先日、台湾へ行ってきました。
さて、しゅっぱーつ!
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 24, 2019
2週間前に急遽行くと決めた旅先。
いつもの格好にいつものデイパックひとつで4泊5日。https://t.co/4aTmZjh2sE
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4泊5日のひとり旅。
台湾にしてはちょっとゆっくり目の旅程が取れたので、いろんなところへ行き、いろんなものを食べてのんびり楽しむことができました。
その中から、わたしがこれはぜひおすすめ!と思った台湾グルメ7つをご紹介します。
どれもさっと気軽に食べられ、お安くて、そしてもちろん抜群においしいものばかりです。
台湾へいらっしゃる機会に、ぜひ足をのばしてみてください。
これだけはぜひぜひ食べてほしい! おすすめ台湾グルメ7つ
士林夜市「堂薯薯」の臭豆腐フライ
台北にはたくさんの夜市があり、その中でも士林(シーリン)のものは規模が大きく有名です。
士林夜市は、 MRT淡水線を劍潭駅で降りてすぐ。
大通り沿いから小路まで屋台がところせましと並んでいて、日本のタコ焼きやお好み焼き、牛丼のようなものからなにかよくわからないものまで(笑)、選びきれないほどいろんなものが売られています。
そのなかで意外と言ってはなんですが、ちょっと敬遠していたものの、食べてみたらとっても美味しかったのがこちら。
「堂薯薯」というお店の臭豆腐フライです。
台湾の発酵食である臭豆腐は、そのままだと強烈なにおい。
このお店の臭豆腐は細くスティック状にカットしてカラッと揚げてあり、韓国風ピリ辛やはちみつ味などお好みのシーズニングで頂くことができます。
わたしは塩コショウ味をチョイス。
野菜を刻んだピクルスのような漬物といっしょに大き目のカップに入って、60元(約200円)。
臭みはまったくなく、ほくっとした食感と臭豆腐のうまみが塩コショウ味とマッチしてとても食べやすく、おいしかったです。
雙連「世界豆漿大王」の豆乳スープと大根餅
翌朝は、朝市で有名な雙連(ソウレン)にある「世界豆漿大王」へ。
「世界豆漿大王」 は、MRT淡水線を雙連駅で下車してすぐ。
お店の中に入ると、注文を紙に書くように言われます。
(日本語のメニューをパウチしたものもありました。)
あたたかい豆乳スープである鹹豆漿と、大根餅をオーダー。
レジで注文したものを受け取って支払いをすませ、トレイを持って店内へ進み、席を確保して食べます。
鹹豆漿 30元(約100円)。
大根餅 30元(約100円)。
あたたかい豆乳スープはやわらかいおぼろ豆腐みたいなふわふわした食感で、朝の胃にしみるおいしさ…。
大根餅ももっちりしていてやわらかく、テーブルに置かれたタレを付けて食べると絶品でした。
迪化街「南街得意」の台湾茶セット
雙連を出て、迪化街(てきかがい)へのんびり歩きます。
古い街並みが残る迪化街は台北有数の問屋街で、きくらげやクコのような薬膳的な乾物やドライフルーツ、お茶などを扱うお店が軒を連ねています。
最近ではその古くて趣ある建物をそのままに、中だけリノベーションしたおしゃれなお店が増えてきているよう。
その中の一軒のカフェ、「南街得意」で台湾茶セットを頂きました。
たくさんの茶葉のなかから自分の好みのものを選ぶと、お茶セットとお湯を差すポット、そしてかわいらしく盛られたお茶請けが運ばれてきます。
このお茶請け、日本のらくがんのような優しい甘味のお菓子からドライフルーツ、黒豆やヒマワリの種、クッキーなど、いろんな種類がちょこちょこと盛られてきて、しかもどれも自然な風味でほっこり。
お湯をさしつつたっぷりいただける台湾茶もおいしく、とても落ち着けます。
店内はとてもおしゃれで、近隣のチャイナドレスレンタル店できれいにお着替えした女子が写真を撮りに来たりもしていました。
台湾茶セットは280元(約850円)。
Wifiもあるので、わたしは2時間ぐらいくつろがせてもらいました。
西門町「阿宗麺線」のにゅうめん
台北の渋谷?原宿?新宿?といった感じの、西門町。
ふらっと入ったマッサージ店のおかーさんに、このあたりで何かおいしいもののおススメある?と聞いて教えてもらったのがこちら。
「阿宗麺線」です。
行ってみると、お店の前は長蛇の列。
でもお店も慣れたものでどんどんさばいていくので、5分と待つことはありませんでした。
ちいさいサイズは55元(約200円)。
魚介系の濃いいいい感じのだしでそうめんがぷるぷるに煮込んであり、上にパクチーが添えられます。
日本のあたたかいそうめん、にゅうめんをちょっとエスニックにした感じですが、クセはあまりなく、とっても食べやすくておいしい。
受け取るとみんなすぐに道端で立って食べ始める光景は、台湾ならではという感じ。
これ、大きいサイズの方でもよかったな…。
西門町「天天利」のルーローハン
阿宗麺線をいただき、同じく西門町をふらふら歩いていたら。
…おなかすいた…。
…なんか、ごはんもの食べたい…。
となり、「西門町」「ルーローハン」で検索して出てきた「天天利」に行ってみました。
着いてビックリ、こちらも長蛇の列!
並んでいるとお店の人が注文を聞きに来てくれます。
このお店はなにを食べても美味しいようで、牡蠣のたまご焼きも人気らしいのですが、わたしの旅はまだ始まったばかり。
万が一にもここで中るわけにはいかないので、おとなしくルーローハンのみにしました。
ちょっとトロっとさせた目玉焼きの載ったルーローハンは、45元(約160円)。
こちらのルーローハン、しっかりした味の割に八角などのスパイス感があまりなく、日本人にもとっても食べやすい味付け。
あっというまにぺろりと頂きました!
九份「阿婆魚羹」の魚肉ボールスープ
3日目はジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルになったことで有名な街、九份(きゅうふん)へ足をのばしました。
#台湾 3日目。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) October 26, 2019
台北から夜のツアーで来て数時間で帰っちゃう人がほとんどみたいだけど、いい機会なので私は泊まってみるよー!
『#千と千尋の神隠し 』のモデルと言われる街 #九份 (きゅうふん)。#ライカQ でのんびり撮って、撮って出し。
好き…。#台湾旅行 #一人旅#LeicaQ #ライカびと pic.twitter.com/fnAAoisRVV
こちらの街を満喫したレポートは別途まとめる予定ですが、ここではその九份の名物という魚肉ボールのスープをご紹介します。
魚介系のスープに、いろんな種類の魚介類のボールがぷかぷか。
このボールがスープをいっぱいに吸っていて、噛むとじゅわっとうま味が出てきます。
わたしは青菜の炒めとルーローハンと一緒に夕食としていただき、全部で140元(約500円)。
この魚肉ボールのスープやこれに麺を入れたものを出すお店が、メインストリートである老街(オールドストリート)沿いに何軒もありました。
じんわりしみるおいしさが気に入ってしまい、翌朝も別の店「阿婆魚羹」で同じようなスープを。
こちらのスープはフライドオニオンのようなものが入っていて、前日食べたものよりコクがある感じ。
どちらのお店のスープも美味しかったのですが残念ながら一軒目の方は店名を失念してしまいましたので、翌朝の方のお店のみをご紹介しておきます。
龍山寺「福州元祖胡椒餅」の胡椒餅
再び台北に戻ってきて。
MRT板南線 龍山寺駅下車すぐのところにある胡椒餅屋さんをご紹介します。
駅の横の道から、一瞬足を踏み入れるのをためらうほど細くて暗い小路を入ったところにある「福州元祖胡椒餅」。
胡椒餅は、日本のおやきにちょっと似た感じのたべもの。
フランスパンのようなやや歯ごたえのある皮の中に、お肉と野菜の具がぎっしり詰まっています。
この胡椒餅、インドのナンのように熱した壺のような窯の中にぺたぺたと貼りつけて焼く製法。
そのため焼きあがるのに時間がかかり、タイミングによっていっぱい焼きあがっていたり、すっからかんだったりということが起きるようです。
30分ほど待つことも多いそうですが、わたしが行ったときはこれ以上ないほどのグッドタイミングで、お店のご主人がまさに窯の中から胡椒餅を一個一個とりだしているところでした。
あっつあつのものをひとつ、50元(約180円)で。
がぶりとかぶりつくと、 肉のうまみがじゅわじゅわで、おいしーーーーい!
中から肉汁があふれ出てくる!
わたしはこれでスカートを汚しました(笑)ので、食べるときはご注意を。
ほんとうに小さなお店ですが、わざわざ行ってみるだけの価値はある味だと思います。
…そして、ちょっと注意点。
この龍山寺駅のあたり、ホームレスらしき人がとっても多い。
わたしが行ったときはちょうどボランティア団体かなにかによるお昼ご飯の配給?の時間だったようで、多くの人が群がり、あちこちで大声で喧嘩したりもしていました。
龍山寺横手にある商店街などは行き交う人びとの雰囲気もちょっぴりすさんでいて、わたしの中でやや警戒アンテナが起動する感じがありました。
いらっしゃる時間帯などにはお気を付けいただいた方が、安心かもしれません。
これだけはぜひぜひ食べてほしい! おすすめ台湾グルメ7つ おわりに
台湾はどこへいっても安くてさっと食べられてしかもおいしいものがいっぱいで、旅をしていて本当に楽しかった。
ごはんが安くて美味しいところへの旅、大好きです。
今回ご紹介した台湾グルメは、どれも200円程度からととてもお手頃。
サイズも小ぶりなものが多く、あれこれいろいろ食べてみたい旅行者にとってはとてもありがたいです。
わたしが4泊5日の台湾旅行で食べた中から、厳選7つ。
台湾へいらっしゃる機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
後悔はないと思います!