防災・アウトドア・旅

【旅の荷物約12㎏】秋の上高地キャンプ泊、ザックの中身

上高地キャンプ泊のザックの中身

2021年10月下旬、山友さんたちと長野県の上高地へキャンプに行ってきました。

「紅葉の中でのキャンプたのしみー」なんて言ってたのに、前日になってなんと突然の降雪…!

有名な河童橋からのライブカメラ映像は真っ白、橋を行き交う人もみな傘をさして寒そうに橋のあたりを通り過ぎていて、ほんとうに焦りました。

かるくコンパクトな荷物で行こう!なんて思っていたけれど、トンデモナイ。

自分が持っている装備の中でもいちばん重めのアイテムで、寒さ対策に全振りして準備して行ってきました。

おかげで明け方-7℃(!)まで下がった中でも気持ちよく眠ることができ、いい経験にもなりました。

総重量約12㎏のザックのなかみ、記録しておきます。

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上高地キャンプ泊のザックの中身

まずは、一緒に行った山友さんが撮ってくれた当日のザックの様子。

上高地キャンプ泊のザックの中身

モンベルの60Lザックで行ってきました。

中身の全体像はこちら。

上高地キャンプ泊のザックの中身

こうやってみると少なく見えるけど、重量は12㎏弱ありました。

テントまわりの道具

まずは、何はなくともテント!から。

上高地キャンプ泊のザックの中身

左から、

  • グラウンドシート(シルバータイベック)、ペグ9本
  • テントのフライシート
  • インナーテント
  • テントポール

を、パッキング袋にまとめています。

テントはNEMO(ニーモ)のタニ1P。

上高地キャンプ泊のザックの中身

スタンダードなダブルウォールのドームテントで、軽量で張りやすく、あたたかくてとても使いやすい。

使い始めて7~8年経過していてちょっと加水分解気味なので、自分でシームテープを貼り直し、シリコンスプレーを全面に振ってあります。

グラウンドシートは軽量化のため、シルバータイベックをテントの底面の大きさに切ったものを使用。

また、万が一の雨撤収の際、雨に濡れていないインナーテントまで濡らしてしまうことがないように、フライシートとインナーテントは別々のパッキング袋に収納するようにしています。

寝床まわりの道具

寝るための道具はこちら。

上高地キャンプ泊のザックの中身

左から、

  • ダウンパンツ、ダウンブーツ、ウールバラクラバ
  • スリーピングマット
  • 寝袋

をパッキング袋にまとめています。

スリーピングマットと寝袋を袋から出したところ。

上高地キャンプ泊のザックの中身

サーマレストのスリーピングマット「NeoAir XLite」は、空気を入れて膨らませることでふわふわになり、地面からの冷気もシャットアウト。

寝袋はナンガ×山渓コラボの「オーロラ600DX」を、モンベルの5Lの防水スタッフサックにギュウギュウに詰めています。

就寝時の衣類。

上高地キャンプ泊のザックの中身

スマートウールのバラクラバ、グンゼのあったか下着にバーグハウスのウールジップアップTシャツ、ノースフェイスのフリース、モンベルのタイツにミレーのパンツ、ナンガのダウンパンツ、SUNDICKのダウンシューズ。

この装備で寝て、こんな感じでした。

寒いといえば寒かったけれど、夏場のキャンプよりもずっと快適に眠れました。

食事まわりの道具

おうちでいうところのキッチンまわりの道具はこちら。

上高地キャンプ泊のザックの中身

左から、

をパッキングでまとめています。

寒い時期なのと、水場が近いキャンプ場泊なので水分用のボトルはちいさめで十分足りました。

タイガーの魔法瓶は、寝る前にお湯を入れてテント内の枕元に置いておき、夜中に目が覚めた時にちょっと水分補給するのに非常に役に立ちました。(水のままだと凍る可能性があったのと、あまりに冷たい水を飲んでトイレに行きたくなるのも嫌だったので。)

ナルゲンボトルは沸かしたお湯を入れてしっかり蓋を締め、寝袋のなかで湯たんぽとしても使用。

調理時はこんな感じ。

上高地キャンプ泊のザックの中身

コッヘルはこのアルミ鍋と、この中にチタンのシェラカップ+チタン蓋のセットを入れていきましたが、正直チタンセットは要らなかったと思う。

調理した後で食べ物の味のするお湯でいれたお茶を飲むのは…ということでお湯沸かし専用のつもりだったけれど、極限状態(とまでは全く行きませんが)ではそんなこと結局どーでもよくなって、平気で飲んでました。

カトラリーは箸と先割れスプーン。なんだかんだ箸は便利。

今回ぐらいの気温だと、ODガスはまだノーマルガスでも大丈夫だったので助かりました。

コッヘル類は100均のバンダナで風呂敷包みに。

コッヘルに多少水分が残っていても吸収してくれるし、汚れたら気軽に洗えるので、シルナイロンやネット状のスタッフサックよりも断然使いやすいと思っています。

テントの外で食事をしている時の衣類。

上高地キャンプ泊のザックの中身

寝るときの恰好の上にダウンジャケットを羽織り、ニットキャップをかぶっていた感じ。

さらに寒ければこの上にレインウェアを着るつもりでした。

上高地キャンプ泊のザックの中身

今回は風がなかったので、ここまでは必要ありませんでした。

その他

その他の小物類はこちら。

上高地キャンプ泊のザックの中身

左から、

をジップロックなどでコンパクトに。

ホッカイロは、尾てい骨の上と風門のツボの上に貼ると効率的に全身がぽかぽかになって非常に助かった。

着替えは下山後に着替える下着や靴下、巻きスカートと薄いタオル1枚、手ぬぐい1枚のみ。

食糧は2泊のつもりで5食分(+α)を持って行ったけれど、結局ぜんぜん食べなかった…。

お酒を飲みたいけど冷えるのは嫌だったので、チタンフラスクにウイスキーを入れていき、お湯割りにして飲んでいました。

OMMのデュオマットは、休憩時のベンチやテント前の地面に敷いて座るのに非常に便利。

就寝時はサーマレストのスリーピングマットの下、腰から背中にかけての場所に敷いて、地面からの冷気を防ぐのにも使いました。

おわりに

今回の荷物の総重量は12㎏弱。

これを背負って歩いた距離は、往路12㎞、復路10㎞ほど。

重さは感じたけれど、自分の耐寒能力の低さを考えるとこれぐらいのもろもろの備えは必要だったなあと思います。

強いて言えば、チタンシェラカップとリッドは要らなかったとも思うけど、それを抜いてもせいぜい100g弱しか重量は減らないので、まあわたしにとっては今回の装備でばっちり必要十分だった、ということかな。

ザックひとつの荷物で行ける、自由度が広がった感じがする。

次につながる経験になったと思います。

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