きょうは、「突然の25万円の出費!そしてそこから学んだお金の価値のとらえかた」について書いています。
突然の出費、25万円…!
先日のイタリアへの7泊9日の家族旅行。最後の最後で、帰国の飛行機に乗れないという大トラブルを経験しました。もともと予約していた帰国便は格安航空券だったので、キャンセルも払い戻しもありません。
※子どもたち、ローマの空港で爆睡中。
空港で夫とふたり、ベンチで眠っている子供たちを横目に、冷や汗をかきながら別の航空券をチェック。ようやく見つけて、あせりで震えながら確保したタイ航空のチケットは、
4枚で25万円!!!
これでも、ちょうどラスト4枚売れ残りで、超格安だったのです(汗)。春の休暇の時期だからか、他の航空会社は軒並みひとり20万~!とかだったので(大汗)。
でも、25万円…。本来は当然、まったく払う必要のないお金だったのに!今回の家族旅行はもともと格安航空券と安いゲストハウス宿泊だったので、それでもパックで行った場合よりだんぜん安いのですが、もうほんとに…落ち込みました(涙)。
実家の母との電話
今回の旅、わたしの設定が悪くてメールがほとんど使えませんでした。「ちょっとした」トラブルで帰国が遅れること、わたしの実家の母にはなんとか連絡をつけていましたが、詳しい状況報告は帰国の翌日の電話で、となりました。
まわりに心配をかけ
子どもたちを大変な目に遭わせ
余計なお金も使うことになり。
親から、ちくりと釘を刺されるようなことを言われても当たり前だよな、と思っていました。
ところが。
「こんな時だからテロとかに巻き込まれでもしないかと心配してたから、帰国が遅れると聞いてひょっとして!?と心配したけど、よかったよかった。」
「子どもたちもね、一生懸命走り回ってる親ふたりの背中を見て感じることもいっぱいあっただろうし。」
「なにより、子どもたちもこれからそれぞれひとりで生きていくわけだし旅もするだろうし、そんなときにどうしたらいいか学ぶこともあっただろうし。」
「ずーっと何にもなくスルスルうまく行っちゃうことなんて、かえって良くない。」
「だから、家族一緒にいるときにこんな経験ができて、子どもたちにとってもよかったんじゃない?ひとりのときに初めて、っていうよりずっとよかったじゃん。」
…もうね、ちょっと涙がでました。母よ、ありがとう。
「経験を買う」
今回、突然25万円もの出費をすることになり、自分たちではその時置かれた状況のなかでベストを尽くせたとは思いつつ、ほんとうにがっくりきました。
でも、母にいわれた言葉ですこし救われました。
想定外の出費はしたけれど、その分、子どもたちも含め家族四人で「経験」をちゃんと買ったんだ!と。
目に見えるものが手元に残ったわけではないけれど、そういう意味では旅すること自体おなじ。手元にモノが残るわけではありません。
このトラブルまで含めて、全部の「経験を買った」のが今回の旅。
そう思うことができました。
おわりに
使うお金をミニマムに!と思うと、今回の旅はあきらかに落第です。
でも、使ったお金の分だけの価値は、ちゃんと自分たちの人生に得ることもできたんだと、母との話であらたな見方をできるようになりました。
生きていくうえでどうしても必要なお金。出費がミニマムであることも大事だけど、それ以上に、自分の人生をゆたかにする使い方ができたと思えることも大事。そう感じたできごとでした。
▼わたしの自己紹介です。
はじめまして、あらためまして、自己紹介。 – すっきり、さっぱり。