がんからの回復

ひとは食べたもので出来ている! 体がつらい時でもしっかり食べたいから、便利食材を冷凍庫に備えておきます。

週末の台所から。

まいどまいど、常備菜づくりと、夕食のおかずの準備を並行して。

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切り昆布、さつま揚げ、ニンジンと金ごまの炒め煮
ニンジン、昆布、かつお削り節と切り干し大根の煮物
春雨、キュウリ、カニカマの中国風マリネ
は常備菜として。

その手前は、夕食につくる豚キムチ炒めの下に敷くため、モヤシとニラをさっと炒めたもの。

わたしはとにかくナマケモノ。
ですが、がんの既往歴があることもあり、それなりにきちんと食べるものは食べたいし、大前提として野菜や海藻はしっかりと摂りたい。

だから、治療の後遺症のため体力がどん底で、15分立っているのがやっとという状態のときから、しっかりと食事を摂れるよう、最小の手間でできるだけいろんなものを調理することを考える習慣がつきました。

たとえばニラ。
栄養価が高く、しかも一年をとおして価格が安定しているので、わたしはよく買う食材ですが、比較的ダメにしやすい野菜でもある印象。

ちょっとだけ使ってあとはもとのビニールに入れて野菜室に戻して…とやっていると、気づくとビニールの中でニラ溶けかかってる!!!!ということがありました。

ならば水分を逃したほうがいいのかと新聞にくるんで野菜室に入れておいたら、こんどは逆にしなしなになってしまっていたり…。

いまは、ニラはかならずまとめてふた袋以上買って来て、こうしています。

①洗って、適当な長さに切る。

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②食品用ポリ袋に入れ、できるだけ空気を抜き、平たくした状態で、袋をとめるクリップで口をとじ、冷凍庫へ。

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たったのこれだけ。
ですが、こうしておくときれいな緑色を保ちつつ、においも気にすることなく保存でき、しかも使いたいときには包丁とまな板をだすことすらなくさっと調理できます。

そして、こんな適当な冷凍ですが、袋の中でひと固まりになってしまうこともなく、バラバラの状態でちゃんと使いたい分だけを取り出せます。

味をしめたわたしは、この手の「自家製テキトー冷凍食品」をかならず何種類か、常に冷凍庫に入れておくようにしています。

そして、長年にわたるテキトーな試行錯誤の結果、この冷凍に適したいくつかの食材を導き出しました(笑)。

細ネギやワケギの小口切り、
長ネギのみどり色の部分をみじん切りにしたもの、
エノキ、シメジ、マイタケなどのキノコ類を小房に分けたもの、
油揚げを短冊切りにしたもの、
ニラをざく切りしたもの、
です。

これがあれば、朝の時間のないときでも、
油揚げ+シメジ+ニラにすりごまを加えて、包丁いらずであっという間にお味噌汁!も可能。

この日の夕食の付け合わせ、モヤシとニラの炒め物も、包丁とまな板を使うことなくさっと炒めただけ。

切り干し大根の煮物も、このとき包丁を使ったのはニンジンを千切りにしただけ。あとは冷凍の油揚げと、キッチンバサミでちょんちょん切った昆布を入れて煮るだけ。

これらの食材は、冷凍庫に入っていると本当に便利。
料理をする上での「部品」になってくれるので、ほかのものとの組み合わせで料理の組み立てがぐんとラクになるものばかりです。

冷凍に使う袋については、ジップロックのジッパー付き袋がポピュラーですね。
やはり使い勝手は抜群。
しかし、ジップロック使い捨てはあまりにももったいない。わたしにはできない…。
かといって使う都度洗って乾かして再利用…なんて、ズボラなわたしには絶対に!無理。

だから、この食品用ポリ袋を使い切りにしています。
価格も文句なしに安いですし、厚みもあって丈夫。もちろん食品用なので安心です。

袋の口を閉じるのは、スーパーでもよく売っている「パッチンとするアレ」です。

このセットでかんたん冷凍。

ちなみに、中身を使い切ったあとのポリ袋は、三角コーナーがわりのステンレスポットに掛けておき、生ごみ用ごみ袋として使ってから処分しています。

なにごとも無理なく無駄なく。

さまざまな料理に展開できる、自分の献立に便利な「部品」のような食材を冷凍庫に常備する。

オススメです。

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