先日、北海道へ行ってきました。
今回は、函館・ニセコ・余市・小樽・積丹半島・札幌という、道南から道央エリアを巡る6泊7日。
その中で行ってよかった、おいしかったお店を記録しておきます。
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北海道で行ってよかった&おいしかったお店10+1
かにめし本舗 カネカツかなや食堂(長万部)
函館本線の乗り換えで、長万部(おしゃまんべ)駅で下車。
この日の宿泊地「比羅夫(ひらふ)」へ向かう電車が来るまで2時間ほど待ち合わせ時間があったので、名物のかにめしを食べることに。
かにめし本舗かなやのかにめしは駅弁で超有名だけど、せっかくなのでカネカツかなや食堂のほうで、あたたかいかにめしをいただいてみよう。
かなやのかにめし(1,200円)。
かにのほぐし身がふわふわ!
ほんのりあたたかい酢飯とふわふわのかにのほぐし身、上にのった奈良漬けや錦糸卵がほどよいアクセントでとっても美味しかった。
駅弁なら全国各地の物産展でも出会えるけど、これは現地ならではの味なはず。
大満足。
二世古酒蔵(倶知安)
比羅夫で宿泊している時に、となりの倶知安(くっちゃん)駅に酒蔵があると聞いたので行ってみた。
この数日前に今季初冠雪だった羊蹄山、うつくしい。
倶知安駅から10分ほど歩いて、二世古酒蔵に到着。
中にいる方に声を掛けたら、「そこの冷蔵庫から出して好きなだけ試飲どうぞ」とのこと。(え、自由すぎ…!)
まずは気になった三種から。
どれもおいしいけど、一番左のがふっくらと華やかですごく好みだった。
お水と交互にちびちびやっていると、忙しく行き来するスタッフさんが口々に「どんどん出して、好きなの出して、片付けなくていいから」と声を掛けてくれる。
あまりに勧めてくれるので、ぜんぶで10種類弱をありがたく試飲させてもらった。
ニセコの湧水を使い、原酒にこだわっている二世古酒蔵。
地元の農業高校といっしょに酒米づくりから始めたというお酒もあり、とことん土地に根差していることが感じられた。
まだ旅が始まったばかりで、リュックに酒瓶を入れて歩くには早すぎたので(電話でも注文できるし)、お酒を使ったお菓子をいくつか購入。
二世古酒蔵の甘酒を使った甘酒餅、ふわっと甘い香りとやわらかい食感がとてもおいしい。
このあと札幌で立ち寄ったANAクラウンプラザホテルの売店にもこのお菓子が置かれていたので、知る人ぞ知る人気商品だったのかも。
高校生との合同企画商品らしい酒粕を使ったマドレーヌも、しっとり&さっぱりとした甘みがとてもおいしかった。
ニッカウヰスキー余市蒸留所(余市)
余市のニッカウヰスキー余市蒸留所へ。
下調べをせずに行ったので、コロナ禍で工場見学が完全予約制になっているのを知らなかった…。
ウイスキーの試飲メインのつもりで来たので中に入れもしないなんて参ったなーと思っていたら、この入り口の反対側にあるニッカミュージアム内のバーでの有料試飲は自由にできるとのこと。
ミュージアムを見学して、奥の「テイスティング・バー」へ。
ここでは、工場見学で入れる無料の試飲場では味わえないプレミアムなウイスキーを、有料でたのしめる。
ウイスキーにまったく知識のないワタシ。
香り高そうな雰囲気に魅かれて即決した「シングルモルト余市 シェリー&スイート(15ml 400円)」のほかに何にしようか迷って、スタッフさんにもう一種類をおススメしてもらうことに。
「ここでしか試飲できず、売店でも売っていないこちらはどうでしょう?」と勧めてもらったのが「シングルカスク余市 10年(15ml 1,000円)」。
スタッフさんのアドバイス;
- 最初は「シングルモルト余市 シェリー&スイート」からどうぞ
- 次に「シングルカスク余市 10年」をどうぞ
- どちらも最初はそのまま一口飲んでみて、そのあと加水して香りと味の変化を味わってみてください
教えてもらった通りにひとつめに口をつけると、目をみひらくほどのおいしさ…!
水を加えてみると、ふわーーっと香りが立ち上って舌触りがやさしくなり、うっとり。
ウイスキーってこんなにおいしいんだ…。
今度は「シングルカスク余市 10年」を口へ。
…もうね、衝撃。
さっきの「シングルモルト余市 シェリー&スイート」もおいしかったけど、「シングルカスク余市 10年」の味わいは脳みそに快楽が染み渡って広がっていく感じ。
これはすごい…。
有料で試飲する価値がある。
というか、この有料試飲こそがこの蒸留所での魅力だと思った。
あとから「シングルカスク余市 10年」をネットで検索してみたら、一本30万円ほど(!)で販売されていて、しかも売り切れているのを知った。
ウイスキーの世界って、スゴイ…。
無知って、コワイ…。
でも、だからこそ無邪気に触れることもできたわけで。
ほんとうにほんとうに行ってよかった。
小樽バイン(小樽)
今回の北海道旅を計画するにあたっていろいろ情報をいただいていたken2さんご夫妻と、小樽でお会いすることができた。
突発的にお声がけしたのに、小樽に着いたその晩に夕食をご一緒させていただけることに。
連れて行っていただいたのは、北海道産ワインが楽しめる小樽バイン。
明治時代の重厚な建築は残念ながら修繕中で外観を見ることはできなかったけれど、高い天井と広々とした店内から十分その壮麗さを推し量れた。
北海道ケルナーやおたるキャンベルアーリなどの道産ワインと、海鮮のサラダやラクレットチーズ、ピザ、パスタなどのフード。
建物、ワイン、フード、全部で北海道と小樽を味わえるお店。
(ご夫妻の北海道暮らしや旅の話がたのしすぎて、写真を全然撮っていなかった…。)
小樽ビール(小樽)
小樽を一日歩き回った夜は、小樽ビールへ。
小樽の運河沿いの建物を一歩入ると、ここは…日本…???みたいな空間。
まずは季節のビール「フェストビール(500円)」。
世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」で供される特別なビールで、あまり炭酸が強くなく、マイルドな味わいで飲みやすい。
乳酸発酵の酸味とうまみがビールに合うザワークラウト(500円)、切れ目からぷるんと身を削いでハニーマスタードでいただくヴァイスブルスト(800円)、北海道産豚と鶏の白レバーをじっくりと焼き上げた田舎風テリーヌ(580円)。
二杯目に頂いたレギュラービール、ドンケル(470円)も香ばしくておいしかった。
飲み終わったグラスがずらりと並んでいて、壮観。
日本ではドライでキレッキレなビールが多いけれど、わたしはこの小樽ビールのビールみたいな、素材の風味と存在感が奥に感じられるマイルド目なビールの方が好みだなと思った。
食堂うしお(積丹半島)
小樽から、レンタカーで積丹半島の神威岬(かむいみさき)へ。
この日は神威岬まで歩く小一時間の道でじりじり日焼けしそうなピーカン照りで、そのため透き通るような積丹ブルーをこの上なく美しく見ることができた。
往復2時間弱の稜線歩きを楽しんだ後は、食堂うしおへ。
積丹半島と言えばウニだけど、もう積丹産ウニの季節は終わっていたので、焼きアワビ(950円)を。
プルプルコリコリの歯ごたえ&たっぷりの海の旨みで、これまで食べた中で一番おいしいあわびだった。
そして、イカ刺し定食(1,100円)。
新鮮なイカはもちろん、ほたての入ったお吸い物、たらこで煮込んだ糸こんにゃく、モズクの酢の物、昆布の佃煮、イカの塩辛などの小鉢類も素晴らしくおいしかった。
吉山商店(札幌)
札幌といえば味噌ラーメン、らしいけど、実は味噌味の料理(味噌煮込みうどんや味噌カツ、味噌おでんなど)ってあんまり好きじゃなくて…。
でもせっかくだから味噌ラーメンを食べてみよう!と思って行ってみたのが、吉山商店。
焙煎ごまみそらーめん(880円)。
焙煎したごまのコクと甘みによって味噌のかどがマイルドに削られている感じで、しょっぱさや味のキツさが無いので喉へするする入っていく。
SMSでメッセージのやり取りをしていた夫、普段そんなにラーメンをほめることがないわたしが絶賛しているので、ちょっと珍しがっていたほど。
おいしかった。
森彦(札幌)
むかしから一度行ってみたいと思っていたカフェ、森彦。
今回の札幌宿泊で付いてきた「サッポロ割スマイルクーポン」の対象店リストに載っていたので、行ってみた。
円麦のパンを使ったチーズトースト(550円)と、ホットカフェオレ(500円)で、朝ごはん。
香り高いコーヒーのおいしさはもちろん、チーズトーストのパンがきめ細かくふわふわとなめらかでとてもおいしかった。
古民家の建物をおおうツタの間からのぞいた雨の風景もしっとりと美しく、とても素敵な場所。
(合計金額1,050円のところ、クーポン利用で50円。めずらしく旅行クーポンの恩恵にあずかった。)
ヨイノクチ(札幌)
このブログを始めたころからのお知り合いであるめるさんと、葡萄日和ヨイノクチで、はじめまして。
リストから3種類のワインを選んで飲み比べ。
(左から;北海道札幌藤野/キャンベル サンスフル、フランスコルビエール/コション・ヴォラン・ルージュ・シャトーキャラギーユ、北海道札幌藤野/三氣の辺ブラン)
お通しのしめさばも美味。
ワインの為のアテ5種(6種?)盛り。
羊肉の串焼き。
北海道産ジャガイモと新生姜のグリル。
豚首肉とマイタケのパスタ。
わたしはさらに、スペインカリニェナのラ ヴァディーナ・ナバ・スクエスと北海道千歳ワイナリピノノワールを一杯ずつ。
ワインも食事も、どれもとてもおいしかった。
立ち飲みバル的な雰囲気もあって、気軽に入っておいしいものが食べられるいいお店。
アトリエモリヒコ(札幌)
前日の森彦に続いて、翌日の朝はアトリエモリヒコへ。
古いビルの一階をリノベーションしたような店内は、あかるく開放的。
ハーブチキンサンドと、キャラメルラテ。
ふわっと軽いバンズに、やわらかいチキンとシャキシャキの野菜。
キャラメルラテはコーヒーを引き立てるさっぱりとした甘みで、とてもおいしかった。
こちらもサッポロ割スマイルクーポンが利用できたので1,000円引き。
ありがたかった。
谷地頭温泉(函館)
最後にもうひとつ、「おいしいお店」くくりからちょっと外れる、「行ってよかった場所」をおまけ的に。
今回の旅をスタートした函館は、昨年の夏、ことしの9月に続いて3度目。
昨年の初回訪問時には曇っていて青森県側を全く見ることができなかった立待岬も、今回はぴかぴかの快晴。
白い波が寄せては泡立つ津軽海峡の向こうには9月に訪れた下北半島 大間もバッチリ見え、リベンジが果たせた気分だった。
立待岬散策を終え、その足で谷地頭温泉へ。
まちの温泉センターといった雰囲気の温泉はかなりにぎわっていて、親子連れやお孫さん連れ、顔見知り同士で隣り合って話を弾ませている常連っぽいお客さんが多かった。
鉄分を多く含んだお湯は茶褐色に濁っていて、温度帯によって三つに分かれた浴槽は、わたしのようにぬるめが好きな入浴者にものんびり入りやすい。
ゆったりお湯に浸かり、出たり入ったりしながら1時間以上くつろいだ。
430円で、函館のまちの温泉の雰囲気を存分に満喫できた場所。
おわりに
旅は、その土地土地のおいしいものに出会えるのもたのしい。
北海道は、海鮮もお肉もビールも日本酒もワインもおいしくて、いいですねえ。
おまけの話
今回3度目の函館、夕食をどうしようか迷った。
最初に行った時の居酒屋「魚さんこ」がものすごくおいしかったし、9月に行った時のラムジンギスカン「羊の家」もものすごくおいしかったし…。
迷って迷って
結局
羊になりました。
ほんとに、うますぎるんだもん、ココ。
ああ、また食べたい。
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