6千円が10円に…。勉強代を払いつつ、新しい年にむけて「運気の入り口」である玄関を整える。

身の回りの整理をはじめて一年半。

なにも考えずにホイホイとモノを買っては、ろくに使わずに溜め込んできた、自分の愚かさと日々向き合っています。

今日は、新しい年に向けて玄関をすこしすっきりさせることができたお話。

必要だった？傘ハンガー

昨年、マンションから築18年の中古戸建てに住み替え、マンションのときにはなかった広い玄関ポーチの空間に、引っ越しハイ？になったわたし。

玄関内のたたきに濡れた傘を置きたくない！この家の玄関ポーチならスペースがあるし！と、外の玄関ポーチに置く傘ハンガーをポチっとしました。

濡れた傘の水切りをしたいから、筒状のものではなく、ハンガータイプ。
金属モノが好きなので、ブラック塗装の鋳鉄のモノ。

▼コレです。
デザイン家具「SIEVE」シリーズ”antenna”。

ハンガータイプって少なく、それに加えてシンプルでデザインがいいものってなかなかないんですよね。
探して探して見つけたコレは、すごくカッコよかった。

この「SIEVE」の傘ハンガー”antenna”、ずいぶん人気だったのか、購入から届くまでなんと二ヶ月以上もかかりました。

…そして、その届くまでの時間に、立ち止まってふと考える。

わが家の玄関ポーチ。
外壁の腰の高さに、白いモールがまわっています。

緩やかに傾斜する床はタイル張りで、たて横にミゾが走ります。

モールに傘の柄を引っ掛けておくと、石突きから水が落ちて、ミゾを通って水が自然に流れていきます。

…傘ハンガー、いる？
傘をたたむ前に水をバサッと切り、ここに引っ掛けられるなら、これでいいのでは…？
晴れたら広げて乾かして、玄関内に仕舞えばいいんだし。

二カ月待っている間に、気持ちはすっかり「なくてもいいんじゃない？」に。
でも、買っちゃったしデザインはいいしきっと便利に使うよね、と届いたSIEVE antennaをポーチに置いておく。

…一年半後。
かかっているのは、息子のロードバイクのワイヤー錠のみ…。

下の受け皿の部分には落ち葉が溜まるし、ポーチの掃除のときは傘ハンガーを持ち上げていちいちどかさなくちゃいけないし、

もう、ほんとに、めんどくさい！！

（自業自得）

買っておきながら、ほんと申し訳ない！！

この上なく身勝手で我ながら残念だけれど、使わないものを手元に置いておくのは、処分する以上にもったいない。
クリスマスツリー（大）といっしょに買取へ。

▼クリスマスツリー処分のお話はこちら。

傘ハンガー、玄関ポーチから撤去する前に、写真撮るのすら忘れた…。

買取査定終了！

クリスマスツリーとオーナメントがセットで500円。

ということは、傘ハンガーの買取金額は、10円…。

10円…。

一年半、ほとんど使わず、買取に出すために拭いたら、傷もなく新品同様でした。
受け皿部分に敷くクッション状のものは、買ってすぐに下駄箱に保管しておいたので、まったくの未使用。

でも10円…。

………。

それは絶対に必要なものなのか、買う前によく考える。
ほかのもので代用できないか、周りを見渡して知恵を使って想像してみる。

それだけで、「買わなきゃ！」と思っているモノの大部分は買わなくても済むものなのではないかと、この一年ですこしまなびました。

10円は痛かったけど、差額の6千円ほどは、勉強代…。
勉強代って、必ずいつも高いよね（涙）！！

むやみに買わない。
買ってしまったけれど、やっぱり使わないなら、自分の愚かさと向き合った上で、できるだけはやく手放す。

いい勉強になりました。

そして、いろんなものの入り口である玄関をすっきりさせることができ、またひとつ、新しい年を迎える準備が整ったと思うことにします。

（虫のいいことを言うようですが、とってもすてきな傘ハンガーだったので、願わくばだれか気に入って、しっかり使ってやってくださっていると嬉しいな…。）

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