1月に、島原・天草へ行ってきました。
【島原・天草4泊5日】
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 16, 2023
①島原鉄道 大三東駅
②雲仙地獄
③世界遺産 原城跡(※霧スゴスギィ…)
④世界遺産 天草 崎津集落
決して行きやすいエリアではないけど、風土と歴史が大変おもしろかった
移動経路、交通手段&所要時間等ブログに記録予定#全国旅行支援 #楽天トラベル#ひとり旅 pic.twitter.com/HkTUwRXVO3
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
島原(長崎)と天草(熊本)をめぐる、4泊5日のひとり旅。
きょうは1日目の記録。
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1日目:島原鉄道、大三東駅、雲仙地獄、小地獄温泉
07:15 羽田空港
07:15、10月の北海道旅以来の飛行機搭乗で、羽田を出発。
晴れていて、窓の外に雪をかぶった山なみがとてもきれいに見えた。
こんなにいい天気なのに、これからの旅程5日間ずっと雨予報…。
天気予報はダメダメだあ
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 11, 2023
⛅️
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しかたない…。
09:30 長崎空港発、本諫早駅行き島鉄バス乗車
長崎空港に向けて下降を始めた際、雨雲を突き抜けたようで窓に結構強く雨が当たっていたので覚悟していたのだけど。
長崎空港に着いてみると、どんよりしてはいるけれどそれほどひどい天気でもない。
9時半発、本諫早駅行きのバスに乗車。
乗車券を買う時に諫早駅行きと迷ったのだけど、係員の男性が「島原鉄道に乗るなら本諫早駅だなー!」と言いながらチャチャっとボタンを押してくれてしまったので、本諫早駅行きで。
諫早駅でも島原鉄道に接続しているけれど、本諫早駅の方が小さいだけに乗り換えしやすいらしい。
旅で出会う人の親切はすなおに受け取っておくのだ。
空港を出ると、箕島大橋を通って大村湾を渡っていく。
大村湾、北側のほんのちょっと切れた場所で佐世保湾とつながっているだけなので、湖みたいにおだやかだよね。
40分ほど乗車して、終点の本諫早駅に到着。
島原鉄道に乗るまで、待合室で40分ほど時間をつぶす。
10:52 島原鉄道乗車
島原港駅行きが到着。
島原鉄道、真っ黄色でカワイイよねえ。
吾妻駅あたりからは、ずっと海沿いを走り始めた。
前方に、雲仙の姿が。
独特な山容に、目が離せなくなる。
11:48 大三東(おおみさき)駅着
「日本でいちばん海に近い駅」とも言われる、大三東駅に到着。
来てみたかったのよねえ…。
ホームに柵などなにもなく、端に引かれた黄色い線の向こうはそのまま有明海。
願い事がかかれた黄色いハンカチがずらり。
ハンカチは海側のホームの東屋に置かれたガシャポンで購入(500円)し、併設のデスクスペースで記入してここに吊り下げる。
道路側の駅舎。
30分後、逆方向(諫早行き)の列車がやって来た。
ヘッドマークがマクドナルドだ!
海側のホームに置かれたベンチ。
この日は曇りだったので、海の色もどんよりでちょっと残念。
晴れた日は向こうに熊本がはっきり見えるはず。
大三東駅でいったん降りると次の便が一時間後だったので暇を持て余すかもと思っていたけど、30分後に諫早行きの行き来を見られたし、ホームの縁に腰かけて有明海に向けて足をブラブラさせてるだけでも楽しくて、ぜんぜん飽きなかった。
島原鉄道 大三東駅
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 17, 2023
「日本で一番海に近い駅」らしい。
柵も何もなく、ホームに引かれた黄色い線の向こうがそのまま有明海。
1時間後の次の電車を待ちながら、逆方向に向かう列車を見送ったりもしてたのに、なんでここで動画を撮らなかったのか…我ながら意味不明!!! pic.twitter.com/CJrDmqnqEp
1時間後、島原港行きが到着、乗車。
大三東駅、来られてよかった。
12:48 大三東(おおみさき)駅発
車窓からは再び、雲仙の姿が見え隠れ。
見る角度で山容が全然違って見えて、この山の歴史と島原の地のなりたちへの想像がどんどん湧いてくる。
13:17 島鉄バスで雲仙地獄へ
13:10に島原港駅に到着し、大急ぎで島原港ターミナルへ向かう。
ここを13:17に出発するバスで、雲仙地獄へ行きたいので。
ちょっと離れた場所になるのに乗り継ぎ時間が少ないし、これを逃すとこの日に雲仙地獄まで行くのは時間切れになりそうだったので焦ったけど、思いのほか近かったし、バスが3分ほど遅れてきたこともあって全然余裕だった。
バスの車窓から、平成新山。
この川、平成の大噴火で土石流がごうごうと流れ下っていたところだよなあ…。
当時、ニュースで繰り返し流される映像がほんとうに衝撃的だった。
「土石流」「火砕流」という言葉が聞かれるようになったのも、この時がはじめてだったはず。
鹿児島県の桜島で黒神埋没鳥居を見に行ったときに通った川もそうだったけど、火山の営みの生々しさがものすごく強く感じられて、ぞくっとした。
14:00 やらやらで温泉たまご&地獄そうめんランチ
30分ほどバスに揺られて、「雲仙」バス停で下車。
降りてすぐのところにあったおみやげ屋さんに「地獄そうめん」ののぼりが出ていたので、立ち寄ってみた。
島原と言えばそうめんだよね。
まずは温泉たまご(80円)。
独特の風味がおいしい。
地獄そうめん(600円)。
やさしいながらしっかりしたお出汁に、つるつるのそうめん。
柚子胡椒がついてくるのがまた九州らしくてイイ。
あったかくておいしかった!
やらやらの裏手から八万地獄へ行く道は、崩落のため通行止めになっていた。
八万地獄展望台から全体を眺めてみたいと思っていたので、ちょっと残念。
温泉神社にさっとお参りをして、清七地獄方面へ向かって道路沿いを歩き出す。
(「温泉」と書いて「うんぜん」と読んでいたのが「雲仙」になったというところからして、おもしろいよねえ。)
14:30 雲仙地獄散策
道路沿いを歩いていたら、前方にものすごい勢いでもうもうと噴気が立ち上っているのが見えた。
清七地獄。
硫黄のにおいを含んだ噴気を浴びまくりつつ、カエル岩、雀地獄を通り抜け、お糸地獄に到着。
ネコがあちこちでごろごろしていた。
地面があたたかいからだろうな、気持ちよさそう。
キリシタン殉教記念碑。
江戸時代にこの雲仙地獄で拷問を受け、殉教したキリシタンを祀る記念碑。
人間って、時にほんとうに残酷になれちゃう。恐ろしい。
ちょっと高台の東屋から、お糸地獄を眺める。
お糸地獄方面へはまた後で行くとして、もう少し奥へ足を延ばす。
東屋からもものすごい噴気が見え、轟轟と音も聞こえていた、大叫喚地獄。
ごうごうとうなりを上げている噴気孔のすぐそばで、直径1mはありそうな大きな岩がぱっくりと割れていた。
火山性のガスってすごい。
ちょっと高台から見た大叫喚地獄。
やっぱり、このあたりの噴気がいちばんすごかった。
雲仙地獄の噴気孔は長い時間軸の中で西から東に移動してきていて、むかし活発だった西側の噴気孔ではもう噴出が止まり、植生も回復してきている場所もあるらしい(旧八万地獄)。
そして、現在はそこより東にあるこの大叫喚地獄周辺で、もっとも活発な活動が見られるとのこと。
大地の「生きている感」がすごい。
歩道をぐるっと一周してお糸地獄へ戻り、休憩所でひとやすみ。
温泉レモネード(300円)、しゅわしゅわしてておいしかった。
この休憩所のあたりは、ネコでいっぱい。
こんな寒空の下だけど、雲仙地獄は24時間床暖房状態だもんね。
極楽だね。
雲仙地獄
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 17, 2023
①清七地獄
②雀地獄
③お糸地獄
④大叫喚地獄
轟轟と音を立てて吹き出す大叫喚地獄が特に凄まじかった。
強く噴き出す噴出口が、西から東にどんどん移動してきているらしい。興味深い。 pic.twitter.com/uOFDXVfSBd
16:30 小地獄温泉館で日帰り入浴
せっかくだから日帰り温泉でも、と検索したら、雲仙地獄から20分ほど歩いたところで営業しているところがあった。
道はどんどん細く暗くなってきて、ドキドキしながらたどり着いた小地獄温泉館。
いい雰囲気!
日帰り入浴、460円。
白濁した硫黄泉が気持ちいい…。
朝から飛行機やバス、電車で移動しまくり、歩いてここまで来たいちにちの緊張がほどける…。
ほこほこにあったまり、休憩所へ。
窓の外では大きな源泉がもうもうと湯気を上げている。
こんなに大きい!
柵のようなものも見えたのでひょっとして源泉の周りをぐるっと歩けるのかも!歩けるなら歩きたい!と思って番台さんに声を掛ける。
「むかしは歩けたんですけどねえ、地獄のガスやら水やらで地盤がグズグズになってどんどん崩れてくるので、いまはもう全部立ち入り禁止です」
…残念。
やっぱり火山性のガスの威力ってすさまじいんだな。
地獄と天国って、となりあわせだね。
17:15 小地獄入り口から島鉄バス乗車
この日の宿は、島原港ちかく。
小地獄のバス停から、島原港方面に向かうバスに乗車。
清七地獄の前を通り、山道をどんどん下っていく。
バスの乗客、わたしひとり…
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) January 12, 2023
運転手さんに「この時間になるともう他にお客さんも乗ってこないと思うのでゆっくりしとってください」と言われた
陽が落ちて暗くなり、雨がぽつぽつ降りだした。
山容の荒々しさが際立つ。
18:30 島原白山ホテルチェックイン
この日の宿「島原白山ホテル」のそばでバスを降り、チェックイン。
楽天トラベルの全国旅行支援で予約。
個室で朝食付き、一泊約4,000円。
(全国旅行支援で長崎県の地域クーポン4,000円分がついてきたので、実質タダみたいなものだね。)
19:00 居酒屋あじしんで夕食
宿のちかくで、夕食を食べられそうなお店をチェック。
居酒屋あじしんへ。
お店のまえにあった「からこレンコン」、辛子(からし)レンコンのこと?と思ったら、雲仙市の唐比(からこ)というところのレンコンのことだった。
その「からこレンコン」の天ぷら、やわらかくてもっちりしててものすごくおいしかった。
島原ハムの串焼き、蛸の刺身、お通しで出てきた豚しゃぶの胡麻和えも美味で、おなかいっぱいになるぐらいに飲んで食べたのにお会計が3,000円いかなくて驚愕…。
地元のいいお店、という感じの素敵な居酒屋さん。
20:00 宿へ帰還、就寝
お腹もいっぱいになったので、さっさと宿へ戻り、お風呂に入って就寝。
よく動いたいちにちだった。
おわりに
事前の天気予報では、この日以降すべて雨マーク。
この日も曇りがちで時々ぽつっと降られたりもしたけれど、大三東駅から海を、電車やバスの車窓から雲仙普賢岳の山容を眺められたことは、とりあえずラッキーだったのだと思う。
小地獄温泉にも入れたしね。
▼楽天トラベルの全国旅行支援。宿泊自体が割引になるのはともかく(そもそもの元値が上がっていることも多いので)、地域クーポンがついてくるのがかなりありがたい。長崎ではカフェ、ランチ、温泉などに使わせてもらいました。
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