1月に函館へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは2日目の記録。
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2日目:道南いさりび鉄道、木古内、松前城
07:00 函館朝市 海真で朝食
7時、ホテルを出て、すぐそばの函館朝市へ。
朝市の通りはもうすでに結構な人出になっていて、ぼんやり歩いていると右から左から次々と客引きの声がかかる。
うーん、函館のココへきたら当然お刺し身モリモリの海鮮丼でしょ!というのもわかるんだけど、そういう気分じゃないんだよなあ…。
焼き魚食べたい。おいしいやつ。
若いお嬢さんが声を掛けてくれた海真に入店。
函館2泊3日旅
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 16, 2025
2日め
朝食
函館朝市 海真
真ほっけ定食
かにとあおさのお味噌汁付き
1,500円 https://t.co/6z1rqIF31F pic.twitter.com/3MSBhh2QPV
「本州で食べられるのはしまほっけ。北海道でしか食べられない真ほっけ、おいしいですよー!かにのお味噌汁もつきます!」って。
20分ぐらいの時間をかけてじっくり焼いてくれた真ほっけ、表面は香ばしく、身はしまっていてとってもおいしかった。
08:53 道南いさりび鉄道で木古内へ
函館駅内のセブンイレブンで、いさりび1日きっぷ(1,000円)を購入。
1日きっぷの対象区間は五稜郭⇔木古内なので、函館→五稜郭分の別途運賃きっぷ(250円)を購入し、いざ、いさりび鉄道に乗ー!!

あれ、いさりび鉄道って真っ黄色の車両のイメージだったんだけどな…?
シックなネイビー、これはこれでカッコいい。


それにしても、天気最高。
雪景色の向こうに、函館山がぽっかりと浮かんでいる。

渡島当別駅から釜谷駅のあいだは線路が海岸線にごく近いところを走っていて、めちゃくちゃ景色がいい。



上下線列車すれ違いのための途中停車時、さっきからドアにへばりつくようにして外の景色にクギ付けになっているわたしに、運転士さんが話しかけてくれた。
「鉄道がお好きなんですか?」
あー…、鉄道に乗るのも好きですけど…、なんというか「移動」が好きで…。
「あーなるほど(察し) 笑」

「きょうは大正解ですよ。こんなに晴れて風がなくて天気のいい日はめったにない。」


ほんと、運がよかったです。
10:08、木古内駅に到着。
10:15 木古内散策
木古内駅前のロータリーで、松前行きのバスのりばの位置を確認。
あとで焦るのはいやなのでね。
バスの出発まで1時間弱。
木古内駅から海岸へ向かってみる。
みそぎ浜。



野点セットをひろげ、一服。

なんという気持ちのいい場所!
この週末に、みそぎ祭りが開催される予定とのことだった。

見てみたかったな。
あっという間にバスの時間が近づいてきた。
駅前通りの末広庵で「孝行餅」、東出酒店で地酒「みそぎの舞」を買って、木古内駅前のバスロータリーへ戻る。
11:10 松前行き路線バスに乗車
11:10、松前出張所行きの函館バス521系統に乗車。
ここからは片道1時間半、運賃2,000円の路線バス旅。

ずっと海沿いを走ってきたバスは知内町で山側に入り、福島町でふたたび海沿いに出る。

なんというか、どちらも自分の年代にとってはわりと濃厚な記憶があるものなので、感慨深い。
函館を出てきてからずっとぴーかんのお天気だったのに、北海道最南端の白神岬を通過したあたりから途端に雲行きが怪しくなってきた。


空が真っ黒、波が高くなり、走っているバスにも波しぶきがバシャバシャ打ち付けてくる。
このころ、青森県は連日災害級の大雪に見舞われていた。
津軽海峡を挟んだ対岸の津軽半島あたりの空はまっくらで、あまりの天気の急変ぶりに緊張してくる。
松前に行くのはいいけど、函館に戻れるかな…。
12:39、松城バス停で下車。
13:00 かもめ食堂で昼食
松前に着いた途端に雨まじりのぼた雪に見舞われ、一気に気持ちがグレーになってくる。
とりあえず、なにか食べよう。
かもめ食堂へ。
函館2泊3日旅
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 16, 2025
2日め
昼食
かもめ食堂(松前)
極上寒風干し村上銀鮭定食1,000円 https://t.co/6z1rqIF31F pic.twitter.com/If1S6IKDII
北欧大好き民あこがれのあの「かもめ食堂」とは全然ちがう、津軽海峡冬景色で歌われている凍えそうなかもめの食堂、って感じが大変よい。
以前はスナックか何かだった建物を改装したのかな?細長い空間に向かい合うようにしてテーブルと椅子が平行に二列並び、壁には手書きのメニューがズラーーっと貼られていて、ちょっと不思議空間なお店。
でも店内はほぼ満席で、みんな口々においしかったです!と言って出ていく。
メニューが豊富過ぎて選べなかったので、会計を終えて出ていく出張ビジネスマン風の男性二人が「じゃあ今度来た時はおすすめの村上銀鮭食べます!」とオーナーさんに言っていたのを「じゃあ、わたしはそれください」と注文。
男性二人が「あー、先越されたー!」とけらけら笑っておどけつつ出て行ったのも、なんかよかった。
寒風に干されてうまみが濃縮された銀鮭はもちろん、つけあわせの小鉢もそれぞれおいしくて、素朴でいい定食屋さんだった。
13:30 松前散策
松前城は、冬季閉鎖中。
知ってたよ。
でも行ってみたかったのです。
かつての北前船の重要な拠点だった、そして北海道で唯一のお城がある松前に。

冬季閉鎖と言いながら、天神坂の石段を登って行った先の門は開いていたので、中をちょっと覗いてみる。
門の先には雪野原がひろがっていて、その先にキリっとたっている天守が見えた。
雪が小止みになったのでもう少し奥まで行ってみようかとも思ったけど、雪の下がどんな地形になっているのかわからないのでやめておいた。
天神坂に並んで立つさくらの木のつぼみが、雪融けのしずくでキラッと光る。
ああ、晴れた、よかった。
と思う間もなく、また雨まじりの雪がぼたぼたと降って来る。
…なんというかこの雪と雪の降り方、メンタルに来るな…。
松前城の城下通を歩く。
両側に商店が並んでいるけれど、あんまり開いてない。
まあ、松前城が冬季閉鎖中だもんね。
雨宿りも兼ねて、道の駅北前船松前へ。
期待していたうみかぜテラスは、閉鎖中だった。
まあ、松前城が冬季閉鎖中だもんね(何回め)。
14:30、木古内駅へ戻るバスに乗るために、バス停へ向かう。

福山波止場に打ち寄せてざわざわと波立つ海が美しくて、見とれてしまった。
津軽半島の方は相変わらず雲に覆われている。

きょうも大雪だったのかな。
波止場の上にかかる橋からは、白神岬方面、雪をいただいた大千軒岳(かな?)、松前城がぐるっと見渡せた。


14:53、松城バス停から木古内駅行きバスに乗車。
海は暗く、荒れていて、沖合には海と空を柱のように繋いでその中で明らかに雪を降らせているように見える厚い雲が見える。
来るときにこのあたりの海の荒れようがすごく、道路にまで波しぶきが打ち付けていたので、この道路が風雪で寸断されて木古内まで戻れなくなることを心配していた。
幸いそこまでの降雪はなかったようで、一安心。
福島町から入った山あいの道には雪が積もっていたけれど、路線バスは快調に山路を進んでいく。
16:22、木古内駅に到着。
途中途中でなぜか運転手さんの結構長めの休憩などもあって、このあとの道南いさりび鉄道に間に合わなかったらどうしよう、次の便は3時間ちかく後になるんだけど…と焦ったけど、問題なく到着してくれてほっとした。
16:32 道南いさりび鉄道で函館へ
木古内駅で待っていたのは、タラコ色のキハ40~!!!

かわいいねかわいいね。
日が落ちたころ、朝通って来たときに海の向こうにぽっかりと函館山が浮かぶ景色を堪能できた海岸線を走る。
函館のまちの灯りと、その先にのびる函館山のシルエットが見えて、こちらも美しかった。
17:34函館に到着。

いちにちの疲れがどっと襲ってきてときどき寝落ちなどしつつも、たのしい鉄たびだった。
18:00 ラムしゃぶ 火鍋函館吉田で夕食
さて、夕飯どうしようかな。
はじめて函館に来た時にとってもおいしかった魚さんこへ再び行こうとも思ったのだけど、前日お店に立ち寄って聞いてみたらすでに予約枠はいっぱい、あとは当日来た時に空きがあって入れれば、と言われていた。
この日結局時間はまだ18時前だったし、行ってみれば魚さんこにも入れたのかもしれないけど…。
あさ真ほっけ、ひる銀鮭、とお魚つづきだったので、お肉を食べたくなった!
函館駅前松風町のラムしゃぶ 火鍋函館吉田へ。
函館2泊3日旅
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 16, 2025
2日め
夕食
らむしゃぶ・火鍋 函館吉田
昆布スープと濃厚醤油スープ
ラムロール1mm
野菜セット
日本酒 五稜純米
2,679円(ハッピーアワー5%OFF) https://t.co/6z1rqIF31F pic.twitter.com/Pe1jHTvcOq
スープを2種類選んで、ラム肉の厚みを選んで、しゃぶしゃぶ。
壁にスパイスがずらーっと並んでいて、自由に味変できるのもたのしかった。
ラム肉っておいしいよねえ…(うっとり)。
大好き。
19:00 ホテルリソル函館に帰還、就寝
ホテルリソル函館に帰還。
まだまだ早い時間だったので、前日のチェックイン時にもらったウェルカムドリンクチケットを持って10階のバーへ行ってみる。
店内は若いカップルと、会社の飲み会っぽいグループでずいぶんにぎやか。
函館ベイエリアとライトアップされた摩周丸を見ながら、カウンターで一杯だけいただいてさっさと退散。
部屋に戻って入浴、就寝。
きょうもよく移動したあ!
おやすみなさい。
おわりに
道南いさりび鉄道、いつか乗ってみたいと思っていたので、大満足。
松前への路線バスもたのしかった。
本日の旅の出納帳
函館2泊3日の旅費、2日目発生分の記録。
真ほっけ定食(海真) | 1,500円 |
いさりび鉄道1日乗車券 | 1,000円 |
べこもち | 162円 |
JR函館駅→五稜郭駅 | 250円 |
孝行餅(末広庵) | 276円 |
みそぎの舞特別純米(東出商会) | 847円 |
木古内駅→松前(函館バス) | 2,000円 |
寒風干し村上銀鮭定食 | 1,000円 |
松前→木古内駅(函館バス) | 2,000円 |
五稜郭駅→JR函館駅 | 250円 |
ラムしゃぶ(ラムしゃぶ火鍋函館吉田) | 2,679円 |
11,964円 |