防災・アウトドア・旅

イワタニのカセットガスジュニアバーナーを使ったお湯沸し専用セット一式のまとめ(トータル重量631g)

イワタニカセットガスジュニアバーナーを使った湯沸しセット一式のまとめ

山歩きの時にお茶や食事のお湯沸しに使っているクッカーセットについて、まとめています。

前々回は、旅館での食事でのかんたんな調理や保温に使われている、固形燃料を使ったセットについてまとめました。

前回は、ドラッグストアで購入できる安価な燃料用アルコールをトランギアのアルコールストーブで燃焼させるセットについてまとめました。

今日はおそらくいちばん一般的な、ガスボンベとガスバーナーを使う時のギア一式についてまとめます。

これまでのなかで最も便利ですが、最も重く、かさばるセットになります。

イワタニのジュニアバーナーを使った、お湯沸し専用セット一式(631g)

イワタニのジュニアバーナーを使う場合の一式は、以下の通りです。

お湯沸し専用基本セット(170g)

固形燃料やアルコールストーブ使用時と同じく、エバニューのチタンポットを中心とするこのセットを基本として使います。

チタンポット、折り畳みカップ、折り畳みフォーク、ライターの4点。

イワタニ カセットガスジュニア

基本のセットに加える燃料はこれ。

家で鍋をするときなどに使う一般的なガスボンベ(カセットガス缶)の、ちょっとコンパクトサイズです。

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー

火器として使うのは、ゴトクやスタンド部分がおりたため、コンパクトに収納できるバーナーです。

東日本大震災でマンションのガスと電気の供給が止まった時、防災用に買ってあったこのバーナーが本当に役に立ちました。

それ以来、キャンプや山歩きにずっと使っています。

ちょっと重いですが、それなりにコンパクトに収納でき、丈夫で安心な山道具兼防災道具です。

スタッキングの様子

このセットを使う時のスタッキング(収納)は、以下のようになります。

イワタニカセットガスジュニアバーナーを使った湯沸しセット一式のまとめ
  1. ポットの中に、イワタニジュニアコンパクトバーナーをいれる
  2. ポットの中のすきまに、折り畳みフォーク、ライターをいれる

このセットの場合、イワタニのガスバーナーだけでほぼ一杯になってしまうので、ガス缶やフォールドアカップはチタンポットの中には入りません。

イワタニカセットガスジュニアバーナーを使った湯沸しセット一式のまとめ

うーん、かさばる。

イワタニのカセットガスジュニアバーナーを使うメリット

イワタニのカセットガスジュニアバーナーを使うメリットをまとめます。

お湯が沸くのがはやい

ガスは高エネルギーなので、固形燃料や燃料用アルコールとは比べ物にならないほど効率的にお水を沸騰させることができます。

とくに秋以降の山の上は寒いので、はやくお湯が沸くことはリスク管理的に大きなメリットになります。

安定感がある

固形燃料や燃料用アルコールよりも風や低温に強く、安定して使えます。

(もちろん、あまりの強風下では火が安定しませんし、低温下ではガスのドロップダウン現象が起きて火力が非常に低下します。)

燃料がコンビニでも買える

家庭でも使われることの多いガスボンベなので、スーパーやコンビニでも簡単に購入することができます。

わたし自身、キャンプに出かける際にバーナーを持っているのにガスボンベを忘れ、コンビニに駆け込んだことが何度もあります。

イワタニのカセットガスジュニアバーナーを使うデメリット

イワタニのカセットガスジュニアバーナーを使うデメリットをまとめます。

重い

とにかく重い!

バーナーとガス缶だけとアイテム数的にはシンプルなのですが、ガス缶が満タンの場合、セット全部のトータル重量は630gを越えます。

固形燃料での湯沸しセットがトータル295g、アルコールストーブでの湯沸しセットがトータル339gということを考えると、倍ぐらいの重さになる。

もちろん、ガスのセットはこの重量でかなりの回数使えるので単純比較はできませんが、裏を返せばその日使わない回数の分まで背負って歩くということでもあり…。

山中での万一の道迷いなどでビバークする可能性だってあるので、+αを常に携帯している安心感はあります。

でも、荷物が重くなれば重くなるほど体力も使う。

利便性と軽量化のどちらを取るか、毎回自分なりに想定したうえで持ち出しています。

かさばる

固形燃料を使ったセットやアルコールストーブを使ったセットはどちらもチタンポットの中にすべてがまとまるので、パッキングはこれひとつだけ。

イワタニカセットガスジュニアバーナーを使った湯沸しセット一式のまとめ

ザックに詰めやすいです。

一方、ガスの場合、バーナーだけでチタンポットの中がほぼ一杯になってしまうので、ガス缶やカップがあぶれてしまう。

そのため、パッキングがどうしてもふたつに分かれてしまいます。

イワタニカセットガスジュニアバーナーを使った湯沸しセット一式のまとめ

背負っていくザックの容量にも限りがあるので、「かさばる」というのは結構なデメリットです。

ガス缶の在庫がうっとうしい

ガスの残量が減ってくると、現地でのガス切れの心配も出てくるので、外に持ち出しにくくなります。

結果、中途半端に残ったガス缶がいくつもある…という状況にどうしてもなる。

わたしはこれがとても鬱陶しくて、都度使い切れる固形燃料や燃料用アルコールを好んでいるようなところが多分にあります。

おわりに

冬になると強風や低温を心配し、どうしてもガスのセットを持ち出すことが多くなります。

数字だけ見ると「たった300g」程度の重量差なのですが、実際背負ってみると、やっぱりガスのセットは明らかに重い。

使用時の安心感は増しますが、持って行く疲労感も増します。

イワタニのジュニアバーナーを使って10年以上。

そろそろもう少しコンパクトで軽量なアウトドア専用のガスバーナーを手にしてもいいかな…と思って、自分の使い方にマッチするガスバーナーをいろいろ比較検討したりもしています。(たのしい)

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