シンプル思考

【最低・最悪】イタリア家族旅行の最後に、アリタリアで大トラブル!こんなひどい状況でも、やっぱりひとつひとつ選択と決断を積み重ねていくしかないと思った件。

イタリアでの家族旅行、最後の最後で大変なことになりました。

トラブルの顛末

4月1日、イタリア旅行の最終日、ベネチア空港からローマのフィウミチーノ空港へ、イタリアの国内線で移動。そしてそのままローマからミュンヘン、ミュンヘンから羽田と飛び、日付変わって4月2日の夕方帰国の予定でした。

…が大トラブル。

ざっと顛末をまとめると、

  1. ベネチアからローマへの国内線「アリタリア」が、二時間半の遅れ
  2. それにより、ローマへの到着時刻が、日本行き国際線の出発時刻とピッタンコカンカン!という事態に。
  3. んなもん、乗れるわけないし!

ということになったワケです(笑)。

途中のポイントポイントで、航空会社同士で連絡取ってくれるように何度もお願いしたのですが、まあ、あれです、

アリタリアは、やっぱりアリタリアでしたよ!!!

まず二時間半平気で遅れるのもそうですが、のらりくらり、やるように見せかけて、ほんっっっとに何の対応もしないんですよね。たらい回しにした上に、自分たちの責任はローマまで運んだ時点で終わってるから、知らんの一点張り。

こっちは信じて、空港中走り回ったっつうのに!!!

搭乗ゲートに走り着いた時にはすでにトランジットカウンターはもぬけの殻で、連絡を取ることもできない状況でした。当然すでに帰国便の飛行機は滑走路上です。

トラブル対応力ゼロのアリタリア

20年前、わたしのまわりの格安旅行をする学生の間では、

いくら安くても、ロシアのアエロフロートと、イタリアのアリタリアだけはやめといた方がいい

というのが共通認識でした。ホントの話しです。

今回ベネチアで夫が、帰りのアリタリアを予約する、と言ったとき、国際線出発まで二時間半もあるからまあ大丈夫だろうな、と特に気にもしなかったんですよねえ…。というか、アリタリアがそういうとこだというのがすっかり頭から抜けてた。それが良くなかったです。

あのとき、ベネチアからローマに新幹線イタロで向かっていたら、なんの問題もなく、ほぼ予定の時刻通りに空港に着いていたはず。明らかに選択を間違えました。

状況はわかった

どうしたらいいのか知りたくて、あちこち連絡しまくりましたが、すでに土曜日の夜。
イタリアのオフィスがどこも連絡が取れない。
パリもダメ。
ミュンヘンもダメ。
日本も、夜中でダメ。

すくなくともこの時点ではっきりしたことは、

  • もともと取っていた帰国のチケットは格安航空券だったので、キャンセルも変更も不可
  • つまり、乗れなかった時点でパー確定(涙)
  • すでに時間が遅かったので、同日、4月1日中にローマを出る便はもうない
  • もともとの航空会社で、4月2日、3日にローマを出る便もすべて満席
  • 自分でどこか別の帰路、航空会社を探すべし

ということでした。

最悪の状況でも、ひとつずつ選択と決断を

この状況でむやみにローマ市内に移動して宿に泊まると、緊急の場合の対応ができないということで、ローマの空港での夜明かしを選びました。

ローマ空港は24時間あいているため、ベンチに寝たり、寝袋持参でしっかり寝ている人まで、山ほどいます。

仲間がいっぱいいたので、心配は少なかった。疲労困ぱいはしましたけど。

そんな中子どもたちが、寝にくさこの上ないベンチで工夫して、それでもグーグー寝ていたのには、若さを感じました(笑)。滞在中はまったく使い所のなかった寒さ対策のダウン装備やウールウエアが、めちゃくちゃ役立ちましたよ、こんな形でね(涙)!

その後、夫と二人で空港のフリーwifiを駆使し、4月2日発のタイ航空のバンコク経由羽田行きの格安チケットがちょうどラスト4枚、さらに最終ディスカウントなのを見つけ出しました。タブレットのボタンをタップしていくときは、焦りで手が震えました。

カード決済が完了した連絡がとどいても、何度も何度も画面確認。翌朝チェックインゲートで発券された実際のチケットを手にするまで、食べ物も飲み物も喉を通りませんでした。

無事にタイ航空の飛行機に搭乗したときに感じた、心の底からの安堵感。

ずっと忘れられないと思います。

ということで教訓と、家族のありがたさ

  • 格安航空券はたしかに安いが、安いなりの理由がある
  • 何かあった時に変更もキャンセルもできないというのは、結構大きなリスクだった
  • アリタリアはやめとけ、は家訓とする(涙)!

これまであちこち旅しましたが、こういう形でのトラブルはじつは経験したことがありませんでした。今回のトラブルで、寒いローマ空港で一夜を過ごし、今度はいきなり外気温32度のタイに寄ることに。加えて、夫と私は予定していた4月3日の出勤ができなくなりました。

しかし、疲れているでしょうに、子どもたち含め、半分以上面白がって受け止めてくれているようなのが唯一の救いです。(特に息子は、おいしいタイ料理食べたい!とちょっと楽しみにすらしていたようです。)

ようやく取れたあたらしいチケットも格安航空券なので、タイの空港でのトランジット時間が長い。七時間もあります。わたしはタイで空港を出ておいしいタイ料理でも食べたかったのですが、みんな疲れているのでおとなしく空港内にとどまり、空港のベンチで寝っ転がってこれを書いています。

楽しいことしかなかったイタリア旅行の最後がこんなことになり、最初は本当にめげそうになりましたが、時間が経つにつれなんだかおかしくて笑えてきました。それに、あとあと記憶に強く残ってるのって、キレイな記憶よりも案外こういうトラブルの方なんだよね、あんなにキレイなものたくさん見て、おいしいものいっぱい食べたのにさ、と四人で笑いました。家族一緒で良かったです。

イタリアの旅については、なんだか記憶が飛んで行ってしまっているので(笑)、またなにか思い出したことがあったら書きます。あ、おみやげはちゃんとバックパックに入ってます!

これまで一週間お読みいただき、本当にありがとうございました❤️。

▼わたしの自己紹介です。
はじめまして、あらためまして、自己紹介。 – すっきり、さっぱり。

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