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ミニマリストは中古戸建を選択! わが家が新築分譲マンションを売却した理由5つ。

きょうは、「わが家が新築分譲マンションを手放し、中古戸建へ移った理由」について書いています。

新築分譲マンションから、中古戸建てへ

2015年春。

わが家は、それまで住んでいた新築分譲マンションを売却し、いま住んでいる中古戸建てに移り住んできました。

  • 2001年 分譲マンション(新築)購入
  • 2015年 中古戸建て(1998年築)購入

新築分譲マンションに14年間住んだ後、築17年の中古戸建てへ住み替えてきたことになります。

先日、Yahoo!不動産様のサイトに掲載していただいたことについての記事に、沖縄のブロガーumiさんからツイートが。

新築か、中古か

マンションか、戸建か

賃貸か、購入か

住まいの選択には、本当にいろんな状況や価値観が関わってくる。

なにが正しい、なにが得、ということは一概に言えるものではないし、もっと言えば、住まいの選択は正誤や損得で考えるものでもないと、わたしは思っています。

というわけで、なにが最良かというようなことは、わたしにわかるはずもなく。

今回は、わが家が新築分譲マンションを手放すという決断をするにあたり、「ここがイヤだと感じるようになった」という、極めて個人的な感情部分について書いています。

「こんな風に感じる人もいるんだな」程度にお読みいただければ幸いです。

わが家はこれがイヤで、新築分譲マンションを手放しました。

①管理費、修繕積立金の乱高下

マンションに住むと、「管理費」と「修繕積立金」、車を持っている場合は「駐車場代」を毎月支払うことになります。

  • 2001年に、新築でマンションに住み始めた当時のわが家のこれら費用の月々の支払いは、

合計 31,600円(※2001年12月)でした。

  • 2003年、マンション管理会社との折衝で、これら費用が縮小されました。わが家の月々の支払いは、

合計 28,420円(※2003年12月)となりました。

  • 2007年、大幅に低減させた費用ではのちのち修繕費が足りなくなるということになり、一気に揺り戻しがきました。わが家の月々の支払いは、

合計 35,970円(※2007年12月)となりました。

  • 最初の大規模修繕が終わった後、次回の修繕にはさらにお金がかかる見込みとなり、2014年にまたまた費用の変更がありました。わが家の月々の支払いは、

合計 47,120円(※2014年12月)となりました。

状況によって、こんなにも毎月の支払い費用が乱高下!

そのことに、強い戸惑いを感じました。

②気分のアガらない大規模修繕

居住開始して10余年が経過した2012年、マンション全体での大規模修繕が始まりました。

  • 一棟丸ごと鉄骨の足場とシートに覆われた缶詰状態
  • 立体駐車場は使用不可のため、敷地内の道路部分に溢れる車
  • 足場伝いに突然ベランダに現れて作業する作業員さんの姿
  • 毎日マンション全体に響く大きな音と声
  • 敷地内を行き交う大型車
  • いろんな資材や薬品のにおい

そうして数ヵ月後にようやく覆いが取れた状態で、建物を確認しての最初の感想。

「???一体、どこが変わった???」

いや、たしかに修繕はしてくれているのです。

ただそれが、

  • 外壁のタイルの浮きを見つけて貼り直すとか、
  • 外廊下やベランダの防水シートを張り替えるとか、
  • コーキングをやり直すとか、
  • 屋上の防水塗装を施し直すとか、
  • 立体駐車場の部品を取り替えるとか、

ぱっと見には、まったくかわり映えしないものがほとんどなのです。

毎月、前項のような大きな費用をいわば強制的に支払い、積み立ててきて、でもそれでできるのは個人的にはメリットが実感しにくい、マンションの構造体の維持のみ。

当然、自分の専有部分のリフォームやメンテナンスをしたければ、これとは別にお金を用意しなくてはなりません。

マンションという共同住宅の大事な構造体を維持するためとはいえ、毎月積み立ててきた少なからぬお金の費用対効果の低さに、勝手な話ですが個人としてかなりの割り切れなさを覚えました。

③この先も、上昇し続けそうな費用

こうして積み立てていくマンションのもろもろのお金ですが、現状の金額で今後ずっと維持される可能性は極めて低い。むしろ上がっていく未来しか、見えませんでした。

というのも、

  • そもそも、建物自体は年々老朽化していくのだから、年数を経るごとに修繕が必要になる箇所は増える。当然、かかる費用もどんどん増加していくと考えざるを得ない。
  • エレベーターや立体駐車場などの設備の部品は、時間がたつほど調達が難しくなり、何十年かたつと必然的に「修理」ではなく「総とっかえ」になる。当然「修理」に比べ、かかる費用は莫大なものになる。各家庭が積み立てていく費用にも、それが反映されることになる。
  • 駐車場の料金は、「所有車が一家に一台(以上)ある」という前提で算出されている。年齢とともに車を手放す人が増え、駐車場の稼働率が100%でなくなり、数少ない利用者で駐車場を維持することになれば、個々の駐車場費を上げざるを得なくなる。それでも費用を回収できないとなると、駐車場の維持管理費が賄えず、運営自体ができなくなる恐れすらある。

こういったことを考えると、ただでさえ悩ましいこれらもろもろの費用が、さらにこの先上がり続ける可能性が濃厚。

実際わが家のケースでは、2001年の入居時から2014年にかけて、月々の費用が15,000円も値上がりしています。

大きな不安を感じました。

④永久に続く支払い

わたしは新築マンション購入時にはまだこの事実を直視していなかったのですが、これらの費用は「維持管理のためのお金」なので、この先ずーっと払い続けなければならないのですよね。

  • 専有部分(居住スペース)の支払いが終わっていたとしても
  • 定年を迎えて収入が減る、もしくは無くなったとしても

マンションに住む限りずっと、です。

これまで書いてきたように、方針の変更や状況の変化で乱高下したり、費用対効果がよく見えなかったり、値上がりしていく未来ばかり見えてくる費用を、このマンションに住む限り永久に払い続けなければならない。

気にかかることが多過ぎます。

⑤自分ではどうにもならないことが多すぎる

こうした費用は、マンション住人すべての合意事項として運用されていきます。

でも実際問題、数百戸あった居住戸のうち、こういった費用を滞納する家庭が毎年いくつか発生しました。

回収される費用が減ることは、マンション全体の維持費が賄いきれないことにつながっていきます。

今後、居住者の高年齢化や社会情勢の変化で、万一こういった費用の支払いが滞る人が増えた場合、マンション全体の維持管理力や資産価値が一蓮托生で低下していくことになります。

自分だけではどうにもならないことが、多過ぎる。

手も足も出せません。

マンション売却という選択に大満足

以上、わが家が新築分譲マンションを手放すという決断をするに至ったきっかけ、これがイヤだったという極めて個人的な理由を5つにまとめました。

理想を言えば、これまで書いてきたようなことは、居住者全員の意識を変えることで支出を減らしたり、知恵を出し合ってやりくりを工夫するなどして乗り越えられることかもしれません。

しかし、価値観はほんとうに人それぞれ。

お金はかかってもマンションをしっかりメンテナンスし、資産価値を維持したいという人もいれば、

自分は売却などは考えないから、資産価値うんぬんは置いておき、毎月積み立てなければならない維持費はできるだけ抑えていきたいという人もいる。

何十戸、何百戸という数の居住戸の合意形成は、並大抵ではできません。

こうしたいろんなことを総合的に考えたとき、「マンションに住むこと = 全くの赤の他人との一蓮托生、運命共同体」であると感じ、その自由度の低さを敬遠する気持ちが大きくなりました。

…ということでわが家は結局マンションを売却し、中古戸建への住み替えという選択に至っています。

そして、その選択にいまでも大満足です。

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