がん治療の後遺症により30歳で閉経してしまったことで、骨粗鬆症になりました。
2年半ほど前から治療を始めたもののなかなか改善がみられず、昨年末からあらたに承認された新薬「イベニティ」という注射での治療をしています。
接種は12回までとあらかじめ上限が決まっているこのお薬、先日そのうちの半分の6回が終わったということで骨密度の測定をしましたので、その記録をまとめておきます。
最近、わたしの実家の母もいっしょにスペイン巡礼をした友人も骨粗鬆症と診断されました。
アラフォー、アラフィフ以上の年代にとっては、思っているよりずっと身近な問題です
骨粗鬆症の新薬「イベニティ」6回接種後の骨密度数値
昨年11月から接種を始めた骨粗鬆症の新薬「イベニティ」。
全12回までと上限が決まっており、4月の通院でその半分となる6回目の接種が終了していました。
翌月5月末の通院で骨密度を測定した結果、
- 大腿骨部分 +5%
- 腰骨部分 +17.3%
…なんと、びっくりするほど劇的に数値が上がっていました。
これにより、現在の骨密度は同年齢比で
- 大腿骨部分 76%
- 腰骨部分 68%
まで上がってきました。
判断基準としては同年齢比80%以上で「正常値」、70~80%で「骨量減少」、70%未満で「骨粗鬆症」という判断になるため、今回の数値によればわたしは
- 大腿骨部分 「76% :骨量減少」
- 腰骨部分 「68%:骨粗鬆症」
ということになります。
「骨粗鬆症」のレンジに入っている腰骨の方もあと一息で70%に手が届くので、かなり希望を感じられました。
当面、骨が折れたりつぶれたり砕けたりというリスクは回避できたかも…!
新薬、ありがとう!
今後の治療
この数値をみて、主治医の先生がちょっと意外なほどごきげんになっていらしたのも印象的。
ねらってやったことに効果が出たのだから当然と言えば当然なのでしょうが。
残念ながら腰骨部分はまだ若干「骨粗鬆症」のレンジに入っているのと、この注射の効果は全12回の接種終了後まちがいなくゆるやかにさがっていくとのことなので、すべての接種が終わっても別の方法での治療は継続していくことになります。
それでも一旦ここまで数値をズバッと持ち上げることができたことで今後の経過にも少なからぬインパクトが与えられているはずなので、とてもとてもうれしいです。
気になる副作用も特には出てきていないので、残りの6回もこのまま継続接種して行きます。
定期的な検査と治療が大事
骨粗鬆症は、女性ホルモンが減少していく40代50代以上の年代のすべての女性にリスクがあります。
なんの自覚症状もなく、そのためなんの対処もすることなく、もしある日突然背骨が、腰骨が、足の骨が折れたり潰れたり砕けたりしたら…。
その後の人生、寝たきりになってしまう可能性だって否定はできません。
定期的な検査と必要であれば継続的な治療を受けることは、QOL(人生の質)を維持するためにとても重要。
自分の綱渡りの経験から、強く感じます。
おまけのはなし
今回の検査結果、夫にすぐに「しっかり効いています。ありがとうございます。」とメッセージで報告したところ、
よかった、すごいね。よく食べて歩いてるのもいいんじゃない?
と返ってきました。
…なんという神回答 笑。
これを励みに、これからもウォーキングとヨガのほうもコツコツ続けて行こうと思います。