ちょっと前のことになりますが、11月上旬に「海の京都」へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは1・2日目の記録。
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1・2日目:天橋立昇龍観(傘松公園)、成相寺パノラマ展望台、成相寺弁天山展望所、伊根の舟屋
1日目、23時過ぎに高速バスで出発。
独立3列シートの窓際で割とゆっくり眠れたけれど、途中トイレ休憩で停車した滋賀の土山サービスエリアでバスの外へ出て、あまりの寒さにちぢみあがる。
こっちのほう、こんなに寒いの…?
このあと5時過ぎに京都駅に着いてから、次の天橋立行きバスまで2時間ぐらいあるんだけど…どうしよう…凍えそう…。
05:30 京都駅八条口着、なか卯で朝食
2日目早朝5時半、京都駅八条口に到着。
まっくら…寒い…やばい…。
6時には開店するというマクドナルドの前に、外国人の列ができている。
いやー、マクドナルドもいいんだけど、わたしは何かあったかいものを食べたいんだよな…。
八条口を出た向かい側に、24時間営業のなか卯があった。
早朝5時半到着
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 7, 2024
凍えるかとおもた…寒い…
なか卯が開いてたので、寒さ避けと時間潰しをかねて朝ごはん
24時間営業だって、ありがたい〜✨ pic.twitter.com/FOgCXCldDl
店内は8割がた外国人旅行者といった感じ。
みんなリュックサックやスーツケースを脇に置いて、おいしそうに食事を摂っている。
あちこちからいろんな言語が聴こえてきて、夜行バスおわりのぼーっとした頭もあいまって、自分がいまどこにいるのかわからないような感覚になる。
京都駅を歩いてバスロータリーなどの場所も確認しておこうと店をでると、外国人旅行者カップルがフランス語でおしゃべりしながら半袖で交差点を渡って行った。
…体感どうなってんだ。
07:20 天橋立行き高速バス乗車
7時すぎ、予約していた天橋立行き高速バスに乗車。
次のバス停で別の男性が乗って来た
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 12, 2024
ブツクサ男性の隣席らしく、「こちら、すみません」などと声をかけて席に着こうとしてるやりとりが聞こえる
例の男性が、「狭くなるからシートを倒さないでと言っても戻してくれないんですよ」と同情を求めるも、「それは仕方ないですよね(笑)」で終了してる様子
ずーっとこうやって生きて来た人なんだろうな、と思った
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 12, 2024
「あなたね、こういう時は"ふつうは"倒さないんだよ」とか、周りにもアピールするかのような大声での意味不明のしつこい文句に屈したりしなくて、本当によかった
(この後、遊覧船のデッキでも一緒になったけど、気まずそうにコソコソしてた)
むかつくわ。
10:00 知恩寺
9時半、天橋立駅に到着。
さっそく駅構内の観光案内所へ行き、旅程に必要そうな情報を収集。
伊根に1泊、天橋立に2泊して動き回ることを考えると、丹後天橋立伊根フリーきっぷがちょうど良さそう!
これがあれば、天橋立の観光船も、傘松公園へのリフトも、天橋立⇔伊根の路線バスも、伊根湾めぐりの遊覧船もぜんぶ乗れて、しかも2日間有効。
ぴったり!
10時、天橋立への入り口にある知恩寺へ。
10:30 天橋立観光船乗船
知恩寺を歩いていたら、向こうから船の出航を報せるアナウンスの声が聞こえてきた。
おお、ここから天橋立観光船に乗れるのかー!
何分間隔で運航しているかもわからず、次の便がいつになるかもわからないので、とりあえず飛び乗ってみる。
チケットもあることだしね。
乗船客が購入して撒くかっぱえびせんを狙うカモメに取り囲まれながら、観光船は阿蘇海を北上していく。
10分ほどで、一の宮桟橋に到着。
わけもわからずここまで来ているので、船の係員さんへ「この船はこのあとどこまで行くんですか?」などと訊いてしまい、「ここから折り返し戻るだけです」と変な顔をされてしまった。
あ、そうだったんだ。
Googleマップを開き、現在位置を確認。
おお、傘松公園へあがっていくリフトはこちら側から近いのね、了解。
行ってみましょう。
11:00 元伊勢籠(この)神社、昇龍観(天橋立傘松公園)
一の宮桟橋を出て元伊勢籠(この)神社へ参拝しつつ、リフトに乗車。
天橋立傘松公園(昇龍観)に、キターーーー!
天気が良すぎて、逆光で景色が見えにくいまである…。
レストランやおみやげ屋さんが入っている建物の二階に中継用ライブカメラが設置されていると知り、自宅でリモートワーク中の夫にライブカメラのリンクを送り、合図してみる。
夫婦間ライブカメラ通信第2弾 https://t.co/XAlk4gipb3 pic.twitter.com/YCeXR9OU6F
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 8, 2024
(ばっちり見えたそう。生存確認完了。)
野点セットを広げ、先ほど知恩寺の門前で買ってきた知恵の餅で一服。
知恵の餅はいまも4軒の茶屋で守り作り続けられている天橋立銘菓で、伊勢の赤福のもとともいわれるもの。
この日いただいた総本家ちとせ茶屋の知恵の餅は、しっとりしたあんこにやわやわのお餅がベストマッチで、シンプルにものすごくおいしかった。
13:00 成相寺
大層天気がよいし、フリーきっぷもあるので、無意味にケーブルカーで下山してまたリフトで上がって来てみたりなどしつつ、13時の成相寺登山バスで成相(なりあい)寺へ。
さて、ここからどうしようかな…。
13:40 成相寺パノラマ展望所
成相寺登山バスに乗る際、成相寺から成相寺パノラマ展望所まで歩いて上がるとどれぐらいかかるかを係員さんに聞いてみたところ、40分ぐらいかなーとのことだった。
成相寺まで来てみて、時間もあることだし、行ってみることに。
成相寺の旧境内跡、大きな大きな杉の木などを見つつ、11月とは思えない暑さにヒイヒイ言いながら上がっていくこと20分で(20分で!)、到着。
上がってきた分、また景色のひろがりがすごい。
野点セットを広げ、天橋立を眺め下しながら一服。
車で上がってくる人たちで結構にぎわっていた。
土日祝日はカフェがオープンしているそうなので、さらににぎやかかもね。
14:40 成相寺弁天山展望台
さて、下山。
傘松公園へ戻るバスまでちょっと時間があったので、成相寺境内にある弁天山展望台へも足を延ばしてみた。
成相寺の美しい五重塔が池に映る姿を眺めつつ歩くこと5分、展望テラスをそなえた弁天山展望台に到着。
天橋立がすっっっごくきれいに見えるーーー!
傘松公園より人が少なくて静かだし、成相寺パノラマ展望所よりも労なく行けるし、天橋立をきれいにみる場所としてはここは穴場だと思った。
15:03 伊根行きバス乗車
成相寺から傘松公園へ下り、傘松公園からリフトで下まで降りてきた。
15:03、天橋立ケーブル下バス停から、伊根行きの路線バスに乗車。
このバスからの車窓、ずうっとおだやかな海が見えてて、うつくしかったなあ…。
15:30、伊根湾めぐり日出バス停で下車。
15:30 伊根の舟屋 雅 別邸にチェックイン、伊根散策
予約していた伊根の舟屋 雅 別邸にチェックイン。
伊根で泊まった宿がすてきだった
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) December 8, 2024
(高かったけど)(行く前々日に、ラストひと部屋残っていたのを予約)(まあ、ここで伊根の宿が取れなければ、京丹後自体行ってなかったです、間違いなく) pic.twitter.com/qRIfs2cJWG
わたしにとってはものすごく高かったけど、伊根に泊まりたくて京丹後に行ったという面も大きいので、ここは割り切って投資。
伊根に泊まりたかったんですよねえ
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 11, 2024
台湾の九份に行った時もそうだったけど、日帰り旅行勢が帰っていったあとや早朝の、そのまちの素に近い雰囲気に興味がある https://t.co/uNmx23A66e pic.twitter.com/erkJXhDCsB
そこに泊まらないと見られない景色、味わえない雰囲気ってあるのです。
ひとやすみしてから、伊根のまちの散策に出発。
伊根湾のいちばん奥、伊根浦公園まで行ってみたんだけど、なにげに結構な距離がある。
その間ずっと海側に並ぶ舟屋を通して、海と、その海へ出ていく船が停泊している様子をのぞきみることができ、伊根にいることを実感。
伊根浦公園に到着。
ちょうど夕日がしずむところで、伊根の舟屋のあちこちであかりが灯り始める景色も美しかった。
今回の宿は素泊まりのみの運営形態で、チェックイン時に近隣飲食店の予約電話番号リストを渡される。
あらかじめ電話したうち、一軒めは「うちは来てもらっても魚のコース料理だけになっちゃうんで、それも5,000円のコースからだし、それだけ払ったらほかのお店でたくさん食べられると思うんで、そちらへ行かれた方が…」とめっちゃくちゃやる気のないお返事。
二軒めは予約を受けてくれたので、そのお店へ向かう。
道中、明るい雰囲気の店構えで、前に置かれたメニューもなかなか魅力的なお店FUNAYA KAJIYA(神慈や)の前を通りかかり、ここって宿のチェックイン時に「このリストには載っていないんだけど、こういうお店もあります」と名前だけ紹介されたお店だったな…、ここおいしそうだな…と思い出すも、すでにほかのお店に予約済みなので通り過ぎるだけ。
で、予約してみたお店に行ってみたのだけど。
あああお店はこっちじゃなくてあっちだったなー
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 8, 2024
やる気なさすぎだろー
でも途中Googleマップで全く出てこない和菓子屋さん見つけてようかん買えたからヨシ(ちっちゃいお店の前に若い女性が5人も並んでて、ここのようかんめちゃウマですよ🥰と激推しされたので買ってみた)(あした食べよ)
行ってみれば、店員さんふたりが上がり框をあがったところにぺたりと座り込んで何か作業をしてる。
メニューを持ってきてくれるも、これとこれとこれとこれは今日はもうない、と注文できないものばかり。
お酒もぜんぜんない。
…なんで予約受けたし…???
刺し盛定食のお魚も何が載って来るかいまいち説明も不明瞭だったし、出てきたお刺身はおいしいにしてもずいぶん割高に感じた。
不・完・全・燃・焼!!!
なので、先ほどのKAJIYAへダメもとで飛び込み。
あああもうほらどう考えてもこっちが正解!!!(不完全燃焼すぎて結局さっさと「あっち」に移動)() https://t.co/YsBwrrmfOR pic.twitter.com/GMVTmOCQvQ
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 8, 2024
めっちゃおいしかった…こっちが正解だった…。
伊根も観光地だからね、お昼で売り切れちゃうこととかもあるだろうし、基本観光地価格なんだろうことは理解できる。
でも、あのお店はあまりにひどかった。
KAJIYAさん、伊根の舟屋 雅 別邸の近隣飲食店紹介リストに、ちゃんと店名と予約電話番号を掲載してもらってください(涙)!!!
ちゃぷちゃぷと舟屋に寄せるしずかな波の音を聞きながら、宿への道を歩く。
観光客のいなくなったまちの素顔。
これをみたくて、ここへやってきたんだよな。
宿へ戻ると、睡魔が襲ってきた。
夜行バスでやってきて、この日は早朝からいちにち歩き回っていたからね。
20時、バタンキュー。
おわりに
何十年ものあいだ伊根に行ってみたいと思いつつ、関東からだと結構なアクセス難の地でもあり、なかなか機会がおとずれなかった。
今回ふと思い立って調べてみたら伊根の宿が一室だけ残っていたので、速攻で旅程を組んでもろもろ予約し、ようやく実現の運びとなった。
日帰りの観光客がいなくなった伊根のまちの夜は、空いっぱいの星の下でまっくらな海が舟屋にしずかな波を打ち寄せていて、この波音を聴けただけでもここまでやってきた甲斐があったと胸がジーンとした。
本日の旅の出納帳
海の京都3泊5日の旅費、1・2日目発生分の記録。
高速バス(YCAT→京都駅八条口) | 5,600円 |
なか卯朝食 | 510円 |
高速バス(京都駅→天橋立) | 3,200円 |
丹後天橋立伊根フリーきっぷ(2日間) | 3,500円 |
知恵の餅(ちとせ茶屋) | 450円 |
成相寺入山料 | 400円 |
きなこ豆 | 350円 |
伊根の舟屋雅別邸(素泊まり1泊) | 17,820円 |
夕食刺盛り定食(兵四郎) | 2,650円 |
ようかん(村仙) | 110円 |
夕食(FUNAYA KAJIYA) | 2,200円 |
31,190円 |
宿代が~、高い~。
けど、来たかったところに来るための必要投資~。
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