昨年の秋、バカラのクリスタル像を割ってしまいました…。
バカラのクリスタルってめちゃくちゃ美しく割れるし、割れる時「キーン！」ってめちゃくちゃ美しい音がするんだぜ…（涙） pic.twitter.com/jgGnRxSPII
— ついったお休みちゅう:すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 23, 2020
これ、わたしたち夫婦が結婚したとき、敬虔なクリスチャンである義父母へ記念として贈ったもの。
とっても気に入って大切にしてくれていたのに、義父の命日にお花を届けに行ったとき、こともあろうにそのお花でひっかけて落としてしまいました…。
義父の命日ということでお花とお菓子を届けに行って、前後ろ逆に夫が置いたアレンジメントの向きを変えようとして、後ろにあったバカラの天使像を落として割った嫁アカウントはこちら…。
— ついったお休みちゅう:すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 22, 2020
その天使像、われら夫婦が結婚した時に、義父母に贈ったもの…。
ガラス金継ぎしてくれるところを探します…。
工房へ金継ぎをお願いしていたのがようやく美しい姿で戻ってきてくれたので、かかった費用や日数などについて記録しておきます。
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Before：バカラのクリスタル像 破損当時の様子
60cmぐらいの高さの台から吹っ飛び、斜めに立てかけた状態で床置きして飾られていた古伊万里の大皿にあたって畳に落ちました。
「キーーーーーン」というものすごく澄んだ美しい音がして、クリスタル像のあしもとがすっぱりと割れました。（大皿が無事でまだヨカッタ…涙）
大きなかけらのほか、数個の小さなかけらも拾って持って帰宅。
ガラスの金継ぎをやっている工房を探し、修理をお願いしました。
After: バカラのクリスタル像 金継ぎ後の様子
金継ぎが終わり、このたび戻ってきたバカラ像がこちら。
足もと向かって左下から右上にかけて、継いでくれています。
足もと拡大。
バカラの透明感に合わせ、金ではなくプラチナで継いでくれました。
継がれた線が山の稜線のようにも見えて、美しい。
大変気に入りました。
バカラのクリスタル像 金継ぎにかかった費用＆日数
今回の金継ぎに関連する情報をまとめておきます。
欠けた部分の大きさ
一番大きなもので7.5cm×5.0cm程度。
そのほかに、数ミリ程度の細かいかけらが数個発生。
金継ぎの処理
破損状態を写真付きで送って工房とやりとりし、バカラの透明感を損ないたくないため金ではなくプラチナで継ぐ、ということになりました。
金継ぎにかかった金額
費用は金継ぎの工費と自宅への返送料を含め、9,700円でした。
事前にやりとりしていたときの見積もりで9,000円程度になると思うとされていたので、ほぼ見積もり通りでした。
金継ぎにかかった日数
こちらがかなりかかりました…。
10月下旬に破損し、工房と何度かメールでやりとりした上で、10月末にバカラ像を工房宛てに発送。
金継ぎが済んで手元に戻ってきたのが3月なので、5か月近くかかったことになります。
ご家庭の事情でいろいろバタバタされていたようで、かなりの日数となりました。
とにかく大切なものなのでちゃんと進捗を知りたかったのですが、なかなか返信もゆったりだったため、ずいぶんヤキモキしました。
結果的に、仕上がりも美しく費用もリーズナブルで満足はしていますが、そういったこともあるので、ここでの工房のご紹介は控えることにします。
（もし実際にクリスタルの金継ぎをお願いできる工房をお探しで、上記のような事情をご理解の上で今回の工房について詳細をお知りになりたいという方がいらっしゃるようでしたら、「お問合せフォーム」から個別にメールを頂ければと思います。）
おわりに
食器もいくつか、自分で金継ぎしたものがあります。
なかなか難しく、職人さんにやっていただくようにはいかないけれど、自分が使う分には十分です。
金継ぎもお安いものではないのであまりにも費用に見合わないものは別ですが、愛着のあるものはできるかぎり手を加えてなおしたりしつつ大切に使っていきたいと思っています。
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