲気
これは中古物件だからこそ確認できるポイント。
個人情報もあるのでざっくりとしたことにはなりますが、隣近所の年齢層や家族構成、トラブルの有無などを以前の家主さんに内覧の際にそれとなくお聞きしました。
ちなみに、いまのわが家のまわりはもうどのお宅も子どもが巣立って、ご夫婦住まいとペットという感じ。
そのため新参者をよろこんで迎え入れてくれた雰囲気も感じます。
教えていただいた通り、ご近所同士で目立ったトラブルがあった形跡もまったくありません。
そしてこれはオマケですが。
わが家は、同じような年齢の子どもがまったくいない年齢層のところへポンと新しく入ったので、子どもや家庭のことでのマウンティングのようなことが一切なかったのもとてもラクでした。
以前の分譲マンションではその性質上、どうしても同じような年齢、同じような家族構成、同じような生活レベルの家庭が集まってきていたので、こちらがその気がなくても何となくまきこまれてしまって息苦しいことも多かったように思います…。
⑦周辺の犯罪発生情報
わが家が住んでいる神奈川県では、「ピーガルくん子ども安全メール」というシステムがあります。
親のメールアドレスと任意の警察署を指定して登録しておくと、その警察署の管轄内で発生した子どもに対する声掛けや不審者情報、公然わいせつや脅迫・暴力、凶悪事件の情報をメールで知らせてくれるものです。
わが家は近いエリア内での引っ越しだったので、子どもたちが小学校へ入学したころから登録していたこのシステムの情報で、だいたいの犯罪多発場所の傾向はつかんでいました。
こういったシステムは各県ごとにそれぞれ用意されているようで、地域で発生した犯罪を地図上に示したり、発生した犯罪の内容を一覧でわかりやすく知ることができるリンクをまとめたサイト「犯罪発生マップ」もあります。
残念ながらどうしても犯罪が起きやすい場所というのは決まってくるようなので、こういったことを情報としてあらかじめある程度知っておくことは大事だと思っています。
⑧地盤スコア
物件を探しているときにわたしの実家の母に教えてもらったサイト「地盤カルテ」。
調べたい土地の住所を入力し、名前とメールアドレス、情報の主な利用目的をかんたんに登録すると、その土地の地盤を点数化したレポートを受け取ることができます。
これは現在のわが家の地盤レポート。
100点満点で80点なので、まあよい方だと思います。
わが家が以前住んでいたマンションのあたりは70点、わたしの田舎の実家は90点でした。
わたしの弟の住まいのスコア。
55点とかなり低い。
もとが川沿いの水田を造成した埋立地と聞いていたので、やはりという感じです。
地盤が弱いと地震の揺れがひどかったり液状化現象が起きることもあるので、念のため調べておくと安心です。
⑨土砂災害・浸水ハザードマップ
物件探しの際、自治体の「ハザードマップ」で土砂災害と浸水(洪水)の対象区域になっている場所にある物件は除いていただけるよう、不動産屋の担当さんにお願いしていました。
記憶にあたらしいところで、昨年2018年は自然災害が非常に多く、広島県で豪雨による土砂災害、岡山県でも土砂災害や大規模な浸水が発生。
特に岡山県の災害では、自治体が提供していた浸水ハザードマップで想定されていた危険エリアと実際の被害エリアがほぼ一致していたことも話題になりました。
インターネットで「自治体名+ハザードマップ」で検索すると、各自治体の災害や防災のハザードマップを閲覧することができます。
⑧で挙げた地盤の件もそうですが、物件の建物がいくら素晴らしくても、グズグズと脆弱な土地に建っていれば地震のたびに心配になりますし、浸水の可能性の高い土地に建っていれば大雨のたびに身の縮む思いをしなくてはならなくなります。
不動産屋会社のイメージを下げるつもりはありませんが、物件探しの際あらかじめお願いしてあっても、土砂災害危険エリア内にある物件を紹介されたことがありました。
悪気があるわけではないでしょうがあちらもやはり商売なので、物件ごとに必ず自分でハザードマップをチェックしたほうが確実です。
⑩公園、学校、飲食店が近すぎないこと
公園が目の前だと緑がたくさんあって視界が広々するし、学校が近いと安心だし、飲食店が近いと便利。
でも、公園が目の前だと、にぎやかすぎる。
学校が近いと、日常でも行事ごとにも大きな音は出る。
自分でそこを選んで住んでおきながら、子どもの声がうるさい!とクレームを入れるようにはなりたくない…。
飲食店が近すぎると人通りも多くなりますし、嫌な虫も湧きやすくなります。
何よりもまずゆったり快適に暮らしたいので、こういう場所は避けます。
住み替え、どこから始めたらいいかわからない…。そんなときは
わが家は街なかの不動産屋会社に足をはこんで担当さんについてもらい、物件探しを始めました。
でも、正直なところ、めんどくさいことも多かった。
- 住み替えをしたいけどまだ検討段階で、まずは情報を集めたい…。
- 不動産会社の店頭へ足を運ぶのは面倒だし、あれこれしつこくすすめられるかもと思うと気が重い…。
条件に合う物件情報をきがねなく手に入れたいときにおすすめなのが、「タウンライフ不動産」の物件情報提供サービスです。
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上でもすこし書いたのですが、不動産会社の担当さんはとかく押せ押せムードの強い人が多く、こちらがお願いしている条件に合わない物件でも、どんどん引っ張り出してきては勢いで内覧へ持ち込みにくるようなところがありました。(それも何度も)
街なかの不動産会社へ足を運ぶまえに、「タウンライフ不動産」のようなネットでの物件情報を確認しつつ自分たちの思い描く条件をはっきりとさせることは、不動産会社の勢いにのまれないためにも大切。
住み替えをお考えの際は、まずチェックしてみてください。
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住み替え わが家のチェックポイント まとめ
住み替えにあたって、わが家がチェックした環境面でのポイント10個はこちら。
- 戸建であること
- 車通りの多い通りに面していないこと
- 玄関へのアプローチが階段になっていないこと
- ごみ捨て場がきれいに使われていること
- 自治会が滞りなく運用されていること
- 近所のおうちの家族構成、雰囲気
- 周辺の犯罪発生情報
- 地盤スコア
- 土砂災害・浸水ハザードマップ
- 公園、学校、飲食店が近すぎないこと
物件探しというとどうしても建物自体の好みも出てきますが、それは極論すればあとから変えようと思えばいくらでも変えられるもの。
でもその地域の雰囲気や地盤の性質、土地の特徴などの環境面は、どう逆立ちしても変えることはできません。
おだやかな場所で、安心してくつろいでくらしたいから。
こうして選んだ場所で丸4年。
満足しています。
▼すまい選びは、それぞれの価値観がよくあらわれるところでもあります。
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