13畳のリビングダイニング。
家族のあつまる、生活の中心です。
南に面した掃きだし窓と腰高の窓のあいだに、日常つかうこまごました日用品をおさめているチェストがあります。
北欧アンティークの6段チェスト。
オールドチークのワイルドな木目と、赤みの強い木肌がとてもうつくしい。
最上段は文具類、
二段目は梱包資材、
三段目はハンカチ、手ぬぐい、ティッシュ
四段目は薬
五段目はメモなどにつかう裏紙
六段目はハガキ、便せん、カードや封筒
どれも、リビングダイニングにあるのがもっとも便利で、日常生活にかかせない日用品。
それをすべてまとめて収めておける機能性と、モノとしてのうつくしさを併せもったこのチェストは、とても大切にしている家具のひとつです。
この横にはダイニングテーブルが。
そこでいつもだれかが何かをしている状態なので、必然的にこのチェストのうえにいろんなものがちょいちょい置かれることが多くなります。
この写真を撮ったときは、たまたまお裾分けでもらった岩手のりんごが載っているだけでしたが、いまは子供たちの読みかけの本やマンガ、息子がなぜか最近ハマってつくっているスポーツカーのプラモデルが・・・。
学校の宿題の計算や書取をしたあとの裏紙が、がさがさ置いてあることもしょっちゅう。
あまりにひどいときは即片づけるように言いますが、そうでなければあまりうるさくは言わないようにしています。
モノがなくスカっとした空間も大好きですが、そこここに生活の感じられる風景もなんとなくほっとして好き。
ああ、こんな本を読んでいるんだなあ、とか、
ああ、もう~相変わらず汚い字だなあ、とか、
計算まちがってる~、とか、
またあたらしいマンガ買ってきたなあ、とか。
やっぱり、望むと望まざるとにかかわらず、持っているものはそのひと自身をを表す。
そこから家族のその瞬間の思考や感情の片鱗も、感じ取れるような気がします。
それもいまのわたしには大切なこと。
飾り気はありませんが、このチェストのシンプルなたたずまいが、リビングでの時間と空間をゆたかにしてくれているように感じます。
モノをどんどん減らす中でも、しっかりのこっていく。
これからも大切にしていきたいモノのひとつです。