早発閉経による骨粗鬆症の治療をしています。
ホルモンパッチや飲み薬だけではなかなか数値が上がらず、あたらしく承認されたお薬「イベニティ」の注射をはじめたのが昨年の11月。
今月の通院で、上限全12回までと定められている接種が無事完了しました。
今後考えられる治療の選択肢について、主治医からのはなしをまとめておきます。
骨粗鬆症治療薬「イベニティ」全12回接種完了
イベニティの接種、全12回が完了しました。
イベニティは、
- 近年承認されたてホヤホヤの新薬
- 骨形成の促進が期待される
- 月にいちどの注射
- 一回の接種での患者負担が15,000円と高額
- 接種上限が12回までと定められている
というお薬です。
わたしはこれを2019年の11月から2020年の10月まで接種しました。
全12回の半分が済んだ2020年4月時点でいちど骨密度を測定したところ、なんと腰骨部分で+17.3%という骨密度上昇がみられました。
これには主治医の先生も大喜び。
先生の経験では+25%という患者さんがいまのところの最高記録で、それに次ぐぐらいの喜ばしい数値だそうです 笑。
上記記事のなかにもまとめてありますが、大腿骨も腰骨もあと一歩で「骨粗鬆症」のレンジを抜けることができるところまで来ていたので、全12回の接種が終わった今、その数値がどのように変化しているかが楽しみ。
来月11月の診察では、骨密度測定を行います。
今月10月の診察おわりに採血と採尿をしてきたので、その結果とあわせて、今後の治療方針が検討されることになります。
骨粗鬆症、今後の治療の選択肢
今後の治療は、イベニティ接種完了後の血液検査、尿検査、骨密度測定検査の結果を総合して検討するとのこと。
考えられる治療の選択肢は2つあるそう。
ボナロン(ビスホスホネート製剤)による治療
ひとつめの選択肢は、イベニティを始める前まで使っていたお薬「ボナロン」の再開です。
- ゼリー状の経口薬
- 週に1度の摂取
- イベニティで上がった数値を維持する目的
- 比較的安価
あがった数値を「守る」戦略、ですね。
プラリア(デノスマブ製剤)による治療
もうひとつの選択肢は、「プラリア」という注射です。
- 皮下注射
- 6カ月に1度の接種
- 骨を壊して吸収するスピードを遅くする&骨を増やす目的
- 接種回数上限はナシ
- 接種費用1回30,000円
こちらはゆるい「攻め」を続ける戦略。
1回の接種で30,000円…!となりますが、接種自体は半年に一度なので、イベニティと同じく月に1回で換算すると5,000円。
イベニティは一回で15,000円(!)だったので、それにくらべれば3分の1程度の費用となります。
「ボナロン」と「プラリア」どちらの治療法を取るかは、諸検査の結果の数値次第となります。
おわりに
コロナ禍でなかなか街なかへ出かけていく気にならないこともあり、以前よくやっていた低山歩きを再開しました。
そして、ひさしぶりに行った高尾山から奥高尾への縦走の下山路で転倒。
幸い骨折もなく無事におりてくることができましたが(アップルウォッチの転倒検出機能がしっかり働いてくれることが分かったのが収穫…)、もし骨粗鬆症の治療をしていなかったら、イベニティで骨密度の数値が上がっていなかったら、とちょっとヒヤッとしたできごとでした。
わたしの場合はがん治療の後遺症からとちょっと特殊ですが、骨粗鬆症は、女性ホルモンの減少が顕著になる40代以降の女性なら誰にも起こりうる病気。
いまはよいお薬がいろいろあるので、適切な診立てによる適切な治療を受け、QOL(人生の質)を気持ちよく維持していきたいものです。
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