先日、宮城(&ちょっと山形)ひとり旅へ行ってきた。
3泊5日で行ってきた。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 6, 2022
仙台、作並、山寺、女川、石巻、松島。#一人旅 pic.twitter.com/LI4ojYLDiG
行き帰り高速バス、宿泊はカプセルホテル、な3泊5日ひとり旅。
きょうは1日目の記録。
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1日目:仙台城跡、羽生結弦選手モニュメント、稲荷小路の夜
ちょっと前に北海道6泊7日旅から帰ってきたばかりだったので、(いつもに増して)安旅モードで行きたかった今回。
本来、仙台までなんて新幹線で行けばあっという間なんだけど、最近はマイレージを使って持ち出しナシで飛行機に乗ってることがほとんどなので、気持ち的に新幹線は高くて高くてとても乗れない…。
かといって、マイレージを使って飛行機に乗るほどの距離でもない…。
調べてみたら、横浜のシティエアターミナル(YCAT)から仙台駅行きの高速バスが出てた。
YCAT→仙台駅 2,800円。やす(時期により変動あり)。
07:40 YCATから高速バスで仙台へ
07:40 YCATから高速バスで出発。
首都高が激混みで東京を抜けるまでが長くて長くてどうなるかと思ったけど、都内を抜ければスイスイ。
栃木あたりから、窓のむこうに山波と田園風景がとてもきれいに見えるようになった。
一時間半に一度、結構な頻度でサービスエリアでの休憩が入る。
那須のサービスエリアでお昼ごはんを購入。
霧降高原豚の串焼き、おいしかった。
通路を挟んで向こう側のシートに座っていたおしゃれな若い女性、乗車してすぐにS字フックを出して身の回りのものをひっかけ、サービスエリアで停車すると皮をむいてひと口大に切ったリンゴがいっぱいに入ったジップロックを出しておいしそうに食べていて、高速バスの猛者感がすごかった。
見習おう。
ヒマなのでマップアプリで現在地を追っていたら、かの有名な「へたれガンダム」の近くを通過!!!
この写真はよく見るけど、あまり具体的な場所をイメージしたことなかった。ここにあるんだ。
(テンション上がって夫にSMSで共有したら、「へたれガンダムってなに???」と返ってきた。残念、知らなかったか…。)
15:00、ほぼ定刻通りに仙台駅に到着。
YCATを出発してすぐに首都高の渋滞に巻き込まれてかなり遅れていたけど、首都高の渋滞なんて当然織り込み済みなのね。
15:30 るーぷる仙台のバスで仙台城跡へ
15:30、仙台市の観光シティーループバス「るーぷる仙台」に乗るつもりで、バスロータリーへ。
今回、仙台のまち自体はあまり目的ではなかったのだけど、仙台城跡だけにはどうしても行きたかった。
今年の3月に発生した地震で伊達政宗公騎馬像が騎馬ごと傾いてしまい、修復中と聞いていたから。
長万部の巨大水柱跡もそうだったけど、「ないもの」って、見てみたくなりません?
わたしはなる。
「そこにあるもの」と同じぐらい、「そこにないもの」も見たくなる。
バス停でるーぷる仙台の説明をしてくれていたスタッフ男性にその話をしたら「それならるーぷる仙台のチケット(630円)ではなく普通にIC乗車(260円)して仙台城へ行き、ココからココを通ってココへ行ってコレとコレを見て地下鉄(210円)で戻ってくるといいですよ!」と言いながらおすすめスポットとルートを地図に書き込んでくれた。
なにそれ超おもしろそう!それで行きます!ありがとうございます!
現在、仙台城跡への最短ルートとなる道路が3月の地震の影響で閉鎖されているそうで、ものすごく遠回りしつつ30分ほどかかってようやく仙台城跡へ到着。
宮城県護国神社の鳥居をくぐって場内へ。
おお!あった!
…というか、なかった!!!
政宗公騎馬像、お留守中!
これこれ、これを見たかったのですよ!!!
「伊達政宗公騎馬像がない」ところを見たかったの!!!
わーい!
傾き始めた日の光をあびる仙台のまちを眺める。
こうしてみると、仙台のまちって思ってるよりも海に近いのね。
さて、バス停でスタッフさんにおすすめしてもらったルートを歩いて行こう。
地震の影響か、石垣に一部ブルーシートが掛けられている場所や、立ち入り禁止の黄色テープが張られている場所があった。
「閉鎖されている場所にぶつかったら右折」と言われてたポイントで右折。
いきなり道が細く、暗くなる…。
もう四時半だしね、しゃきしゃき歩こう。
林のなかを歩いて、現在大規模改修工事中の仙台市博物館の裏に出ると、あった!
政宗公の胸像。
こちらは、先の戦争で供出されたはずの初代騎馬像で、戦後になって胸から上の部分だけ保管されていたのが発見されたものとのこと。
現在補修中の二代目騎馬像は、この初代と同じ型から鋳造されているのだそう。
政宗公騎馬像、なかったし、あった!
おもしろかった。
ひきつづき、スタッフさんのおすすめルートを行く。
大通りを渡って、地下鉄の国際センター駅へ。
ここも強く推された、金メダリスト荒川静香選手・羽生結弦選手を称えるモニュメント。
ココへ来るまでに渡ってきた大通りの手前には「日本スケート発祥の地」と書かれた五色沼もあり、そんな地からふたりの金メダリストスケーターがうまれたことを故ありと感じるのは自然なことだと思う。
ナルホドナルホド、これは聖地だね。
国際センター駅のテラスからは、広瀬川を渡って行き来する地下鉄と仙台のまちがきれいに見えた。
この地下鉄で仙台駅へ戻るよ。
15時半からと遅いスタートだったけど、仙台城のいまを十分たのしめた。
18:00 稲荷小路「魚が肴」で晩酌
17:30、仙台駅に戻ってきた。
すっかり暗くなってしまった。
仙台の通りはどこも広くて緑が多くてきれい。
この日は金曜日で、かなりの人出でとてもにぎやか。
あてもなくふらふら歩いていて目に留まった晴れの日というお店に入ろうとしたら、満席。
金曜の夜だもんね。
「お魚料理メインでよろしければ系列店にご案内します」というのでお願いしたら、同じ建物の一階にあるスタンド割烹 魚が肴というお店に通された。
カウンター席に腰かけ、差し出されたお酒と食事のお品書きを見て、これは当たりを引いたなと確信。
このお店、ぜったいおいしい。
乾坤一(けんこんいち)。
乾坤一、おいしい!!!
お通しの茶わん蒸し。
海苔のかおりとなめらかな舌触り。
さんまの刺身。
ニッカウヰスキー余市醸造所に行った帰りの電車で一緒になった女性が宮城で食べたさんまの刺身を絶賛していて、これはもう絶対に食べなきゃ、いやむしろこれを食べに宮城に来たのだ!という一品。
お店の大将いわく、やっぱり最近はさんまが瘦せていて、ちょっと前までは刺身にしたくても身がとれないぐらいだったのが、ここのところやっといいのが出てきて出せるようになったとのこと。
身がぷるっぷる。
大将やスタッフさんと話しながら料理をいただいていて、このお店は絶対に信頼できる!と思ったので、石巻の生牡蠣を注文。
日本酒は、石巻の「不二正宗」。
石巻の牡蠣に石巻のお酒。
合うなんてもんじゃない…。最高…。
三陸で揚がったというタラの白子をポン酢で。
ううう…、このお店に来てよかった…(涙)。
おなじようにひとりひとりカウンターに座っていた方たちはみなさん常連さんらしく、「このお店はね、まちがいないですよ!」と激推し。
わたしが「初めて入ったお店だけど、このお店は信頼できると思って生牡蠣たのんじゃったんですよねえ…初めてなのにそう感じさせるお店ってすごいと思いました」と言ったら、みなさんうんうんと深くうなづいていて。
愛されてるお店なんだなあ、なんかわかる、と思った。
お店に入って最初に渡されたお品書きに、先付、お造り、蔵王ブランド豚の香味焼き、寒鰤と仙台麩の卵とじ、はらこ飯、お漬物としじみ汁がセットになった『本日の親方おまかせセット(3,500円)』というメニューがあった。
セットにもものすごく魅かれたけど…あえて単品で頼み、さんまと牡蠣と白子、食べたかったものが全部食べられたので大満足。
スタッフさんが料理に合わせて提案してくれるお酒のチョイスもすばらしく、とってもいいお店だった。
20:00 ナインアワーズ仙台 チェックイン
お店を出てすぐに、Booking.comで予約していた宿「ナインアワーズ仙台」に到着。
今回の旅は、いつもに増して安旅モードなカプセルホテル泊。
安い宿だけど、設備はどれもミニマムながら必要十分かつ清潔に整ってるし、男女のエリアはきっちり分けられていて安心だし、アメニティセット(タオル2枚、パジャマ、歯ブラシ)もついてくるし、国分町や稲荷小路などの繁華街も近いしでよかった。
シャワーを浴び、就寝。
おやすみなさい。
おわりに
今回の旅の計画は、宮城県女川のさんま祭りが『おながわ秋の収獲祭2022』としてリニューアルし、この月の23日に数年ぶりに開催されると知ったことから始まった。
北海道6泊7日旅から帰ってきたばかりだったのでさすがにまた家を空けるのはなあ…と思ったのだけど、夫の
「???ごはんを作って食べさせなきゃいけないような小さな子供がいるわけでもないし、迷う理由がそれだけなら、行ってくれば???」
というありがたーいお言葉に背中を押してもらって行ってきた。
いや、正確に言えば”先立つもの(=お金)も必要だし”とかいろいろ他にも思うことは当然あったけど…。
いま行きたくて、いまこの時じゃないとダメで、いま自分で出せるお金がないわけじゃない以上、やっぱり行こう!と。
✔️子供がとりあえず手を離れている
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 20, 2022
✔️親が介護が必要な状態にない
✔️日本全体が空いている(混んできたけど)
✔️日本のあちこちに安く行ける旅行手段が溢れている(宿/交通機関)
私にとって今は「Discover Japan」のボーナスタイムだと思って、行けるうちにあちこち行っておく。
日本、愉し美し。 pic.twitter.com/gR1mP2Qvu4
で、やっぱり、行ってよかった。
わたしはほんとに、
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) June 8, 2018
✅行きたいところへ行くし、
✅やりたいことはやるし、
✅会いたい人には会いに行く。
5〜6年前のわたしから今のわたしを見たら、ノーテンキでフラフラしてて、まちがいなく超〜嫌い。アホじゃんって思う。
でもさ?
やってみたら?
結構たのしいよ✨?
って今なら言う。
ありがたいことです。感謝。
▼前回の北海道旅行から2週間。持っていた衣類は北海道と同じ。フードジャケットは雨風寒さが防げてホント旅がはかどる。
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