先日、宮城（＆ちょっと山形）へ行ってきた。
今回の旅程はざっくり；
- 1日目（仙台）：仙台市内散策
- 2日目（作並・山寺）：ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所、立石寺
- 3日目（女川・石巻）：おながわ秋の収穫祭2022、石巻震災遺構
- 4日目（松島）：松島散策
- 5日目：帰宅
という感じ。
行き帰り高速バス、宿泊はカプセルホテル、な3泊5日ひとり旅。
きょうは、4日目と、夜行バスで帰宅しただけの最終日5日目の記録。
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4日目：松島＆福浦島散策、「魚が肴」ではらこめし
09:57 JR仙石線で松島海岸駅へ
宿をチェックアウトし、仙台駅へ。
JR仙石線で、松島海岸へ向かう。
仙台駅って大きいけど、フロアやホームの並びが整然としててわかりやすい気がする。よくできてる。
塩釜あたりからの海沿いを走る景色、きれいなんだよなあ。
厳密には「松島」ではないんだろうけど、景色はもう「松島」なんだよね。
10:37、松島海岸駅に到着。
混んでる！
駅を出てすぐ目の前に遊覧船のきっぷ売り場があったので、並んでみた。
「11時の便に間に合うからとにかくここを左に曲がってずっと行って」しか言われなかったので、不安になりながらとにかく左に曲がってずっと行ってみる。
埠頭に到着。
たしかに、ものすごい人が並んでるのですぐわかった。
『全国旅行支援』が効いてるのか、遊覧船の搭乗開始を待つ列がすごい。
11:00 遊覧船「仁王丸」で松島湾一周クルーズ
11:00、遊覧船「仁王丸」、出航。
有名な千貫島、鐘島、仁王島ぐらいまでは船内アナウンスとガイドパンフレットで追えたけど、それ以外にも島が多すぎて、最後にはもう名前やいわれはともかくやっぱり松島！絶景だね！以上！って感じになった。
1時間弱で湾を一周。
旅先では、いちばん最初にそのあたりでいちばん高い所へ上がってみたり、船に乗ってみたりしてぼんやりとでも全体像をつかむと、そのあと巡る場所の位置関係や距離感ががイメージしやすいので割と好き。
12:00 透橋＆五大堂
埠頭を出て歩いてくと、日本三景碑があった。
松島は中学生のころにひとりで名古屋から仙台までのフェリーに乗って来た時以来2回目、広島の宮島はもう数えきれないぐらい何度も行っているけど、天橋立にはまだ行ったことないんだよなあ…。天橋立行きたい。
すかし橋を渡る。
足もとスカスカでドキドキするけど（から？）、縁結びの橋らしい。
前にいた女性がめっちゃくちゃ怖がってヨロヨロしながら渡ってて、それを見てこっちまで怖くなってしまった。
五大堂へ。
33年に一度秘仏が御開帳される五大堂。
次の御開帳は2039年ですって。
わたし、生きてるかなあ。
12:30 うみねこやでカキフライバーガー
五大堂を出て歩いていたら、ちいさなお店「うみねこや」の前をとおりかかったのでお昼ごはんを食べることに。
せっかく松島に来たからカキを食べたいと思いつつ、大通り沿いの食事処の行列と値段に怖気づいてしまって…。
もっとかるくていいのよね、ということで、カキフライバーガー（700円）。
ごろごろっとしたカキフライにソースとタルタル、しゃきしゃきのレタスがおいしくて、大満足だった。
13:00 福浦橋を通って福浦島へ
今回の松島詣でのメイン、福浦島へ。
福浦島への入島料（200円）を支払い、福浦橋を渡る。
250mあるこの朱塗りの橋は出会い橋とも呼ばれ、渡ると良縁に恵まれるらしい。
この福浦橋、東日本大震災で一部損壊した際に台湾からの義援金で修復できたというエピソードがあるそうで、たしかに良縁だね。
福浦島側に渡って、遊歩道を歩いていく。
島内の散策路はゆるやかなアップダウンを繰り返しつつぐるりと一周巡ることができ、松島の風景をいろんな方向や角度から見られてものすごくたのしい。
自然植物公園になっているだけあって、いろんな草木やそこに寄ってくる虫たちを眺めているだけでもたのしい。
あまりにたのしすぎてウロウロぐるぐる島内を2周ほどしていたら、いつの間にか15時半を過ぎていた。
この日の松島の日の入りは16時50分ごろ。
もうこのままここで夕焼けまで見たい気がしてきた。
また1時間ほど島内をうろうろしている間に、どんどん日がかたむいてきた。
肌寒くなってきたのでジャケットのフードをかぶってベンチに座って海を眺めていたら、若い女性に声を掛けられた。
先日、某日本三景で夕日をぼーっと見てたら若いお嬢さんにスマホで自分と風景を撮ってと頼まれた。ダンスでもしてるのかすっと斜めに伸ばした腕の動きが超美しくて逆光が腕に沿って伸びるシルエットで撮ったらとても喜んでくれて、こういう事で声をかけられやすくなる歳になるのは悪くないなあと思った https://t.co/XBmfTAR7TY
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 30, 2022
さぞ怪しげに見えただろうに、声を掛けてくれてありがとう。
16:50、日没。
オレンジ、ピンクから紫へとグラデーションを描く空と、それを映す海にシルエットのように浮かぶちいさな島々がうつくしかった。
福浦島、ゆっくりできるし景色もきれいだし、とってもいい場所。
なぜか外国人観光客比率がすごく高かったのがおもしろい。
外国人って、こういう場所（景色がよくてあまりお金がかからなくてのんびりできる穴場的スポット）をよく知ってるんだよねえ。
日本人はどうしても、遊覧船に乗って五大堂や瑞巌寺や円通院に行って大通り沿いで海鮮を食べて透かし橋と福浦橋と渡月橋を渡れば松島観光コンプリート！っていう感じになるんだろうな。
18:12、松島海岸駅を出発。
18:50、仙台駅着。
19:30 稲荷小路「魚が肴」でさいごの晩餐
今回の仙台旅で、さんま、牡蠣、白子ぽん酢は食べたけど、まだはらこ飯を食べてなかったのよねえ…。
とはいえ、はらこ飯を食べられるお店も、大体は注文は2名分からとなっていて、ひとりだけだとなかなか難しい。
そこで思い出したのですよ。
初日に行って大満足だった稲荷小路の割烹 魚が肴の、「大将のおまかせセット」。
あの日はぜんぶ単品料理でそれぞれいただいたけど、「大将のおまかせセット」には、確かはらこ飯が入ってたはず！
…ということで魚が肴へ行ったら、大将もスタッフさんもおぼえてくれていて、ニコニコ迎えてくれた。
乾坤一で、かけつけ一杯。
はらこ飯あったー！！！
海苔茶碗蒸し、秋茸のお浸し、自家製イカ塩辛。
イカの塩辛の旨味がすごい。
おつくり（真鯛、カンパチ、戻り鰹、水蛸）。
水蛸、好き。
蔵王ブランド豚の香味焼き。
肉のうまみとコクのあるソース、しゃきしゃきの野菜がぴったり。
寒鰤と仙台麩の卵とじ。
だしを吸ってちゅるちゅるの仙台麩、ウマい。
はらこ飯、しじみ味噌汁、漬物。
この時期の仙台ならではの味。おいしい…！食べられてよかった…！
スタッフさんのおすすめで、水鳥記を投入。
辛口よりもふくよかなものが好み、と初日に話したのを絶対におぼえてくれてるよな、このスタッフさん。
ステキ過ぎる。
お漬物と日本酒をちびちびしながら余韻に浸っていたら、大将がエイのレバ刺しを出してくれた。
エイのレバーをごま油と塩で。
口に入れるとトロっととろけて消えていく。
前回単品で頼もうと思いつつお腹いっぱいであきらめた品だったので、めちゃくちゃうれしい…。そしておいしい…。
やっぱりこのお店、最高だ…！！！
あちこちへ旅して、「また行きたい、また食べたい」と思うお店が日本のあちこちにある。
ここも間違いなくその中に入った。
21:30 仙台駅でおみやげ購入
魚が肴を後にして、仙台駅に向かう。
家へのおみやげを全然買ってない…。
とりあえずなんでもありそうな仙台駅に行けば何とかなるだろ。
仙台駅では新幹線の改札フロアにあるお店だけがまだ開いていて、出張から帰っていくらしいビジネスマンであふれかえっていた。
店内が混んでいるのと、22時には閉店になるという焦りで、目についたおいしそうなものをパッパパッパと買ってきて帰ってからよく見たら、宮城以外のものがいっぱいだった。
仙台は東北のハブ。
5日目：夜行バスで帰宅
帰りの高速バスの出発は23時。
時間をつぶそうと思っていたカフェがコロナ禍の営業短縮のためかもう閉まっていたので、駅のコンコースでベンチに座って時間をつぶす。
仙台駅、あたらしくて明るいし、人が多いので安心してのんびりできる。
23:00 仙台駅発
仙台へ来るときのバスは4列シートのふつうの観光バスみたいな座席だったけど、帰りの夜行バスは3列シートに間仕切りのカーテン付きだった。
さすがにくたびれていたのか、あっという間に爆睡。
06:00 YCAT到着
翌朝6時、ほぼ定刻通りにYCATに帰還。
家に着いてお風呂に入って洗濯して朝ごはんを食べてヨガをしたら、猛烈に眠くなってきたので寝る。
風呂入って洗濯してヨガやったらもうれつに眠くなってきたので寝る
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 25, 2022
起きたら、夜だった。
お…おはようございます…（爆睡）
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 25, 2022
行き高速バス、宿泊カプセルホテル、日中ウロウロ歩き、帰り夜行バス、はさすがにヘビーだったかな…。
一般的には、アラフィフが喜び勇んでするような旅のスタイルではないんだろうけど。
わたしはめちゃくちゃ楽しかった！！！大満足！！！また行きたい！！！
おわりに
北海道6泊7日ひとり旅から、間もなく行くことになった仙台旅。
いろんな都合で強行軍となったけど、行きた買ったところへ行き、見たかったものを見て、食べたかったものを食べられてたのしかった。
三角定規油揚げだけ食べ逃してしまったので、また行きたいな。
▼天気が不安定で、晴れていたと思ったら突然大雨になったり。フード付きのジャケットが防水、防寒になって本当に助かった。
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