8月22日、アメリカから来ている甥と姪をつれて神奈川県の葉山へ日帰り旅に行ってきました。
日本に来て毎日のように「都会」で遊んでいるので、自然が恋しくなったらしい。
甥っ子&姪っ子
「ヌーちゃんはさ、時間あるよね?自然が足りないー!
山か海に行きたいー!って話してたの。
一緒に行こ?」
ってさらっと言われた 笑。
…まあ、あるっちゃあるね 、時間だけはね。
明日も甥っ子姪っ子とお出かけになりそう。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 21, 2019
こんなこと言われちゃうと、「よっしゃ!山も海も楽しめるところに行こうね!」って思っちゃうのが叔母心ってもの。
わたしががんの治療後の体力回復のためにひとり山歩きをはじめた時に一番最初に行った山、神奈川県三浦半島の葉山にある「仙元山(せんげんやま)」へふたりを連れて行くことにしました。
ぐふふふふ#カミーノ っぽく、ただのお散歩山歩きー!
のんびり、しゅっぱーつ! pic.twitter.com/aw6O6AOmkl
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 21, 2019
山歩きと絶景をたのしみ、海で磯遊びをし、おいしいものを食べた葉山のいちにち。
ご紹介します。
仙元山(せんげんやま)でお散歩ハイキング
葉山にある仙元山(せんげんやま)には、1.5時間ほどで歩ける手軽なハイキングコース「仙元山ハイキングコース」があります。
しかもその山頂は、江ノ島が浮かぶ海を一望できる絶景ポイント。
冬の寒い時期には、さらにその向こうに富士山の雄大な姿まで拝めてしまうすばらしい場所なのです。
葉山小学校と葉山町消防本部のすぐ先に、「仙元山ハイキングコース」の看板があります。
ここからスタート!
住宅街の間の道をのぼっていきます。
5分ほどで、急に低山らしい雰囲気の道に変わります。
真夏なこともあって、ルート上はところどころかなり草が生い茂っています。
以前来ていた時は、もっとすっきりしていたと思うんだけどなあ…。
長ズボンを履いていくのが安心だと思います。
道は全体的に平坦なのですが、一か所だけものすごーーーく下ってものすごーーーく上がるポイントが。
写真で見る以上にかなりの急勾配で、スリル満点です。
1時間15分ほど歩いてたどり着いた、仙元山の山頂から見える景色。
左手には森戸神社の赤い鳥居の建つ菜島、右手には江ノ島が見えます。
山頂に備えられたテーブルとベンチにおやつを広げ、しばし休憩。
ずっと以前にここに来た時、ご年配のグループがカセットコンロと大きな鍋でここで宴会をしているのに遭遇。
とても楽しそうでした。
そんなお散歩山な仙元山からの下り道は、びっくりするぐらいあっという間。
山頂から海側へのびている道を下りていきます。
15分も歩かないうちに葉山教会の裏手にぽこんと出て、あとは整備された一般道になります。
犬の散歩で歩いている人もよくみかけるような、ほんとうにほんとうに手軽なお散歩ハイキングコースです。
「おせっかい食堂KAINA」でヘルシーランチ
甥が「冷たいおそばを食べたい」というので、葉山御用邸を右折し、森戸海岸方面へ向かってみました。
姪がググってナビしてくれてたどり着いたお蕎麦屋さんは、残念ながらお休み。
すぐそばにあった「おせっかい食堂KAINA」のドアを開け、おそばを食べたいのですけれどありますか?と聞いてみる。
「ウチは朝は“朝そば”としておそばを出してるんだけどお昼はちょっと…。あ、でもまだおそばある!大丈夫、作れますよー!」と言ってくださって、ありがたかった。
わたしは「Wひじき丼定食」。
こだわりの無農薬玄米のごはんに、葉山でとれたひじきとおかひじきがたっぷりですごくおいしい。
姪は「串揚げ定食」。
エビやアジなどの海鮮と、なすやしいたけなどの野菜が薄い衣でサクサクに揚げられていて、姪絶賛。
甥は「冷たいそば」と「串揚げ」。
わざわざ作ってくださったおそばは、添えられたわさびまで美味しいと甥絶賛。
このお店、食材に強いこだわりを持っていて、お米は無農薬玄米をみがいたもの、お味噌や醤油もしっかり選び抜かれたものを使っているそうです。
お店の方の雰囲気もとにかく明るくてあたたかかった。
ニコニコとメニューの説明をしてくださる店主の男性が厨房に戻っていく背中を見て、甥が「ものすごくチャーミングな人だねえ!」と感心したようにつぶやくほどでした。
森戸神社の奥で磯遊び
海に浮かぶ菜島に建つ赤い鳥居が印象的な森戸神社は、「おせっかい食堂KAINA」のすぐそば。
先ほど仙元山の頂上から見えた海の中の赤い鳥居の神社だと知って、甥姪も興味津々で行ってみることにしました。
森戸神社の境内を抜けた奥には、きれいな海岸。
奥の方にちょこんと見えるのが、鳥居の建つ菜島です。
おだやかなビーチで家族連れが遊んでいたり、犬を散歩させていたり、SUP(スタンドアップパドル)を楽しんでいたり。
甥と姪はしばし磯遊び。
「海が大好き」といっていたので、連れてきてあげられてよかった。
「SODA Cafe」で絶品アフォガード
当日の朝、出発前は雨が降っていてどうしようかと思っていたけれど、ふたを開けてみれば葉山は見事なまでの晴れ。
海岸で小一時間遊んでいるだけで喉がカラカラに。
森戸神社のすぐ前にあるカフェ「SODA Cafe(ソーダカフェ)」に飛び込みました。
甥と姪は、オーガニックのピーナッツバターを練り込んだアイスクリームにコーヒーを掛けて頂くアフォガード。
ちょこっと食べさせてもらったら、コクと風味がしっかりあるのに甘すぎず、ところどころアクセントになっているイチゴジャムの酸味もぴったりですごくおいしかった。
わたしは喉が乾いてしまったのでりんごジュース。
さっぱりとした甘みが、乾いたからだにしみました。
葉山日帰り旅、ぜひどうぞ!
仙元山は簡単なルートでちょっとした山歩きを楽しめ、しかもゴールできれいな景色を一望できるので、小学生ぐらいからのお子さんのいらっしゃるご家庭にもとてもおすすめ。
わが家は子どもたちが小学生の頃、お正月にここを歩いて海の向こうに浮かぶ富士山をありがたく拝んできたこともあります。
仙元山ハイキングコースから森戸海岸へ廻った葉山日帰り旅。
このあたりは山も海もおいしいものも楽しめる、ほんとうに素晴らしいエリアです。
首都圏から日帰りできる旅先として、ぜひ訪れてみてください。