先日、青森県へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは3日目の記録。
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3日目:棟方志功記念館、ねぶたの家ワ・ラッセ、津軽線蟹田駅
この日はお昼過ぎまで雨予報だったので、天候がさほど影響しそうもない青森駅周辺のスポットへ出かけていくことにした。
08:50 青森駅着
08:04、弘前駅発の奥羽本線で、青森駅へ。
08:50、青森駅着。
これより以前に函館から新幹線で新青森へ、函館からフェリーで大間へ来たことはあったけれど、青森駅に降り立つのは初めて。
向こうには立派な橋も見えていて、ずいぶん大きな駅だなあという印象。
市営バスの時間までほかのホームを探検、と思って隣のホームへ降りたら、到着したばかりらしい寝台特急カシオペアが停まっていた。
うわー、かっこいい!
ぼーっと眺めていたら、どんどんホームに人が増えてくる。
かなり本気の大きなカメラを抱えた人が、どんどんやってくる。
みんな、これを撮りに来たらしい。
カシオペアのヘッドマークを付けた電気機関車がやって来て、カシオペアを連結して引っ張っていった。
いいもの見たー!
おっと、市営バスに乗り遅れちゃう。
あわててバスロータリーへ。
09:12、青森駅前からJ24中筒井線バスに乗車。
09:26、棟方志功記念館通りバス停下車。
09:30 棟方志功記念館
バス停から5分ほど歩いて、棟方志功記念館に到着。
青森と言えば棟方志功、ということで記念館をリサーチしていたら、トップページに来年2024年3月いっぱいで閉館とのお知らせが載っていたので、ぜひいまのうちに来ておきたいと思ってやってきた。
「数多くの作品を展示して、観覧する人々が疲れたり、作品の印象が薄くなったりするよりは、少なめの作品数でも一点一点をじっくり見てほしい」という棟方の希望により広さが決められたという建物は、棟方志功という人物のスケール感から想像するよりもずっとこぢんまりとしていて、校倉造りを模した外観も相まって、どこかあたたかみを感じる。
館内に展示されていた作品はどれもものすごい熱と力強い色気をはらんでいて、大画面で放映されているドキュメンタリー映像での創作活動中の没頭ぶりと合わせて、圧倒された。
来年からは、青森県立美術館に作品が移管され、専用展示室での展示となるとのこと。
展示は基本的に撮影OKということでスマホで写真を撮っている人がいっぱいいたけど、あの熱量はやっぱり直に作品の前に立つことでしか感じられないと思った。
12:00 お食事処おさないで、赤魚の煮付け&ほたてお刺身ランチ
バスで青森駅へ戻って来た。
ちょうどお昼どき。
駅前でお昼を食べようと、駅前の商店街通りの一角にあるお食事処おさないへ。
前に3人ほど並んでおり、待つこと15分ぐらいで店内へ。
メニューが多岐にわたっていて迷ったけれど、「本日のおさかな定食」で赤魚の煮付けがラインナップされていたので即決。
それに、青森ならではのほたてのお刺身山かけを追加。
定食はぷるぷるの赤魚の煮付けに冷やっこ、いんげんと人参と糸こんにゃくの炒め煮、納豆、海苔、お漬物、お味噌汁がついて550円。やっっっす。うっっっま。
ほたてのお刺身山かけは、とろろの真ん中にのせた貝柱3つと刻んだ貝ひもがぷりぷりこりこりおいしくて、600円。やっっっす。うっっっま。
これは並ぶわ…。
大満足。ごちそうさま。
12:45 ねぶたの家ワ・ラッセ
旅の初日に弘前のねぷた館を見て興味をひかれたので、青森のねぶた館もぜったいに訪れようと思っていた。
青森駅前、ねぶたの家ワ・ラッセ。
迫力あるー!
青森のねぶたは、扇形の平面に絵が描かれる弘前のねぷたとは違って、完全3Dタイプ。
立体をかたちづくるためのねぶた内部の木組み部分の構造展示もあり、興味深かった。
囃子方によるお囃子の実演と、跳人(はねと)体験も。
(わたしは足をぐねって旅行が続けられなくなる未来が見えた気がしたので、すみっこでおとなしくしていた。)
こういった展示館を見ているだけでも、弘前のねぷたと同じく、青森のねぶたの熱の高さがひしひしと伝わってくる。
これは実際のお祭りはさぞや、といったところ。
見てみたいなあ…。
14:00 青森駅前ビーチ、A-Factory、八甲田丸、埠頭公園
ワ・ラッセを出て、目の前のビーチへ。
雨はあがって、太陽ものぞき始めた。
海外旅行客らしきファミリーがみんなで楽しそうに写真撮ってて、とても良い。
青森ベイブリッジへ上ってみる。
青森のみなとが一望できて、気持ちがイイ。
橋の足もとには、青函連絡船八甲田丸。
かつては青森駅からつながっていたこの線路で、貨物を積み下ろししては北海道と往復していたのよね。
函館側で摩周丸も見たなあ…。
せっかくなので、青森駅の先の線路が終わるところまで辿ってみようと歩いてきた。
埠頭公園の端で、線路が終わっていた。
こういうの大好き。
せっかくなので、埠頭公園で景色を見ながら野点セットをひろげてお茶タイム。
ビーチ前のA-Factoryのフードマルシェで買ってきた、りんごチーズケーキをお茶菓子に。
なめらかでおいしかった!
さて、このあとどうしようかな…。
もう一本、鉄道路線を攻めに行こう。
15:31 JR津軽線で蟹田駅へ
青森駅に戻り、乗りに来たのはJR津軽線。
終点の三厩(みんまや)駅まで行ってみたいと思っていたのだけど、昨年2022年8月の大雨で蟹田駅以北が不通になっているとのことなので、蟹田駅まで行くことにする。
15:31、青森駅発のJR津軽線に乗車。
夕方ちかい時間帯ということもあって、車内には帰宅中らしき学生さんが多い。
女子高生ふたりが、飲んでいたコーンスープ缶からコーンが出てこないことで、からだをよじって呼吸困難になりそうなほど笑っている。
その光景が窓の外にゆっくりと流れていく風景と妙に似合っていて、エモい。
もうすぐ蟹田駅、というところで、景色が突然海になった。
海の向こうに見えてるあのとがった山容は駒ケ岳で、てことはあれはもう北海道だよなー!
穏やかにとろりとした、ブルーグレーの海面が美しい。
16:08、蟹田駅に到着。
さっき見えた海へ行ってみよう。
5分ほど歩けばもう海岸。
さっと海を見てすぐに蟹田駅に戻り、15分後に出る青森方面行きの列車に乗ろうと思っていたのだけれど、暮れなずんでいく海と山、下北半島からこちらへ向かってぐんぐん近づいてくるフェリーの船影を見ているだけでどんどん時間が過ぎていく。
もう、1時間半後の列車でいいや。
ダウンジャケットと防風ジャケットを羽織り、1時間ほどぼーっと海を眺める。
陽が落ちてどんどん寒くなって来るけれど、以前行った函館方面や下北方面がぐるっと見渡せることがうれしくて仕方ない。
冬のあいだはもっと海は波立ち、まちは雪に閉ざされるんだろうか。
ぜんぜん違う風景になるんだろうな。
道の駅をのぞいてみたりしつつ、蟹田駅へ戻る。
太宰治のことばだそう。
わたしは「ものごとの端っこがどうなっているのか見てみたい」タイプなので、ほんとうは津軽線の北の終着点である三厩駅まで行ってみたかったけれど、路線が不通となっている今回は蟹田駅でおしまい。
それでも、津軽半島の海沿いの雰囲気は十分味わえたので、行ってみてよかった。
(三厩駅まで、いつか復旧するのかな…。難しそうな気がするな…。)
17:27 JR津軽線に乗車
17:27、蟹田駅を出発。
青森駅で奥羽本線に乗り換え。
19:07、弘前駅着。
19:30 料理とお酒まさで夕食
ホテルのちょっと先にある、料理とお酒まさへ。
ここ、エクセルのシートを打ち出したみたいな紙に「味噌煮込みうどん定食」「鶏つくね汁定食」「県産天然本マグロ定食」「下北産極太穴子定食」「陸奥湾産ホタテ定食」「焼き魚、刺身、うどんなどの定食」など延々とメニューが続いていて、しかもそれぞれにオプションがつけられるようになっていて、とにかくバリエーションがすごい。
お刺身定食を頼んだら、ピンと角の立った新鮮なお刺身4種の盛り合わせに小鉢が3つとごはん、汁ものとして豚汁まで付いて来て、旨いのはもちろん、コスパもすごかった。
地酒「豊盃」と合わせて1,760円。
お腹いっぱい。
ごちそうさま。
おわりに
青森駅を起点に動いた一日。
内陸である弘前とはまた違った、陸奥湾沿いの青森の雰囲気を感じられて、たのしかった。
本日の旅の出納帳
青森4泊5日の旅費、3日目発生分の記録。
弘前→青森(JR奥羽本線) | 682円 |
青森駅→棟方志功記念館通り(青森市営バス) | 200円 |
棟方志功記念館入館料 | 550円 |
棟方志功記念館通り→青森駅(青森市営バス) | 200円 |
おさない 魚定食(赤魚煮付け) | 550円 |
おさない ほたて山かけ | 600円 |
ねぶたの家ワ・ラッセ入館料 | 620円 |
A-Factory お茶菓子 | 446円 |
青森→蟹田(JR津軽線) | 510円 |
蟹田→弘前(JR津軽線、JR奥羽本線) | 1,170円 |
料理とお酒まさ 夕食 | 1,760円 |
コインランドリー | 200円 |
7,488円 |
この日はホテルのコインランドリーで洗濯して、洗濯セットで室内干し。
連泊だと途中で洗濯できるから、もともとの荷物が減らせる。
ラクで好き。
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