がんからの回復

【体質改善!】虚弱で病弱で風邪を引いては年がら年中ぶっ倒れていたわたしが、今のように元気になるまでにしてきたことまとめ

LeicaQでの公園スナップ

なんと、17年前のきょう11月28日は、わたしが血液のがん「悪性リンパ腫」で入院した日でした。

当時は病名など詳しいことはまだまったくわからず、

  • へんな咳がとまらない
  • 妊娠中だったのでお腹をカバーしてレントゲンを撮ってみたら、片方の肺に胸水が上まで満杯に溜まっていた
  • だがその原因は不明

ということで、内科受診からそのまま車椅子に乗せられての緊急入院でした。

その後の検査で原因が血液のがん「悪性リンパ腫」であることがわかり、その翌年の秋口まで入院して治療。

退院後、寛解を保ったまま現在に至ります。

赤ん坊のころからとにかく虚弱体質でしょっちゅう風邪を引いては高熱を出して親を悩ませていたわたしは、学生時代を経ておとなになってからもあいかわらずすぐに風邪を引き、肺から響くような咳をし、熱を出してぶっ倒れ、その風邪がなかなか治らずぐずぐず長引き、ようやく治ったと思うと副鼻腔炎になり、そうこうしているうちにまた次の風邪を引いて以下繰り返し…、といった具合でした。

ところがここ5年ほどは、年に1度か2度体調を崩すか崩さない程度。

たとえ調子が悪くなっても、むかしのように2週間も3週間もずるずる引きずるということもなくなりました。

おそらく入院治療からここまでチマチマコツコツ地味~にやってきたことが積み重なり、こんにちの体質改善につながった結果だと思います。

ちょうどいいタイミングなので、 この機会にこれまでわたしがやってきたことを、備忘録も兼ねてさらりと列記しておきます。

体質改善のために、わたしがやってきたこと

超虚弱で体力も気力もなく、よるとさわると病気ばかりしていたわたしが、いまのようにとりあえず元気に暮らせるようになるまでにしてきたことを列記します。

食事関連

あたたかい水分(三年番茶)をしっかり摂る

三年番茶はからだをあたためると言われています。

良質なあたたかい水分をきちんと摂ることはとっても大事。

小松菜をしっかり摂る

小松菜は体内の炎症を抑えるはたらきがあるとされています。

風邪、花粉症、アトピーなども、とどのつまりは体内の炎症。

即効性のあるものではありませんが、コツコツ食べ続けています。

良質なたんぱく質をしっかり摂る

虚弱なタイプは体内でたんぱく質を分解吸収する能力まで低いことが多く、その結果栄養不足でさらにどんどん虚弱寄りになっていくのだそう。

わたしもそのタイプなので、たんぱく質を体内で吸収しやすい大きさにまで「ペプチド化」してあるというこのだしは、非常に助けになっています。

体質改善というととかく玄米菜食やマクロビのような脱たんぱく的で極端に厳格な食に走りがちですが、たんぱく質だってからだをつくる大切な栄養素。

便利なものの力を借りつつ、お肉も魚も適度にきちんと摂るようにしています。

シンプルに、しっかり食べる

退院後に食事養生をまなんだ病院では、わたしはとにかくお米を食べる量が足りない、といわれました。

さすが専門医のご明察、わたしは小さいころからお米がまったく好きではなく、食べる絶対量も非常に少なかった。

日本人のからだはお米でできている、あなたの場合はお米が薬だと思って食べなさい、そのうち脳がちゃんと「おいしい」と感じるようになってくる、と言われました。

砂をかむような気持ちでお米を食べ始め、少しずつ量もあがってきて17年。

いまでは人並みに量を食べられるようになりました。

むかしにくらべて、自分でも体が明らかにしゃんとした感じがします。

運動関連

ヨガでほぐして血流をうながす

退院後すぐにヨガを始めました。

がんは細胞の老化で起こるとも言われるので、血流をあげることで新陳代謝がよくなり、細胞の老化をすこしでもゆっくりペースに。

単純に、やれば気持ちいい、という感覚も大事にしたいと思っています。

呼吸法で自律神経を整える

人間の体は息を「吐く」ことで副交感神経が、「吸う」ことで交感神経がはたらき、その両方のバランスで心身がコントロールされています。

このバランスがきちんと取れて整っていると、心身の調子は崩れにくくなる。

呼吸をコントロールすることは、自分をコントロールすること。

ヨガで意識することが多いですが、日ごろ愛用しているアップルウォッチにも深呼吸を促すアプリがあるので、そちらも利用しています。

三点倒立と呼吸法で副鼻腔炎改善

ヨガの教室で副鼻腔炎が毎回ひどくなることを話したら、先生から「三点倒立」のポーズと「ナーディ・ショーダナ・プラーナ・ヤーマ」という呼吸法を勧められました。

三点倒立でふだん血流が足りなくなりやすい頭蓋のてっぺんを刺激すること、からだの上下をさかさまにして副鼻腔にも血流が行きやすいようにすること。

深い呼吸法で、呼吸が行き渡りにくくなっている副鼻腔まで酸素をしっかり届けること。

ヨガと一緒にこれらをコツコツ続けて15年以上。

あれほど悩まされていた副鼻腔炎になりにくくなり、そのせいか花粉症の症状までもかなり和らぎました。

歩くことで全体の新陳代謝をうながす

退院後数年でゆるりと低山歩きを始め、この夏にはスペインで250kmの距離を徒歩で歩いてきました。

現在も天気やその日の予定にあわせ、ムリのない範囲で夜1時間のウォーキングを続けています。

からだを動かし、呼吸をし、血流を上げることで新陳代謝を促し、体内をきれいに保ちたい。

「冷え」をとる

食事養生の病院でがん患者特有のひどい「冷え」を指摘され、以来ゆる~く「冷え取り」を継続しています。

即効性のあるものではありませんが、以前に比べて冷えも和らぎ、圧倒的に風邪を引きにくくなりました。

眠い時には寝る

日中でも、残った家事があっても、眠さを感じたら寝ます。

そこでムリをすると体調が崩れやすいし、そこまでしてやらなきゃいけないことも実はそうそうは無い。

食事や運動ももちろん大事ですが、これがなにより一番大切かも。

メンタル関連

ムリをしない、がんばらない、適当にする

地味~で効いているのか効いていないのかもよくわからないことを、ムリのない範囲でがんばりすぎずにゆるく適当に。

やめる、手放す、軽くする

「どうしてもやらなくてはいけないこと」はそんなに無い。

ラクに、ゆるく、適当にくらせるように、自分を追い込まない環境づくりを心掛けています。

自分をごきげんに保つ

食事関連にしろ運動関連にしろメンタル関連にしろ、結局はすべてここに行きつきます。

自分をごきげんに保つ食事をし、自分をごきげんに保つ身体の使い方をし、自分をごきげんに保つ考え方生き方を心がける。

ごきげんであればあるだけ、免疫がどんどんあがる感じがします。

体質改善のために、わたしがやってきたこと おわりに

家族親族一同で大パニックになった緊急入院からもう丸17年も経つのだと、非常に感慨深いものがあります。

体質改善に近道はなく、結局、効いているのか効いていないのかもわからないような地味なことの積み重ねでしかないのだろうとつくづく思います。

食事も運動もメンタルも、できることを淡々と、こつこつと。

これからも積み重ねていきます。

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