先日、青森県へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは4日目の記録。
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4日目:五能線鯵ヶ沢駅、木造駅、つがる市縄文住居展示資料館カルコ、立倭武多の館
この日は五能線利用の都合上どうしても早い時間に出たかったので、ホテルの朝食は摂らずに出発。
06:47 弘前駅を出発
まだなんとなく薄暗い中を歩いて、弘前駅へ。
06:47発のJR五能線に乗車。
弘前駅の列車の出発時の音楽は、津軽三味線。かっこいい。
沿線の田んぼや草原には霜がおりていて、ゆらゆらと上がり始めた蒸気に朝日があたり、きらきら光ってとてもきれいだった。
川部駅で停まった車両が前後の向きを変えて五所川原方面へ走り出すと、窓の外はりんご・りんご・りんごになってくる。
岩木山も、弘前から見ていたときとはまた違う、シュッとしたかたちに見える。
きれいなお山のふもとにずーーーっと広がるりんご畑。
ちょうどりんごの旬の時期だったので、緑の葉の間に赤くかわいらしい実が鈴なりになっている光景が、絵本のようにかわいらしかった。
08:25、鯵ヶ沢駅着。
09:00 海の駅わんど
特に何かの当てがあったわけではなかったのだけど、せっかく青森に来たので日本海側の青森も見てみたくて、鯵ヶ沢へやってきた。
到着した鯵ヶ沢駅で構内のポスターを見ていたら、海の駅わんどにあのブサかわ犬として大人気だったわさおの碑があるということなので、行ってみることに。
駅から歩くこと15分ほどで、到着!
わさおだー!
秋田犬だからなんとなく秋田のお話だと思っていたけど、迷い犬だったわさおが、ここ鯵ヶ沢のイカ焼き店の店主に拾われて飼われるようになったとのこと。
わさお像のとなりには、童謡『赤い靴はいてた女の子』の像もある。
なんで???あれは横浜のお話でしょ???と思ったら、あの歌のもとになった出来事のモデルは、ここ鯵ヶ沢にゆかりのある一家だったのだそう。
神奈川からやってきて、ふらりと立ち寄ったこの場所ででこの歌とつながるとは思っていなかった…。
海の駅わんどのお店の開店と同時に中へ入り、お惣菜(ホタテから揚げ、サラダ、すじこおにぎり)とアップルパイを購入。
どこかでゆっくり食べよう。
09:30 はまなす公園&鯵ヶ沢海水浴場で野点
海の駅わんどを出て、海沿いを歩き出す。
はまなす公園を通って、鯵ヶ沢海水浴場に出た。
青森の、日本海ー!
砂浜にミナペルホネンの風呂敷を敷いて野点セットを広げ、お茶を点てて、海の駅わんどで買ってきたアップルパイを食べる。
おいしい…。
至福…。
のんびり海をながめながら30分ほど過ごし、鯵ヶ沢駅に向かって戻り始める。
途中のなぎさブリッジから、岩木山がきれいに見えた。
鯵ヶ沢で過ごしたのは2時間ほど。
もっとゆっくりしたかったけど、五能線の運行本数を考えるとここで切り上げざるを得ない。
またいつか。
10:31 鯵ヶ沢駅発
ふたたび五能線に乗り、来たみちを戻り始める。
次の目的地は…
10:52 木造駅着
木造駅!
遮光器土偶の駅舎!
これを見てみたかったからここへ来た!
この土偶、駅舎になっているというこの造形だけでもパンチがあるのに、なんと列車の到着に合わせて目の部分が光るんだぜ…。最高かな…。
駅舎脇にある広場の東屋で遮光器土偶を眺めながら、鯵ヶ沢で買ってきたお惣菜を食べる。
あっという間に1時間が経過。
もともとは12:02発の列車で五所川原駅へ向かおうと思っていたのだけど、この時間の便はJR快速リゾートしらかみ。
木造から五所川原はたったの一駅(210円)なのに、しらかみだと特急料金合わせて1,050円払わないと乗れなくなっちゃうんだよね…。
だったらもう次の列車でいいや。
…次は2時間半後だけどね!
12:30 つがる市縄文住居展示資料館カルコ
思いがけず時間ができたので、駅から歩いて20分ほどのところにあるつがる市縄文住居展示資料館カルコへ。
亀ヶ岡遺跡で発掘されたあの有名すぎる遮光器土偶、現在は東京国立博物館の所蔵になっていて青森県内で見ることはできないのだけれど、カルコへ行けばつがる地方の縄文文化全体の様子がつかめそうだなと。
あと、JR特急には乗らないことにしたので、この地域で少しでもお金を使えたらなと。
そんなこんなでやって来て入り口で入館料を払おうとしたら、「本日は無料です」と言われ、えっ!?ってなった。
文化の日前後だったからかな。
展示は非常に興味深くて、以前から地図を見ていて現在のつがる市周辺、津軽平野と十三湖あたりの地形ってなんだか不思議だよなあと漠然と思っていたのが、約7,000年前の縄文海進時に屏風山砂丘地との間に古十三湖と呼ばれる内湾が広がっていたという説明に、なるほどーーー!!!となった。
館内にはつがる地方の縄文遺跡から発掘された生活道具や祭祀道具、装飾品の数々が並んでいて、小学1~2年生ぐらいの少年がショーケースにかぶりつきでデジカメで写真を撮り、持っているノートに熱心にメモを取っていた。
気持ち、わかる。
縄文文化ってプリミティブでエネルギーが渦巻いてる感じで、惹かれるよね。
1時間ほどじっくり観覧し、さいごにミュージアムショップで土偶デザインの靴下とステッカーを購入。
青森ひとり旅
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) November 7, 2023
買って帰って来たものをざっくり記録
①青森食べ物グループ
②大館能代食べ物グループ
③青森モノグループ pic.twitter.com/X9bUAdqKDf
結局、入館料もかからなかったしね。
かわいくてお気に入り。
カルコ、楽しかった!
14:45 立佞武多の館
14:21、木造駅を出発。
14:28、五所川原駅に到着。
見上げる高さ!!!23mあるのだそう!!!高い!!!
入り口から見上げた後はエレベーターで最上階まで上がり、真ん中にそびえ立つ立佞武多をさまざまな角度から眺めつつ、建物の壁に沿ってらせん状におりてくる。
途中、壁面の大画面で五所川原の立佞武多を紹介する映像が流れる。
ベンチで隣に座っていた男の子ふたり連れのママさん、下の子がねぷた(ねぶた)が大好きで大好きで、おうちは十和田のあたりなんだけどもう何度ここへ連れてこられたかわからないほど来ている、と笑っていた。
その坊ちゃん、その映像ももう何度も何度も見ているだろうにこの日もかぶりつきで見終わり、ママさんに「やっぱりオレは弘前のねぷたが一番好きだな~!」とつぶやきながら、こちらももう何度目かわからないほど見ているだろう立佞武多を見に、ダーッと駆け出して行った。
…なんか、圧倒されてしまった。
こんなに小さい子が、自分の好みまではっきりと自覚しながらここまで夢中になれるとか、
ねぷた(ねぶた)って、凄すぎんか!?
お祭りの日には立佞武多の館のこの建物の前面がグワーッと開いて中からズゥーンと立佞武多が出陣してくるとか、立佞武多を引き回すために街路の電柱が地中化されているとか、
ねぷた(ねぶた)って、凄すぎんか!?
今回、弘前のねぷた、青森のねぶた、五所川原の立佞武多と3か所を巡ってきて、このまつりのこの土地への根付きぶりというか、この土地の血肉そのものみたいな在り方に、感じ入ることが本当に多かった。
自分の生まれ育った土地になんの愛着もなくさら~っと離れ、以来30年以上を関東の郊外の街で土地自体に特段の愛着もなく住み続けている身としては、嫉妬すらおぼえるような「愛着」。
人混みがとにかく苦手なこともあり、熱気あふれるまつりの時期に訪れるなんてとんでもないと思っていたけれど、わたしのようなのこそ、この「愛着」にじかに触れてみなくてはいけないような気がしてきた。
16:00 モホドリ蒸留研究所
立佞武多の館を出ると、向かい側におしゃれな建物が建っているのが見えた。
りんご産業の担い手不足により、りんごの生産量が減少しつつある青森県で、りんご産業を守るための武器の一つとして、アップルブランデーを味わう機会・触れる文化を増やしていきたい、という想いから当研究所を作りました。
モホドリ蒸留研究所HPより引用
白神酵母と青森のりんごで造られたアップルブランデーを試飲。
加水するとふわっと香りがたちのぼってきて、おいしかった!
いいきもちで、五所川原の駅の方へ歩き出す。
高架から、沈んでいく夕日と岩木山が美しく見えた。
16:46 五所川原駅を出発
そろそろ弘前へ戻ろう。
五所川原駅とつながっている津軽五所川原駅からは、津軽鉄道が走っている。
津軽鉄道と言えば、ストーブ列車。
乗ってみたいなあ。
冬も来なくっちゃ。
16:46、五所川原駅発。
17:37、弘前駅着。
18:00 創作郷土料理の店 菊富士で夕食
弘前駅に戻って来て、夕食を摂るお店を考える。
4泊していたホテルBBHホテル ハイパーヒルズ弘前のすぐそばの、創作郷土料理の店菊富士へ。
豚肉の陶板焼き、焼きいがめんち、津軽平野のそばもやしサラダ、ごはん、漬物、おそばがセットになった「まほろば定食」と地酒「玉川 津軽蔵衆 純米酒」をいただく。
いがめんちって、焼いてもおいしいのね。
それにしても、あっという間に最後の夜になってしまった…。
ホテルへ帰還、入浴、就寝。
おやすみなさい。
おわりに
青森の日本海を見てみたくて行って来た、鯵ヶ沢。
いつか乗ってみたいと思っていた五能線にも乗れ、うつくしい岩木山とその麓にひろがるりんご畑の風景にも触れられ、木造駅の遮光器土偶駅舎も拝め、とてもたのしかった。
弘前のねぷた、青森のねぶたに続いて五所川原の立佞武多についても知ることができ、満願成就といった感じのいちにち。
あらたに、夏のまつりの時期にも、真冬のストーブ列車の時期にも来たくなってしまったけれど。
本日の旅の出納帳
青森4泊5日の旅費、4日目発生分の記録。
弘前→鯵ヶ沢(五能線) | 990円 |
道の駅わんど お惣菜&アップルパイ | 923円 |
鯵ヶ沢→木造(五能線) | 330円 |
つがる市縄文縄文住居展示資料館カルコ ソックス&ステッカー | 1,400円 |
木造→五所川原(五能線) | 210円 |
立佞武多の館 入館料 | 650円 |
モホドリ蒸留研究所 アップルブランデー試飲 | 220円 |
五所川原→弘前(五能線) | 510円 |
菊富士 夕食 | 2,530円 |
菊富士 雪人参ドレッシング | 400円 |
8,163円 |
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