11月、奈良中部の桜井市にある三輪山へ、遥拝登山に行ってきました。
二時間の三輪山登山を終え、古の道である「山の辺の道」を歩いてみたのですが、そのときに通りかかったカフェ「花もり」でいただいたランチがとてもおいしく、またお店もすてきでしたのでご紹介します。
山の辺の道の隠れ家的カフェ&食事処「花もり」
大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体である三輪山のふもとから、「山の辺の道(やまのべのみち)」という古道がのびています。
山辺の道は大和の古代道路のひとつで、奈良盆地の東南にある三輪山のふもとから東北部の春日山のふもとまで、盆地の東縁、春日断層崖下を山々の裾を縫うように南北に通ずる古道。
山の辺の道とも表記され、歴史上の記録では日本最古の道として知られる。
ウィキペディアより引用
宿泊していたゲストハウスみもろのご主人の、
「山の辺の道を北に向かって歩いてみるのも面白いと思いますよ」
という言葉にしたがって、三輪山遥拝登山のあとは山の辺の道を歩いてみることにしました。
▼山の辺の道を歩いた時の様子は、こちらからどうぞ。
歩き始めてしばらくして、おなかがグーっとなりはじめたころに通りかかったのが今回ご紹介する「花もり」。
趣のある門構えに赤いのれんがかわいらしく、目を引きます。
門の中をのぞいてみると、明るい庭の大きなモクレンの木の下にテーブルとベンチが置かれ、その奥のお店も解放感が気持ちがいい。
さりげなく活けられた植物と、色鮮やかなブランケットがすてき。
木のカウンターに土壁、木の窓枠や引き戸。
店内の植物のあしらいもいい。
ガラス棚には、味のある古物がちょこちょこと。
わたしの嗅覚が、ここはおいしいものが食べられそうなお店…!と全力で言っている。
お昼ご飯を頂くことにしました。
山の辺の道「花もり」の御神饌素麺(ごしんせんそうめん)
この「花もり」、お店に足を踏み入れた時からお出汁のいい香りがただよっていて期待が高まります。
わたしは、「御神饌素麺(ごしんせんそうめん)800円」を注文。
三輪そうめんの本場であるここ三輪で、三輪そうめんのにゅうめんを食べたかったのですよねえ!
待つこと15分ほどで、御神饌素麺が。
だしの香りがたまりません!!!
たっぷり載っているのは、
- 枕崎産本枯れ節
- 北海道産昆布
- 北海道産するめ
- 瀬戸内海産あみ海老
- 奈良産しいたけ
あとは、胡麻とねぎと錦糸たまご…?
いっぱい混ぜて食べてくださいね、と教えていただいたとおり、思いっきり混ぜていただくと…。
おいしいーーーーー!!!
これだけおいしい出汁のでるものがいっぱい載っていて、しかもその素材がしっかり選ばれたものばかりで、おまけにその下に隠れている三輪そうめんが糸のように細いのにコシがしっかりつるつるしながらお出汁をいっぱいに吸っていて。
歩いたあとの体にしみわたるようなおいしさです。
あっという間におつゆまで全部飲み干して、ごちそうさまでした!
山の辺の道「花もり」の基本情報
「花もり」は、三輪山の遥拝登山口のある「狭井神社(さいじんじゃ)」から山の辺の道を歩いて10分ほど。
のどかな小道沿いにある、ほっこり和風のカフェ&食事処です。
お食事メニューはこちら。(2018年11月現在)
カフェメニューはこちら。(2018年11月現在)
季節によっては山の辺の道を歩きに来た方々でとても混むそうなので、行くことが決まっているようであれば事前に電話予約(0744464260)がおすすめです。
山の辺の道「花もり」で、本場三輪そうめんをどうぞ!
この「花もり」、もともといまのご主人のおばにあたる人が甘味を出していたお店を引き継いで14年になるのだと、笑顔がすてきなおかみさんが教えてくれました。
三輪そうめんは単一規格ではなく、独自に工夫をこらしていろんなそうめんを各社が自由に作っているのが特徴で、「花もり」で使っているそうめんも手延べで寒ざらしという古くからの製法をつづけている製麺業者さんの手で作られているものだそう。
細ければ細いほどコシがあって、のびたりぶちぶち切れたりしないのが三輪そうめんのすごいところ。
たしかに、いただいた御神饌素麺もまったくぶちぶちだらだらしたところがなく、最後までつるつるしこしこで本当においしかった。
山の辺の道の散策でおなかがすいたらぜひ、「花もり」でおいしい「御神饌素麺」のにゅうめんをどうぞ!
▼一人旅、おいしいもの大好き。
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