先日、ともだちとふたりで小豆島・牛窓・倉敷を4泊5日で旅してきました。
きょうは4日目の記録。
小豆島からフェリーで新岡山港へ移動、はじめましての方と合流し、こんどは岡山県側から瀬戸内の風景を満喫させてもらいました。
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4日目:牛窓しおまち唐琴通り・牛窓オリーブ園・王子が岳
08:40 新岡山港ゆきフェリーに乗船
またまた6時に起床、ヨガ。
お布団だと、目が覚めてすぐにヨガができてなかなかいいねー。
この日宿泊していたビジネス民宿マルセは、ものすごく合理的でシンプルな宿。
夕食は予約を取った上でお客を提携のお店へ流す、長期滞在を想定して洗濯機利用無料、Wi-Fiもちろん無料、朝になると宿のフロント横にビニール袋に小分けしたロールパンと各種飲み物が置かれ、素泊まり客も無料で利用できる。
たぶん、目の前の土庄港をフェリーで行き来するトラックの運転手さんなどの利用を想定してるんだろうな。
もうね、こういうのでいいの。必要十分。
建物自体まだ新しいようで、お部屋もユニットバスも清潔でとてもよかった。
さて、今日はいよいよ小豆島を離れ、岡山へ向かう日。
08:40土庄港発、新岡山港ゆきのフェリーに乗船。
どんどん離れてちいさくなっていく小豆島…
と思いきや、
離れても離れても視界から小豆島の島影が途切れることがない。
…小豆島、デカいな!!!
それでもやっぱり、島を離れるのはさびしくて、ちょっとセンチメンタルな気分になった。
小豆島、たのしかった!
09:40 新岡山港に到着。
ちょっと曇り気味の空の下、岡山編、スタート!
10:40 牛窓海水浴場&しおまち唐琴通り散策
新岡山港から車で1時間。
牛窓(うしまど)海水浴場に到着!
きれーい!
この美しい浜まで車でびゅーんと連れてきてくれたのは、このお方!
ぱんだなリーマン、ぱんだりさん。
今回いっしょに旅をしているともだちのカメラつながりのお知り合いで、瀬戸内に行くという話をしたらたまたまお仕事がお休みの日だったとのことで、合流してこの日一日ご一緒させていただけることになった。
いやー、ほんとうにありがたい。
新岡山港ではどんよりしていた空も牛窓に着いてみればすっかり青空になってるし、たのしい一日になりそう!
牛窓海水浴場の駐車場に車を停め、ちいさな造船所が立ち並ぶ通りを抜けていく。
おばんや魚魚(とと)で、おいしいお刺身定食のお昼ご飯。
ここのお魚、ほんとにおいしかった。
お腹が満たされ、牛窓の町並み散策開始。
青い空、白い雲、碧い海、最高。
連日絶好のフィルムカメラ日和過ぎて、持ってきたフィルムを使いきってしまったので、まちのカメラ屋さんに立ち寄ってみる。
あったー!ともだちと一つずつ購入。
ありがたやありがたや。
前を通りかかった、牛窓のアトリエ・ショップ「Pousette(プセット)」。
京都から牛窓へ移住してきたというオーナーさんが古いミシンで作る、がま口バッグやポーチ、お財布がとってもかわいい。
ミシンは100年近く前のもので、ご自身の手でメンテナンスしながらいまだ現役バリバリで働いてもらっているとのこと。
お店はまだまだリノベ途上で、この日はご近所のおじさんと一緒にお店から奥へ向かう通り土間の向こうにドアを作るDIY中だそうで、「今日中にドアをつけないと、ボク、今晩蚊といっしょに寝なきゃいけなくなっちゃうんで」とふたりで顔を見合わせて笑いあってるゆったりした空気感がとてもよかった。
お隣の牛窓クラフトコンプレックスへ。
2階には、天然石やパワーストーンを使ったアクセサリー類のクラフトショップロルマカッティと、無人のレトロな文具店「マチヤ文具」が。
昭和の小学生男子はみんなこれ使ってたよね?という、裏表だけでなくサイドにまで収納がいっぱいあるペンケースなど、懐かしい文具がずらっと並んでいる。
代金はこの桶にいれるらしい。
全体的に時間がゆっくり流れているような雰囲気が、なんというかものすごく牛窓らしい建物。
1階の牛窓カフェで、ひとやすみ。
今回の旅の岡山パートでの重要目的だった、写真集『またいつかどこかで』のお渡しも、ぶじ済んだようです。
14時、牛窓のまちなみの散策を再開。
牛窓のアトリエ・ショップ「Pousette(プセット)」でDIYを手伝っていたご近所のおじさんが「この辺りは昔から交易の要所だったから、外から来る人を当たり前に受け入れる文化があるからね」と言っていたように、明るくおおらかで、開放的な空気感がとても気持ちのいい街だった。
15:00 牛窓オリーブ園
牛窓海水浴場の駐車場に戻り、ふたたび車に乗って、今度は牛窓オリーブ園へ。
向こう左手奥に見えるのは小豆島の島影。
前日、オリビアンの湯の露天風呂から見ていた、瀬戸内海越しの岡山の景色。
今日はその景色の側にいて、逆にオリビアンの湯側を眺めていることになる。
こちら側から見る瀬戸内海も、うつくしい!
丘の上にある展望台へ上ってみる。
ぐるりと一周、どの方向を見てもうつくしい。
さえぎるものが何一つない大海原の風景も雄大でいいけれど、こうして大小の島々がアクセントになっている海の風景もほんとうにいいよねえ。
階段をおり、展望台2階にあるカフェ山の上のロースタリへ。
大きな窓の外に広がる景色を見ながら飲む、こだわりのおいしいコーヒー。
いやされたー。
18:30 王子が岳から夕暮れの瀬戸大橋
牛窓オリーブ園から車で約1時間。
瀬戸大橋のある風景が美しく見えるという、王子が岳に到着。
駐車場に着いたとたん、「え!?イノシシ!?」という声が。
イノシシ!?
王子が岳はネコがたくさんいて有名らしいけど、さすがにネコとイノシシは見間違えないよなあ…と思ったらほんとにいた…イノシシ…。
常連さんらしき方いわく、このあたりには何頭かいるんだけど、このイノシシだけはやたら人なつっこくてぜんぜん逃げないし、慣れてくると触らせてくれる時すらあるのだそう。
駐車場から散策路を歩いていくと、海と島が見えてきたー。
左手には、ほんとにニコニコ笑ってるようにしか見えない「ニコニコ岩」。
王子が岳の「ニコニコ岩」、いやもうほんっとニコニコでびっくりしたのよ。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 20, 2022
機関車トーマスに出てきたボルダーかってぐらいくっきり顔があるんだもん、すごい(あれは怒り顔だったけど)。 pic.twitter.com/etMaPwwCo0
絶景ポイントに着いたころ、ちょうど西の空がピンク色に染まり始めた。
瀬戸大橋が、島々の間を結びながらすうっとのびていっているのが見える。
とろんとおだやかな瀬戸内の海がうつくしい。
視界いっぱいの海と空全体にうっすらとブルーグレーがかり、雲間のピンク色とゆるやかにグラデーションを描いていて、着物の反物でもするするとひろげたかのようなうつくしさだった。
今回の旅の初日、岡山からマリンライナーに乗って高松へ着いたときには、あいにくの天気で暗く沈んだ瀬戸大橋しか見られず…。
おまけに台風4号のせいでもともと天気予報は雨マークばかりだったので、ここへきてこんなにもすばらしい海と島々と瀬戸大橋の夕景を見られると思っていなかった。
アリガトウゴザイマスアリガトウゴザイマス。
20:00 ホテル到着&夕食&就寝
牛窓から王子が岳と、自分たちだけではとてもとてもここまで満喫できなかっただろう岡山の素敵スポットをガイドしてくださった、ぱんだりさん。
最後はなんと、倉敷まで送り届けてくださって…(感涙)。
おかげさまで、ほんとうにほんとうに楽しい一日になりました。大感謝。
(いつか関東にいらっしゃるときは、ぜひご一報を…お願いします…!)
倉敷駅にほど近いホテルにチェックインし、夕食を摂りに出る。
倉敷美観地区すぐそばにある和食処、ゆうなぎへ。
たこ、ままかり、黄にらの卵とじなど、岡山の地のものと地酒を存分に楽しんだ。
ホテルへ戻り、お風呂に入って就寝。
4日目 まとめ
4日目は小豆島を離れ、岡山へ移動。
天気にも恵まれ、こんどは本州側からの瀬戸内の風景を存分に楽しんだ一日だった。
なによりも、ぱんだりさんのアテンド&ガイドがほんっとうに素晴らしくて…。
わたしが、歩いていて目に入ってくる地形や気候風土などちょっと不思議に感じたことをぽろっと口にすると(わりといろんなことをすぐに不思議に感じやすいしぽろっと口にしやすいヤツ)、ぱんだりさんから、卓球のラリーのようにカコン…!と回答が返ってくる。
それが「ドヤァァァ!」みたいなスマッシュじゃなく、未熟なこちらが受けやすく返しやすいような塩梅の返球で、なんというか、大人(たいじん)感がすごかった(たぶんわたしの方が年齢だけは全然上っぽいけど 笑)。
おかげさまで、岡山県南の土地の空気を大満喫できました。
ありがとうございました。
おまけの話
話は数日前に戻って。
急激に台風が消えてなくなり最高に晴れた、旅程2日目の小豆島での夜のこと。
センゲストハウスの和室で上機嫌で晩酌をしつつスマホを見たら、Booking.comに何かメッセージが届いてる…?
半分酔っぱらいながら開いてみたら、4泊目(この日)のために予約していた岡山のゲストハウスから。
- 姉妹店でコロナ感染者が出たので、念のために急遽休業することになった
- そのため、予約をキャンセルさせてほしい
- もちろんキャンセル料は不要
- お手数をかけて申し訳ないが、あらたにどこか別の宿を探してほしい
- 代替の宿の宿泊料は負担させてもらうので、予約が取れたら詳細を教えてほしい
とのこと。
…えええええええーーーー!!!
予想外に大優勝〜☀️!
— ヌー : 徐々に浮上 (@like_a_rhino) July 5, 2022
からの、
波乱ふたたび〜😰!
まいったなあ…。
そして、岡山のゲストハウスに泊まるのもすごく楽しみにしてたから、残念だなあ…。
まあ、しかたないよね。
Booking.comで新たに倉敷にホテルを予約。
そして、最初は酔っぱらいながら「え!代替の宿代を負担してくれるってことは、一泊分宿泊費が浮くってことになるのでは…?やったー!ラッキー!」などと思っちゃったけど。
あらたな宿をあれこれ検索しているうちにふたりともだんだん冷静になってきて、「キャンセルになったゲストハウスに代替の宿の宿泊料金を肩代わりしてもらうのって、(いくら先方の事情による事態とはいえ)どう考えてもおかしいよね…???」となった。
筋の通らないことは、やっぱりあんまりやりたくないのですよね。
キャンセルとなったゲストハウスには、無事に代替の宿が予約できたこと、そして、大変ありがたいお申し出をいただいたとは思いつつその分の宿泊料負担は不要であること、を連絡して終了。
「武士は食わねど高楊枝」、なんだろうけど。
気分はすっきり。
今回キャンセルとなったゲストハウス、いつか必ず行きます。
コロナ禍でおそらくいろいろ大変な時期が続いていると思うけれど、わたしたちがいつか行くその時まで、どうかどうかもちこたえてほしい…!!!
▼今回の旅に持って行って本当に便利だったケーブル。iPhoneとAppleWatchを一本で同時に充電できるので宿での充電まわりがとてもシンプルになり、すっきりした。
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