防災・アウトドア・旅

ダイソーの固形燃料を使ったお湯沸し専用セット一式のまとめ(トータル重量295g)

Trail HutのゴトクPot tand yとダイソーの固形燃料で湯沸し

旅館での食事などで、一人ずつの目の前で簡単な料理を仕上げたり保温したりする青い色のローソクのような固形燃料を見たことのある方も多いかと思います。

実はあれ、アウトドアでお湯を沸かしたりお米を炊いたりするのに便利に使えるものでもあります。

今日は、100円ショップ ダイソーで手軽に購入できる固形燃料でお湯を沸かす場合の道具一式について、使うアイテムとそれぞれの重量をまとめます。

ウルトラライト!とは言えませんが、わりと軽量コンパクトかつ使いやすいセットになっていると思います。

ダイソー固形燃料を使った、お湯沸し専用セット一式(295g)

ダイソーの固形燃料を使う場合の一式は、以下の通りです。

お湯沸し専用基本セット(170g)

エバニューのチタンポットを中心とするこのセットを基本として使います。

チタンポット、折り畳みカップ、折り畳みフォーク、ライターの4点。

ダイソー固形燃料(82g)

基本のセットに加える燃料は、これ。

ライトハイククッカ―セット:ダイソーの固形燃料を使ったお湯沸しセット

ダイソーのアウトドアコーナーで3個100円で販売されている固形燃料(25gサイズ)を、同じくダイソーの丸パックに小分けして保管。

2個持っていきます。

ひとつで約20分強燃焼が続くので、ひとり分のお湯を沸かすには十分です。

ダイソーの固形燃料は、アルミのカップに入っているので受け皿などを別途用意する必要がなく、後片付けも簡単。

Trail Hut「Pot Stand y」(20g)

ポットを置くためのゴトクは、Trail Hut(トレイルハット)の「Pot Stand y」を使っています。

収納状態。

Trail HutのゴトクPot tand yとダイソーの固形燃料で湯沸し

ぺったんこになるので、チタンポットの中で収納場所を取りません。

広げると3本のゴトクになり、下に固形燃料、上にポットを置くことができます。

Trail HutのゴトクPot tand yとダイソーの固形燃料で湯沸し

熱効率が良いように、固形燃料からポット底部までの距離も最適化されているとのこと。

ギアとしてのシャープな美しさもたまりません。

T’s Stove「Titanium Windscreen」(23g)

固形燃料を実際に外で使おうと思ったら、ポットやクッカーの底部数センチ上のところまでしっかりカバーできる高さを持った「風防」は必須。

ダイソーの固形燃料で湯沸し:T's Stoveのチタン風防

チタンの薄い風防をポットの径にあわせて丸くし、ヘアピンで留めて、ポットを取り囲むようにして使っています。

風防でカバーしなければ燃焼効率は非常に悪くなるし、逆にポットにぴったり沿わせすぎても酸素不足で不完全燃焼してしまうので、1周ぐるりと1cm弱ぐらいの隙間が空くぐらいの大きさに調整して設置するようにしています。

スタッキングの様子

以上のものはすべて、エバニューのチタンポットの中にまとめて収納することができます。

ダイソーの固形燃料で湯沸し:クッカーへのスタッキングもばっちり
  1. ポットの内側に、風防をぴったり沿わせつつ入れる
  2. パックに入れた固形燃料を2つ、中に積み上げて入れる
  3. すきまにゴトク、折り畳みフォーク、ライターをいれる
  4. 上から、折りたたんだフォールドアカップをかぶせるようにして入れる
ダイソーの固形燃料で湯沸し:クッカーへのスタッキングもばっちり

以上で、チタンポットの蓋もきっちりしまります。

チタンポットひとつ分の容量にすべてすっきり収まって、気持ちがいい。

ダイソー固形燃料を使うメリット

ダイソー固形燃料を使うメリットをまとめます。

扱いがカンタン

旅館の食事を目の前で保温したり調理したりするようなものなので、扱いがむずかしくありません。

持ち運びもしやすいし、着火はライターで火を着けるだけです。

持って行く燃料の計算がしやすい

ダイソーの固形燃料はひとつで約20分燃焼する大きさで、これだけあればひとり分のお湯を沸かしてあまりあるぐらい燃焼継続します。

行程によって何回お湯を沸かすことになりそうか、自分なりに計算して必要数だけを持ち出すことができます。

かるくてコンパクト

2回分のお湯沸しとして2個持って行くとしても、80g程度の重量で済みます。

そして、必要なものをすべてをチタンポットの中にひとまとめに収納することができます。

ガスボンベだと、最少サイズのものでも200g以上の重さになる。

そして、ポットやクッカーの大きさによっては、ガスバーナーやカトラリーなどの小物は入ってもガスボンベまではおさまらないということも多く、収納的には2つ以上に分かれることになって嵩張ります。

もちろんガスボンベはひとつでかなりの回数お湯を沸かすことができるので一概には比べられませんが、逆に言うと余分な回数分も毎回持ち歩いているということでもあり…。

このあたりは便利さと軽さのトレードオフになります。

燃やしてもススがつかない

この固形燃料は、燃やしてもポットの底にススが着いたりせず、きれいなまま使えます。

ススが着く固形燃料だとポットをザックにしまうときにも気を使いますし、帰ってからこすって洗うのも大変です。

後片付けがラク

ダイソーの固形燃料はアルミのカップに入っているので、燃焼が終わって冷えた後はそのままごみ袋に入れることができます。

ダイソー固形燃料を使うデメリット

ダイソー固形燃料を使う時のデメリットをまとめます。

湯沸しに時間がかかる

火力が強いものではないので、ガスバーナーよりは湯沸しに断然時間がかかります。

ゆっくりとした時間や火を扱っている感覚を味わいたいときにはいいのですが、そうでなければやっぱりガスバーナーのほうが圧倒的に便利かつ効率的です。

途中消火が難しい

いったん火を着けたら、火力の調整や途中消火などをするのは難しいです。

火力調整蓋や火消蓋を別途持って行けば可能ですが、あくまで燃やし切って沸かし切るようなシンプルな使い方が向いています。

おわりに

ダイソーの固形燃料を使った湯沸かし専用セット一式は、エバニューのチタンポットにすべておさまり、軽量で、扱いや準備がラク。

ガスバーナーでさっとやってしまうよりも、火を扱っている感覚を楽しめるセットです。

次回は、同じエバニューのチタンポットをトランギアのアルコールストーブで使う時のセット一式についてまとめます。

ダイソーの固形燃料の時よりもやや重く、扱いも何かと面倒ですが、それでも時に無性に使いたくなるギアだったりします。

▼固形燃料は、アマゾンなどでまとめて買うほうがかなり割安になります。(揮発するので長期保存には向きません。)

おうちでアヒージョなどの料理で使われたりもするようです。

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