先日、夫とふたりで新潟県の佐渡島へ行ってきました。
佐渡島。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 27, 2022
すっごくおもしろかった。 pic.twitter.com/vMkHY8M2bN
今回の旅程はざっくり;
- 0日目(夜行バス泊):YCATから高速バスで新潟駅へ
- 1日目(両津泊):新潟港からフェリーで佐渡島へ、宿根木&万畳敷
- 2日目(両津泊):尖閣湾、姫津大橋、大間港、北沢浮遊選鉱場跡、佐渡金山、
- 3日目(夜行バス泊):両津港散策、トキのテラス、加茂湖展望の丘、両津港からフェリーで新潟港へ、高速バスでYCATへ
- 4日目:早朝YCAT着
という感じ。
「2泊3日(夜行バス移動のため実質2泊5日)」のふたり旅。
きょうは実質的な最終日、3日目の記録。
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3日目:両津の町並み、トキのテラス、加茂湖展望の丘、佐渡ジオパークセンター
07:00 ホテル天の川荘で朝食
7時、前日と同じく、最上階のレストランで朝食。
お味噌汁、ごはん、納豆、焼き鮭、卵焼き、煮物、お漬物。
とってもおいしかった。
だいたい、最近の宿は1泊3,000円台前半で個室でトイレとユニットバスがついててしかも朝ごはんがついてるとか、基本が素泊まりのドミトリー泊だった人間にしてみれば信じがたいほど恵まれた時流なのよねん
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) December 15, 2022
もう最近の宿はほんとこれでしかない。
今回のホテル天の川荘も、2人で2泊で15,000円なので、1人1泊3,000円台。
その値段で、個室で、フカフカのお布団で、こんな朝食まで付いてる。
さらに今回は新潟県の地域クーポン8,000円分ももらったので、実質的には1人1泊2,000円以下になってるとも言えるわけで…。
✔️子供がとりあえず手を離れている
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 20, 2022
✔️親が介護が必要な状態にない
✔️日本全体が空いている(混んできたけど)
✔️日本のあちこちに安く行ける旅行手段が溢れている(宿/交通機関)
私にとって今は「Discover Japan」のボーナスタイムだと思って、行けるうちにあちこち行っておく。
日本、愉し美し。 pic.twitter.com/gR1mP2Qvu4
アリガトウゴザイマスアリガトウゴザイマス。
08:00 両津の町並み散策
朝の気持ちいい空気の中、両津のまちを散策開始。
両津って、日本海と加茂湖を区切っている細い砂州にあるまちなので、道路を歩いていて右を見ると加茂湖、左を見ると向こうはもう海、みたいな感じですごく面白い。
まずはホテル天の川荘のあった両津夷(えびす)地区の、加茂湖側を歩いてみる。
海側から両津大橋、両津橋、そしてこの小さな歩行者専用橋が架かっている部分だけ砂州が切ってあり、加茂湖から海へつないである。
だから加茂湖は汽水湖。
ずっと昔、加茂湖がすぐに氾濫しては国中平野を荒らしていたけれど、ここを切って海への排水を多くしたことで安定するようになったらしい。
おもしろい地形だよねえ。
橋を渡ると、両津湊(みなと)地区。
佐渡汽船の両津港ターミナル前に出てみると、レンタカーがずらりと並んでスタンバっていた。
9時過ぎにジェットフォイルで到着するお客さん待ちだった模様。
レンタカー屋さんの前には「本日満車」の看板が出たりしていた。
この日は日曜日だったから、日帰りで佐渡島観光を!という人も多かったんだと思う。
再び橋を渡って、両津夷(えびす)地区へ戻る。
商店街のアーケードの柱に、佐渡おけさの踊り方ガイドがあるのが面白かった。
柱いっぽんずつに、順番に佐渡おけさの動きのシールが貼ってあった。
アーケードを歩いていると、商店街のところどころがぽかーんと抜けて、戸建て住宅に変わっているところが。
これを見ると、両津の家並みが通りに面した側は狭く、奥に向かってながーい、町家的なつくりになっていたことがよくわかる。
さぞ栄えたまちだったんだろうな。
ホテル天の川荘の部屋に戻り、荷物をまとめてチェックアウト。
お世話になりました!
09:30 佐渡トキ保護センター観察棟&トキのテラスへ
最終日、レンタカーで出発!
加茂湖畔の景色の良いところで停めて降りてみる。
加茂湖、おだやかできれいだな。
国道350号線から逸れて、広々した農道を走る。
このあたり、のんびりした風景がとてもいい。
10:00、駐車場から10分ほど歩いて、佐渡トキ保護センター観察棟に到着。
この日は保護ケージにトキはいなかったけど、棟内にはトキの生態を紹介する展示がたくさんあり、見ごたえがあった。
観察棟を出て駐車場の方に戻り、今度はトキのテラスへ。
広い窓の前に望遠鏡が置かれた室内は、トキの生態や、現在佐渡に生息するトキの調査方法などの説明が充実していて、おもしろかった。
佐渡島のトキは放鳥する際に一羽一羽すべて羽にカラーリングをしていて、その色の組み合わせで個体を把握しているのだそう。
こういった地道な保護活動の結果、佐渡島のトキは現在570羽近くが確認されているとのこと。
最上階のテラスからの眺めも素晴らしい。
佐渡島では、トキの保護からはじまって、循環型農業への移行がどんどん進んでいるそう。
この美しい風景は、すべてがつながり調和することで保たれている。
佐渡島のこの美しい田んぼを潤す水、そこから産まれる米はますます美味しくなっていくんだろうな。
とはいえ残念ながら結局、ここではトキの姿は見られず…。
もうちょっと行ったところにあるトキの森公園へ行けばケージに入ったトキを見られたけれど、わたしは初日にトキ(?)が空を飛んでいるところ(?)を見た(?)ので、ヨシとした。
駐車場に戻る際、ちょうど係員さんが軽トラで保護センターの入り口を入っていくところに遭遇。
鳥インフルエンザ対策で、門のところで係員さんが車を降りて長靴を消毒し、そのあと軽トラに念入りに消毒薬を吹きかけていて、保護活動がほんとうに細やかに行われている様子を垣間見ることができた。
11:00 加茂湖展望の丘へ
再び国道350号線を走って加茂湖畔へ。
加茂湖畔に立ち並ぶ牡蠣小屋、雰囲気がすごくいい感じ。
あ、結局こんかい佐渡島で牡蠣を食べてないかも…。残念。
急勾配の坂を上がって車を停め、椎崎諏訪神社の境内を抜けて、加茂湖展望の丘へ。
この数日近くに遠くに眺め続けた加茂湖がよーく見えた。
そろそろレンタカー返却時間。
ガソリンスタンドへ寄り、給油。
この3日間(48時間)での走行距離は226km、ガソリン代は約1,700円。
あれこれ見て回るのにこれぐらい走ったとなると、やっぱり佐渡島をレンタカーなしの公共交通機関のみで回るのはかなり厳しいだろうなと改めて思った。
あってよかった、レンタカー!
12:00 おにCafeでランチ
レンタカー屋さんと同じ通りにあったおにCafeで、お昼ごはん。
店内は明るくナチュラルな感じでおしゃれ。
もともとはラーメン屋さんだった店舗が、佐渡の食材にこだわった食堂的カフェに生まれ変わったらしい。
このお店、名前の通り佐渡の鬼太鼓への愛にあふれていて、地元のお祭りなどで披露されたらしい鬼太鼓の舞の迫力ある映像が、店内の壁にずっとプロジェクターで流されてる。
ニューヨークのマンハッタンをバックにしたらしい鬼太鼓公演の大きな写真なども飾られていて、鬼太鼓めっちゃかっこいいな!ってなる。
窓際のテーブルでは、お嬢さんが竹の皮を編み込んだ鍋敷きを作っていた。
佐渡では昔からこうやって竹を編んで草鞋や座布団などの生活道具を作っていたのだけど、編み方を知る人が年々減ってきてしまい、この方がお年寄りから教えてもらって引き継いでいるのだそう。
佐渡への愛がいっぱいに感じられる。
ギョーザ、タレカツ、ガパオライスでお昼ごはん。
ギョーザはシンプルでやさしい味。
ガパオライスは大葉を使った和風の味付けで、ごはんもスープもポテトサラダも、そして食後のクロモジ番茶まで、ナチュラルでとってもおいしかった。
おなかいっぱい。
人気の「おにきん」までたどり着けなかったのがちょっと残念。
佐渡愛にあふれたとても素敵なカフェだった。
13:00 佐渡ジオパークセンター
佐渡市役所両津支所の敷地内にある、佐渡ジオパークセンターへ。
1階と2階に、佐渡島の地形地質を紹介する展示がぎっしり。
佐渡島の発生となりたちが分かりやすい映像や、佐渡島の特異な地形地質を観察できる各ジオサイトの紹介など、みごたえ十分。
そんなに広いスペースではないけれど、1時間半ほどじっくり楽しめるぐらいの情報量があった。
旅の最初に行っておいても、理解が深まってよかったかも!
14:30 佐渡汽船両津港ターミナル展望室
佐渡汽船のターミナルへ。
ジオパークセンターに、このターミナルの上に展望室があると書いてあったので、行ってみた。
加茂湖、大佐渡、小佐渡、両津港がぐるりと見渡せ、とても眺めがいい。
西日を浴びたガラス張りの展望室は、11月末とは思えない暑さ。
ジオパークセンターでの紹介文に「夏場は注意!」とあったのも、わかる。
展望室の角に祀られている朱鷺神社に手を合わせ、佐渡島に来させてもらったお礼を言って、階段をおりた。
16:05 両津港を出港
ターミナルにあるおみやげ屋さんで日本酒やクロモジ番茶などを買い、16:05発の佐渡汽船フェリーに乗船。
さよなら佐渡島!ものすごく楽しかった!
ジュータン敷きの2等船室では、周りの人たちもごろ寝でどんどん寝落ちしていってた。
みんな満喫したんだろうなー。
18:30、ほぼ定刻通りに新潟港に到着。
ターミナル内の食堂で、かるく夕飯を。
新潟あごだし岩のりラーメン。
ながもそば。
海のうまみが体にしみわたる感じ。
とってもおいしかった。
帰りの夜行バスまでまだ時間があるので、以前から行ってみたかった沼垂のゲストハウス「なり」へ立ち寄ってみよう。
わが家がよく行く下諏訪のマスヤゲストハウスでヘルパーをしていた人が立ち上げたという、「なり」。
夜はバースペースが開放されていて、宿泊しない人でも立ち寄れるんだよね。
高速バスの時間まで、お酒でも飲んでゆっくりさせてもらおう。
新潟港ターミナルからのんびり歩くこと30分。
商店街アーケードを抜け、味のある銭湯の先を曲がってたどりついてみたら。
…開いてなかった…(泣)。
しかたない。
再び15分ほど歩いて、新潟駅へ。
22:15に新潟駅を出発する高速バスまで時間をつぶしたいけど、22時まで開いてるお店がなかなかない!
20:30、駅ビルのサイゼリヤに腰を落ち着ける。
夫は甘いもの、わたしはお酒とおつまみで、のんびり。
夫はパソコンを広げて仕事、わたしは間違い探しで時間つぶし。
わたしにはまだあと60分ある pic.twitter.com/PF4F6mlkgm
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 27, 2022
この日この時は、サッカーワールドカップ日本VSコスタリカ戦の真っ最中。
日本は負けたらしいけど私は勝った
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 27, 2022
勝ちました。すっきり!
22:15 高速バスで新潟駅を出発
サイゼリヤを出て、新潟駅前から高速バスに乗車。
この日のバスも4列シートで窮屈ではあったけれど、前側の席だったせいか息苦しさがあまりなく、行きのバスよりは快適だった。
4日目:YCAT到着、帰宅
05:55 YCAT到着
早朝6時前、ほぼ定刻通りにYCATに到着。
2泊3日(行き帰り夜行バス利用のため実質的には2泊5日)の佐渡島旅、これにて終了。
おつかれさまでした!たのしかった!
おわりに
ここ1年はひとりで行く旅がほとんどだったけれど、11月は「松本・下諏訪」、そして今回の「佐渡島」と連続で夫とのふたり旅となった。
夫との旅は、ひとり旅の感覚のままたのしさを共有できる、ふしぎな感じ。
またどこかいっしょに行けるところ、行きたいと思うところがあれば、ぜひ。
▼楽天トラベルの全国旅行支援。宿泊自体が割引になるのはともかく(そもそもの元値が上がっていることも多いので)、地域クーポンがついてくるのがかなりありがたい。食事を摂ったりおみやげを買ったり、重宝してます。ありがたやありがたや。
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