10年近く使ってきた日帰りハイク用のザックが、経年による加水分解でボロボロになったので処分しました。
使い切った!
慣れ親しんだ背負い心地と使い勝手だったので、次もおなじぐらいなじむものが欲しい。
…ということでいろいろ調べに調べ、考えに考えて選んだザック「OMM Classic25」がとてもイイので、レビュー。
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わたしが日帰りハイク用ザックに求めるポイント5つ
わたしが日帰りの軽ハイキング用ザックに求めるのは以下の5つ。
容量25L程度
日帰りハイクといえど、防寒具や雨具、最低限の火器やコッヘル、エマージェンシーキット、水などをきちんと持って行こうと思うと25L程度の容量は必要。
もっと小さくてもいけますが、あまりコンパクトさにこだわるとパッキングで苦労することになるので、ある程度がさっと入れても受け止めてくれるぐらいの余白は大事。
かるさと丈夫さのバランス
体力がないので、必要なものは収めつつもとにかく荷物はかるくしたい。
ザックの重さはトータル重量へのインパクトがデカくなるので、できるだけかるいものを。
でもちゃちなつくりで山の中で壊れてしまったりするといのちにもかかわってくるので、丈夫さとのバランスが大事。
背中にぴったり沿う背負い心地
山用のザックは腰で支えるものがおおいのですが、個人的には背中全体にぴったり沿って荷重を分散してくれるタイプのザックが好き。
以前のザックはペラペラのフレームレスだったので、OMMのデュオマットというマットを背中側に入れてパッド代わりにしていました。
デュオマット、便利。
シンプルで汎用性がある
たくさんの便利な機能が盛り込まれたものより、使い手の勝手な使い方をある程度許容してくれるようなシンプルなものが好き。
カッコよすぎない
最先端ブランド!みたいなカッコいい雰囲気はとても似合わない。
ちょっとダサい…?と思うようなオールドスクールなデザインが好き。
選んだのは、OMM Classic25
ということで選んだのが、「OMM Classic25」というザック。
OMMはオリジナル・マウンテン・マラソンという、イギリスの超ヘビーな山岳トレイルラニング大会の名称。
OMMは、そのレギュレーションに合う軽量で丈夫で機能的なギアを作っています。
このザック、原型は1973年にできていて(なんと!わたしと同い年!)そこから40年以上脈々と使われ続け、2020年になって満を持してのリニューアルを果たしたという、かなりロングライフなアイテム。
だから、あんまり今どきのカッコよさではない 笑。
そこが好きなんですけどね。
OMM Classic25の好きなところ10こ
このザック、新しい相棒としてものすごく気に入っています。
雨蓋ナシでさらにシンプルな見た目になる
「OMM」とでかでかと書かれた雨蓋を、ザックの中に押し込んでも使うことができます。
この方が見た目がさらにシンプルで好き。
ウェストベルトが外せる&ボディバッグになる変態仕様
左右にポーチのついたウェストベルトがしっかりお腹周りを支えてくれ、背中への密着感がすばらしい。
さらに、このウェストベルト、本体との接続はなんとアルミのペグ。
山岳トレイルランニングの大会のレギュレーションで必要なペグを2本分兼用し、その分軽量化をはかっているという超絶変態仕様です。
本体から外した左右のベルトを一本のペグでつなぐと、ボディバッグのように使えるとのこと(やらないけど)。
これ、やってみると、着け外しが超めんどくさくてとてもやってられません…。
例えば、ほんとうに装備を切り詰める人の山頂アタック用としては、便利なのでしょうね。
わたしはそういうヘビーな山登りは一切できませんが、こういう合理的な考え方はとても好きです。
トップ部分の開け閉めがワンタッチ
前のザックはロールトップ式だったので、開け閉めがちょっと不便でした。
OMM Classic25は、OMMのロゴがデザインされた引手を引くと一発で口が開く。
この部分を引っ張るだけでガバっと開けることができます。
そして、隣の長いドローコードを引くと一発で口が閉まる。
とても使いやすいです。
ガンガン放り込めるネットポケット
外側前面と左右のサイドにもついたネットポケットが、シェルでもダウンでもペットボトルでもガンガン放り込めてとても使いやすいです。
伸縮性もあるので、いれたものをしっかりホールドしてくれるのもイイ。
こういった機能、前のザックにはなかったので便利で最高です。
サイドコンプレッションが一括調整できる
ザックのサイドのテープを引くと、上方向と下方向もあわせて一括でコンプレションを調整できます。
このテープは前面の大きなネットポケットにもつながっているので、ポケットのものを出し入れしてバランスが変わった時にも一発で押さえられる。
荷物が背中でぐらぐら揺れなくなります。
底の素材が丈夫で扱いがラク
ザック底面が厚手で丈夫な素材になっていて、ちょっと休憩…と地面にザックをおろしたいときにも安心感があります。
多少の水気や泥などはへっちゃらです。
デュオマットが一石二鳥で超優秀
以前のペラペラザックの時から別売りで買って背面パッドがわりに使っていたデュオマットが、標準装備。
これが背中に沿って、ぴたっと吸い付くような背負い心地にしてくれます。
確かマットだけでも4,000円ほどしたので、それがもとからついていると思えばかなりコスパがいいなと思います。
トレランの方はこのマットで寝たりするそうですが(!)、わたしは背負い心地をよくする背面パッド兼休憩用ざぶとんとして本当に便利に使っています。
4つ折りにすると地面において汚れた面が内側に入るので、片づけもしやすい。
しかもちゃんとザック内部でマット専用のスペースがわかれているので、他の荷物を汚す心配もなし。
よくできてるー!
トップに持ち手がついていて取り回ししやすい
トップ部分には細いながら持ち手となるテープがついています。
ザックをおろしていてひょいと持ち上げて背負いたいときや、電車で網棚にザックを載せていてさっとおろしたいときなどに何気に便利。
チェストベルトのホイッスルがちゃんとホイッスル
山用のザックはベルトバックルが非常用のホイッスルになっているものが多いのですが、ほぼかたちだけのようなものも多々。
このザックのホイッスルは、かなりちゃんとホイッスルです。
吹きやすいし、音もしっかり出ます。
これだったら、いつもサコッシュに着けて別途持って行っていたホイッスルを省いてもよさそう。
トータル、わずかに軽量化?
細部がダサカワイイ
この、ファスナーの引手が「OMM」なのが、ダサカワイくてたまりません。
全体的に地味でこれといって目を引くデザインではないのですが、こういったところのバランスが絶妙な感じがします。
おわりに
さっそく背負って低山を歩いています。
OMMのClassic25、とてもよい✨。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) December 25, 2020
背中にぴたっと乗ってくれ、外ポケットやウエストベルトや雨蓋などの作りが自分に合ってて、どこに何を入れるかが明確かつ出し入れしやすい。
今日はダウンやシェルの脱ぎ着が激しかったけど、手早く押し込め、ラクだった(雑だと不恰好にはなるけど)。 pic.twitter.com/zY94YBTyF8
以前のペラペラザックの時からOMMのデュオマットを使っていたこともあって背負い心地のよさはある程度織り込み済みでしたが、それ以上の使い勝手のよさに本当に気に入ってしまいました。
気軽な日帰りハイクに、ちょうどよいザックだと思います。
▼カラーはグレーのほかに、青、緑、オレンジ、紫、ピンクがあります。びっくりするようなカラーラインナップだけど、背負っている写真を見るとどれも結構よく見える。
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