以前は和洋とりまぜて、売るほどたくさん持っていた食器。
ここ数年の身の回りの整理を経て、ふだんつかうものはほぼすべてキッチンのカウンター収納におさまるようになりました。
その中でも、使わない日はないというほどよく使っているのが、北欧「イッタラ」の器たち。
このメーカーの食器との出会いと付き合いは約20年前、思わぬところからだったなとふと思い出したので、書き出しておきます。
イッタラを使い始めたきっかけ
いまわが家にイッタラ関連の食器はいくつかあるのですが、最初にやってきたのがこの5点でした。
- Teema 15cm シリアルボウル 2つ
- Teema 1.65ℓ ボウル 1つ
- Teema 23cm プレート 2枚
2002年、結婚する友人へのお祝いを探していて、近所のお店のかたすみに置かれたこれらの食器を見つけました。
使いやすそうなかたち、丈夫そうなつくり、きれいな色が新婚さんの新生活にぴったりだと思い、贈り物として購入。
してきたのですが…。
直後にわたしの体調不良がはじまり、急転直下がんが発覚し、そこから約9か月間の入院治療が始まってしまいました。
翌年、退院してきたころには当然、友人にお祝いを渡すタイミングなんてすっかり過ぎた後。
…もういまさらね…。
…でもこれ…どうしよう…。
…まあいいや…自分で使うか…。
で、この5つを使い始めました。
そうして手にしたこの食器、レンジもオーブンも平気だし、ちょっと落としたぐらいじゃ割れないぐらい丈夫だし(何回か落とした)、食洗機にも入れられるし(当時は食洗機を使ってた)、大きさやかたちがとにかく盛り付けやすいしで、目からウロコがおちる使いやすさ。
ということで、わが家の使い方にあわせて数や種類を増やしつつ、いまに至るまで便利に使ってきています。
Teemaはもともと3色だけだった
いまでこそTeemaシリーズはものすごいカラーバリエーションがありますが、当時はたしか「KILTA(キルタ)」というシリーズを継承したばかりで(パッケージにも「キルタ」と表記されていた記憶)、もともとそのシリーズで展開されていた「イエロー」と「ネイビー」と「ホワイト」の3色しか用意されていなかったように記憶しています。
そういうわけで、わが家のティーマシリアルボウルは、キルタで使われていた「イエロー」カラー5つ。
2002年当時に買った2つとあとから追加した3つは、裏側のスタンプマークが違っています。
こちらが古い方の2つ。
こちらがあとから追加した3つ。
どちらも、うつわ自体の色やかたちはまったく一緒です。
サラダや煮物をどかんと入れるのにいいと思っていた大きな1.65ℓボウルは、ネイビー。
これも2002年当時購入のものなので、イエローのシリアルボウルの古いものの方とスタンプが同じ。
そして23cmプレートは、もともとホワイトで2枚持っていたのですが。
個人的に白い食器はどうにもしっくりこなかったので、何年か後にホワイトの23cmサイズを欲しがっていた友人にあげ、同じ23cmサイズの黒4枚に入れ替えました。
こちらは、追加分のイエローシリアルボウルと同じ時期のスタンプ。
以来、どれもすっかりわが家のくらしになじんでいます。
「Teemaイエロー」「23cmサイズプレート」「ブラック」廃番…! 復活するといいのにな
この5点、20年近く経ったいまでは軒並み廃番になってしまっているようで…。
ティーマイエロー、廃番
わが家で使っているティーマのイエローカラーは、どうやらその後廃番になってしまっているようです。
イエローは、ひよこみたいなたまごの黄身みたいな優しいイイ色。
何を盛っても食欲をそそるいきいきとした色合いに見せてくれるので、この色が無くなってしまったのはほんとうに残念。
最近「ハニー」という名前で黄色系のバリエーションが出たようですが、こちらは「イエロー」よりももうちょっと赤味があり彩度も高そうで、イメージがまたずいぶん違う感じがします。
「イエロー」って、押し出しが強すぎず馴染みやすい、イイ色だったんだなあ…。
ティーマプレート23cm、廃番
そして、なんと23cmプレートも廃番?になってしまっているのかな?
いま基本的に展開されているのは21㎝と26cmのようで、これだとちょっとわが家的には中途半端。
ティーマプレートはリムの立ち上がりがある分21cmだとちいさすぎ、真円形をしている分26cmだと大きすぎるのです。
その点、23cmはワンプレート的にも取り分け的にも使える、日本のふだんの食卓にちょうどいいサイズ。
23cmサイズ、定番ラインナップに復活するといいのにな。
ティーマプレート23cmブラック、廃番
そしてティーマに限らず、料理や盛り付けのセンスがないわたしのような人間にとって、白い食器はどうしても使いやすいとは思えず…。
食べものの色をくっきり映えさせつつ、どんな色でも受け止めてくれる黒が断然つかいやすい。
いずれ23cmサイズで黒が復活してくれるといいのになと思っています。
おわりに
北欧食器の人気、年々ものすごい勢いで増しきている感じがします。
シンプルで丈夫でつかいやすいので、当然と言えば当然なのでしょうね。
ふり返ってみれば、わが家へはちょっと変わった経緯で入ってきた北欧食器も、すっかり家族の日々のくらしになじんでいて。
各自起きてきて昨日の残りのカレーで朝ごはん。からの各自片づけ。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 5, 2020
…すごい、水切りかごが真っ黄色だ 笑。#teema #イッタラ pic.twitter.com/3Sa8OT8kfA
たびたびの片付けや処分をくぐりぬけ、今に至るまで食器棚のなかにずっと生き残ってきていることこそが、使いやすさの何よりの証明といえるかもしれません。
▼とにかく丈夫で盛り付けやすく、使いやすいです。
▼自分のくらしに合った使いやすい食器をえらぶと、料理が少し気楽になります。
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