リビングに、北欧アンティークのローボードを置いています。
ぱっと見、視界に入りにくいですが…。
前の住人だった老夫婦から譲り受けた古いソファのうしろ、壁に沿って置いてあります。
こんにちは!
スウェーデン、家具職人の名前の刻印があり、1950年代に製作されたものらしいとのこと。
横幅が190センチと大きく大容量ですが、奥行きが45センチしかないので、圧迫感がありません。
オールドチークの質感もよく、4つのひきだしも2枚の引き扉もすっきりしたデザイン。
ワックスで定期的に手入れをして、家族みんなで大切に大切に使ってきているものです。
▼ワックスはこれがいちばん。家中の家具が、これひとつでよみがえります。
ちょっと控えめな場所ですが、いまの家ではこの配置で落ち着いています。
「ミニマリスト・シンプリストに家具は不要」?
わたしは、心地よくくらすためのインテリアのことを考えるのがわりと好きなようです。
ですが、一年半前に身の回りの整理を始めてからこのかた、ミニマル!シンプル!になりたいという人間が、「家具やインテリアが好き〜!」などとと言っていいものか、なぜかちょっと後ろ暗いような気持ちでいました(笑)。
わたしのなかで、「ミニマリスト」ということばは、かなりインパクトの強いイメージです。
わたしはミニマルにシンプルに生きてゆきたいですが、それは「なんにもない空間で暮らしたい」ということではなくて…。
心地よく、こころ豊かに暮らすために、自分なりにミニマルでありたい。
自分なりの最小限がどこにあるのか、自分のなかできちんと意識することを積み重ねつつ、日々をくらしていきたいと思っています。
カレン・キングストンさん、ありがとう!
最近、非常に遅まきながら、カレン・キングストンさんの著作『新 ガラクタ捨てれば自分が見える』を読みました。
▼もはやシンプルライフの教科書といっても過言ではない。
シンプルライフ、ミニマルライフに共感しているくせに読むのがいまごろになったのは、これまでこの本が「とにかく捨てて捨てて、なにもない状態こそ至高!」という内容だと思っていて、なかなか食指が動かなかったため。
先日、たまたま手に取る機会があったので購入して読んだところ、こんなことが書いてあるページが目に留まりました。
リビングルーム、茶の間
(中略)
大切なのは、あなたの家には人々が自然に集まってきたくなるような、家の心臓があるかどうかということです。たとえ独り暮らしでも、あなたがそのように使っている部屋があるでしょうか。心臓がない家は、家とは言えません。
時には茶の間が集まる場所になり、それがキッチンテーブルやダイニングルームである場合もあるでしょう。そこがどこであれ、エネルギーがあまり早く通り抜けてしまわない場所にすることが肝心です。エネルギーが通り過ぎる前に、その場のエネルギーを取り込み、溶け込んでから循環していく必要があるのです。ですからここは家の雰囲気にマッチする装飾品などを配置して、エネルギーを集めるのに適した場所です。可能な限り心地よさそうに、そして真ん中にはお洒落で住人たちにとって良いインスピレーションになるような品物を置きましょう。でも「ガラクタ」をためてしまうと、家の中心部にエネルギーが滞ることになってしまいますから、よいバランスを保つように心がけてください。『新 ガラクタ捨てれば自分が見える』p90~p91(文中太字はn00による)
そうだよね!自分たちにとって心地よい、エネルギーを補充できるような空間になっていることが大事なんだよね!
いま、身の回りにある美しいと思っているもの、必要で大切にしたいと思っているものはどれも、これまでわたしにたくさんのエネルギーを与えてきてくれているものです。
このインテリアとともにあるしあわせも、わたしのシンプルな暮らしの一部。
自分なりに心地よくシンプル&ミニマルに暮らすことが大切で、ことばを定義したり、その定義に自分のくらしを当てはめることは必要ない。
これからもわたしなり、わが家なりのバランスで。
シンプルにこころ豊かに暮らせることを、毎日たのしく考えていきたいと思います。
…でもやっぱり、禅寺みたいなすかーんとした空間にもすっごく憧れるんですけどね。
▼すてきなインテリアのお手本がいっぱい!(トラコミュ)
インテリア雑貨・家具・アンティーク
住まいと暮らし
シンプルで豊かな暮らし
▼ランキング参加中
にほんブログ村