北海道

【函館2泊3日旅】3日目:JR函館本線(鹿部回り)森駅、大沼国定公園、函館元町エリア散策

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

1月に函館へ行ってきました。

今回の旅程はざっくり;

  • 1日目(函館泊):函館ベイエリア、立待岬、函館元町エリア、函館漁港、函館旬花
  • 2日目(函館泊):道南いさりび鉄道、木古内、松前
  • 3日目:JR函館本線鹿部回り、大沼公園、函館元町エリア

という感じ。

きょうは最終日、3日目の記録。

 

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3日目:JR函館本線(鹿部回り)、森駅、大沼公園、函館元町

早朝5時半、宿泊していたホテルリソル函館をチェックアウト。

05:49 JR函館本線(鹿部回り)に乗車

函館駅のホームはまだ真っ暗。

鹿部回りの函館本線に乗車する。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄

以前、比羅夫駅に宿泊したくて函館本線に乗車したことはあるけれど、その時は北海道駒ケ岳の西側を通る路線だったので、いつか東側を回った景色を見てみたいと思っていたのですよねえ。

函館駅を出発してしばらくして左手に見えてくる五稜郭機関区

暗い中煌煌とつく明かりを背景にした車両のシルエットや、あちこちからもうもうと噴き上げる水蒸気がかっこいい。

暗闇の中に函館のまちのあかりが続くのをながめながら、ぐんぐんと北上・。

大沼駅着。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄

東の空がすこしずつ赤く染まって来て、雪の白、木立の黒、空の藍色とのグラデーションがうつくしい。

ここで、対向列車や特急列車の通過を見送る。

ここから先、鹿部回りは未乗車の区間。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄
JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄

どんどん陽が昇って来て、左手側に北海道駒ケ岳の姿があらわれてきた。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 駒ケ岳

雲がかかってしまっているので、頂上付近のあの独特の山容は見えないけれど、どっしりとなだらかに伸びるすそ野はくっきりと見えた。

鹿部、渡島沼尻、渡島砂原と無人駅が続く。

函館本線の中でも鹿部回りは本数が少なく、それだけに需要もかなり限られている感じ。

路線的にいつまで存続できるかなあ、というのが実感でもある。

07:44 森駅着

渡島砂原駅あたりからぐんぐん高度を下げ、海岸線に向かって降りてきた函館本線。

線路わきにぱらぱらと人家が増え始め、その向こうに噴火湾がどーんと広がる景色に変わる。

駒ケ岳の西側の路線を通って来た時も、突然視界が開けて海岸に出るこの感じに感動したなあ。

07:44、森駅に到着。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

ここから函館へ戻るので、一旦改札を出る。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

窓口の駅員さんに函館方面に戻りたいことを伝えると、「では次の07:58発に乗られますか?」と即応。

…まるっとお見通しですね。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

反対側のホームへまわる渡り廊下へ上がると、この景色。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

以前ここに来た時も、この景色を見てテンションあがったなあ。

海と山と鉄道路線、大好きだ。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

さて、15分ほどの滞在ではあったけど、森駅を満喫したので戻りまーす。

07:58 森駅発

朝日が差し込んできた森駅のホーム、カッコいい。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅
JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅
JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

森駅を出た列車、今度はぐんぐん高度を上げていく。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 駒ケ岳
JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 森駅

雲が切れてくれることを期待したけれど、朝日の中の駒ケ岳のまわりにはさっきよりも雲が多くなっていた。

きょう、あったかいからなあ…、しかたないね。

ところどころで列車がスピードを落とし、警笛を鳴らす。

のろのろと通過していく線路脇の木立のなかに鹿の群れがたたずみ、ぼんやりとこちらを眺めている。

出てこないでねー。

08:50、大沼駅着。

ここで大沼公園駅方面へ乗り換える。

JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 大沼駅
JR函館本線 鹿部回り 乗り鉄 大沼駅

トイレを終えて大沼公園方面行きに乗車。

ドアが閉まったところで、さっき改札で一緒になった中年女性3人組が大慌てでホームを走ってきて、ドアの前でおろおろ。

運転士さんが慌ててドアを開け、3人が乗り込んでくる。

…よかったね、乗れて。

これを逃すと次は2時間半後だよ…。

09:11、大沼駅発。

JR函館本線 大沼公園

09:13、大沼公園駅着。

09:30 ステーションホテル旭屋で朝食

大沼公園駅を降り、沼の家で大沼だんごを購入。

前回食べて、おいしかったんだもん。

大沼公園で朝ごはんを食べるならと目星をつけていた森商店へ行ってみたら、おやすみだった。

…ホッケフライカレーかローストラムサンド、食べたかったんだけどなあ…(涙)。

まだ10時前なのでほかに開いているお店もなさそうと思っていたところに、レストラン発見。

ステーションホテル旭屋

おべんとうばこの箱を開けたら、ごはんもお味噌汁もあつあつ、品数豊富でとってもおいしかった。

元気出た。

ごちそうさまでした。

10:00 大沼国定公園散策

大沼国定公園へ。

大沼に浮かぶ島々を結ぶ島巡りの路を歩く。

すっかり凍った大沼の向こうには、青い空と駒ケ岳。

大沼公園 駒ケ岳

夏にはじめて函館に来た時にここへも来て、レンタサイクルで大沼をぐるっと一周走ったんだけど、ずーーーっとくもりで駒ケ岳がさっぱりみえなかったんだよね。

今回はだいぶ見えた。

大沼公園

氷上に点々と、野生動物のあしあとがつづいているのもかわいらしい。

晴れてあたたかい!

大沼公園 

ゆっくりゆっくり、まわりの景色をたのしみながら静かな散策路を歩く。

気持ちいい…。

30分ほどで、ひらけた場所に出る。

ここへくると突然中国語がとびかい、にぎやかになった。

どうやら大型観光バスや夏季遊覧船の発着所になっているらしい。

集まって集合写真を撮っている団体、自撮り棒での撮影に余念のない若者、雪玉を投げ合ってかなり本格的な雪合戦に興じているグループ…。

みんなみんなみんな外国人。

日本に来てくれてありがとう。

でも、ちょっと食傷気味なので、わたしは去るね…。

来た路をゆっくりゆっくり戻る。

散策路までは来ないんだな。

しずか~。

大沼公園
大沼公園 

雪の上に腰をおろして野点セットを広げ、駒ケ岳をながめながら一服。

ときおり吹く強い風で雲が流され、真っ白な雪原がぱあっと輝いたりふっと暗くなったり。

夏とはまた全然違ったうつくしさを堪能でき、ほんとうにいい時間だった。

12:25 大沼公園駅発

ぐんぐん上がる気温で雪がずぶずぶに溶けだした道路を歩いて、大沼公園駅へ戻る。

さて、函館へ帰ろう。

大沼公園駅

若干遅延していた列車が到着すると、ホームにいた外国人観光客が一斉に写真を撮り始めた。

ちいかわ、人気なのか…。

函館へ戻る列車の車窓から、一面氷に閉ざされた小沼とその向こうにそびえる駒ケ岳がよーく見えた。

このあたりの景色、ほんとうに印象的。

以前夏に来た時も、あまりの美しさに見とれた記憶がある。

冬もいいね。

13:08、函館駅着。

13:30 函館朝市 味の一番で昼食

なんだか塩ラーメンを食べたい気分だったので、函館朝市にある味の一番へ。

大沼公園のおしゃれカフェレストランでワタリガニのパスタでも食べてやろうかとも一瞬思ったんだけど、どうにもラーメンの気分だったんだよな…。

すっごくシンプルな塩ラーメンなんだけど、バターのようなコクの強い風味があって、とってもおいしかった。

14:00 函館元町エリア、函館ベイエリア散策

最後にもう一度、函館元町エリアと函館ベイエリア散策。

街のあちこちに建つ和洋折衷の近代建築を見て歩く。

上記全7連投のポストには載りきらなかった建物もいっぱい。

函館開港からの歴史とその時代時代の空気が感じられて、まち歩きが本当にたのしい。

函館 元町散策

坂をのぼったりおりたりしながら歩き回り、気が付いた頃にはもう夕暮れ。

函館ベイエリア

そろそろ函館駅へ向かおう。

函館市電に乗ろうと思っていたけど、結局函館駅まで歩いてしまった。

函館は歩くのが楽しいまち。

17:20、函館駅前から函館空港行きリムジンバスに乗車。

17:43、函館空港着。

19:15 函館空港発

函館空港で、かるく夕食を摂る。

函館駅前でハセストに飛び込んで買ってきた、やきとり弁当。

じゅうぶんだわ。

19:15、函館空港を離陸。

窓の外に、函館の夜景が見えた。

20:45、羽田空港着。

おつかれさまでした。

おわりに

当初、夫とふたりで行くはずだった函館旅行。

わたしの都合が悪くなってしまったので別日にずらそうとしたけれど、どうしてもふたりの日程があわず、わたしが9~11日、夫が12~14日にそれぞれでおなじ函館に行くというちょっとおかしな旅程になった。

わたしはわたし、夫は夫でそれぞれ自分好みの旅ができたので、それはそれで悪くなかったよ!

本日の旅の出納帳

函館2泊3日の旅費、3日発生分の記録。

函館駅→森駅(JR函館本線)1,130円
森駅→大沼公園(JR函館本線)860円
旭屋弁当(ステーションホテル旭屋)1,300円
大沼だんご(沼の家)473円
大沼公園駅→函館駅(JR函館本線)640円
塩ラーメン(味の一番)750円
堂前守人 掻き落とし花絵蓋物(はこだて工芸舎)8,800円
函館駅前→十字街(函館市電)210円
金森資料館入館料100円
やきとり弁当ミニ(ハセスト)460円
ちくわパン、七飯のアップルパイ(ハセスト)632円
函館駅→函館空港(函館帝産バス)500円
りんごのほっぺチューハイ198円
赤いサイロ1,050円
ミルクもち、コーヒーもち、はちみつりんごもち420円
函館空港→羽田空港(ANAトクたびマイル利用)(3,000マイル)
17,523円

2泊3日合計54,611円(18,203円/日)。

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