先月のことになりますが、山形・秋田へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは1日目の記録。
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1日目:飛島、山居倉庫、酒田夢の倶楽
07:00 羽田空港発
ANA393便で、庄内空港へ。
窓からは会津磐梯山や猪苗代湖、蔵王山などが見えている。
…雪がとにかく少ない。
米沢や天童のあたりも見渡せるけれど、そのあたりの盆地には全くと言っていいほど雪が見られない。
2月中旬としては、ありえないほどの雪の少なさではないかと思う。
大きく降下を始めると、窓の外に鳥海山がくっきりと見えた。
冬場の日本海側で、こんなに上から下までくっきりと山のすがたが見えることなんてある?!
これは大当たりな日かもしれない。
08:00 庄内空港着
庄内空港に到着。
酒田駅へ向かうバスに乗車する。
バスの窓から、ありえないほどきれいに鳥海山が見える。
2月、庄内空港から酒田市街へ向かうバスの中から見た鳥海山
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 30, 2024
この冬場、しかも2月に、こんなにくっきり上から下まで見えることなんてある?!と思った(のでこのまま飛島へ船で渡ることにした) pic.twitter.com/25oWaNFxmi
こんなに晴れて穏やかなんだから、酒田港から船に乗って飛島に行ったら最高の景色が見られるはず!
バスに乗りながら、酒田駅から酒田港へ向かうバスの時刻を検索。
…無理だわ。
酒田駅まで行って酒田港行きの別のバスに乗り換えてたら、1日1便の飛島行きフェリーの出発時刻にはぜんぜん間に合わない。
でも、Googleマップで見る限り酒田港は酒田駅のかなり手前なので、このバスを途中で降りてフェリー乗り場まで歩いて行ったら、だいぶショートカットできるはずなんだよね…。
思い立って、バスの運転手さんに聞いてみる。
庄内空港から酒田に向かうバスで運転手さんに「もし飛島行きの船に乗るとしたらこの路線で船着場に一番近いバス停はどこになります?」と聞いたら「え…市役所前だとは思いますが…歩きますよ…?」と若干引かれた
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) February 20, 2024
Googleマップで見てみたら、徒歩10分だった😆
…地方のひとはほんと歩かないよね 笑 pic.twitter.com/Fqr1rUKOSj
やっぱりー!!!10分ほど歩けばフェリー乗り場に行けるバス停があった!!!
市役所前でバスを降りる。
運転手さんが、フェリー乗り場への道をざっと口頭で説明してくれる。
親切。
ありがとうございます。
行ってきます!
08:45 定期船とびしまフェリー乗り場着
歩くこと10分で、定期船とびしまのフェリー乗り場に到着。
チケットを購入し、壁に貼られた飛島のジオパーク関連資料を見て回る。
鳥海山と飛島の地学的な成り立ちを知ることができ、非常におもしろい。
飛島、たのしみだなー!
09:30 酒田港発
9時半、フェリーが出航。
右手にはずっと、鳥海山が見えている。
時々波を受けてからだがふわっと浮くような感覚があるけれど、それ以外は揺れも少なく、とにかく穏やか。
この前日はたしか波風でフェリーは欠航していたので、ほんとうにこの日の好天はまれにみる僥倖としか思えない。
そうこうしているうちに、右前方に海面に細長くぺたーっと張り付いているように見える飛島が見えてきた。
10:45 飛島着
1時間強の乗船で、飛島に到着~!
タラップを降り始めて、わたし以外はほとんどみんな地元のひとだったらしいことに気づく。
港にはお迎えの車がたくさん停まっていて、降りてきたひとを乗せて去っていく。
その間にも、船からはどんどんクレーンで積み荷が降ろされている。
食品らしき段ボール、新品の冷蔵庫、ガスのコンロ台なんかも見えて、このフェリー航路が生活路線であることがよくわかる。
11時オープンの「小さな島の小さなコンビニ うみねこちゃん」でお菓子をひとつ購入し、ブラタモリの酒田回で紹介されていた舘岩へ向かって歩き出す。
舘岩で、港を眺めながら野点するんだー!
…と勇んで行ってみたら、立ち入り禁止だった…。
下調べもせずに突発的に行くとこういうこともありますよねー😆アルアル
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) February 21, 2024
(飛島の舘岩、崩落のため立ち入り禁止だった)(もともとは舘岩でお茶しようと思ってた) https://t.co/6RDVK2Jz0g pic.twitter.com/ugGlCgmpFP
遊歩道が崩落しており、復旧のめどはまだ立っていないらしい。
まいどまいどのANAトクたびマイルで突発的に酒田行きを決め、さらに突発的に飛島まで渡って来たんだもん。
現況をちゃんと調べているわけがない 笑。
気を取り直して歩き出すと、柏木山への遊歩道入り口があったので、入ってみる。
松林の中から、舘岩越しの鳥海山!
この散策路、飛島の西側にならぶ烏帽子岩や御積島などの群島の風景もたのしめて、よかった。
12:30 鳥海山をながめながら野点
ふたたび港へ下りていき、そのまま海岸沿いに東へ向かって歩き出す。
鼻戸崎展望台まで行けば、海の向こうに鳥海山をながめながらゆっくり座れる場所もあるかなーと思ってたんだけど…。
歩き出して15分ほど、まだ道のりの半分もいかないところで、絶景ポイントを発見。
野点 in 飛島のリール動画
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 10, 2024
雲ひとつかかっていない鳥海山を眺めながらの一服、最高だった✨ https://t.co/llJv9aGcz5
お茶菓子は、港のコンビニで唯一入手できた「チョコまみれ」だけだったけど、打ち寄せる波の音を聞きながら、雲一つない鳥海山をながめながらいただくお茶は、これ以上ないと思うほどおいしく、ありがたかった。
帰りのフェリーの時刻が近づいてきたので、港に向かって戻り始める。
釣り船民宿や食事処、郵便局などがならぶ、いわゆる島いちばんの通りのはずだけど、シーズンオフのこの時期はどこも閉まっているのかひっそりと静まり返っていて、港のまわりでぽつりぽつりと漁師さんらしき人たちが立ち話しているのを見かける程度。
飛島は釣りの人気スポットとのことなので、夏なんかは別世界の賑わいになるのかもね。
13:45 飛島発
この日の復路便は13:45発。
きっかり3時間。
最初から最後まで、穏やかな海と美しい鳥海山の姿を拝むことができ、本当にいい時間だった。
帰りの海は行きよりもさらにおだやかで、ふわふわといい気分で眠くなってしまった。
15:00 酒田港に帰還。
たのしかった!!!
15:30 山居倉庫・酒田夢の倶楽
酒田港から歩いて、山居倉庫へ。
米どころ庄内を象徴する、古くからの米蔵が立ち並ぶ風景。
米どころ庄内のシンボル山居倉庫。1893(明治26)年に建てられた米保管倉庫です。
米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝え、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなりました。
酒田観光物産協会HPより引用
白壁、土蔵づくり9棟からなる倉庫の米の収容能力は10,800トン(18万俵)。夏の高温防止のために背後にケヤキ並木を配し、内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫として、現役の農業倉庫でした。2022(令和4)年9月に129年の米倉庫としての役割を終えています。
最上川へ船を出し入れする石畳の船着き場や、当時つかわれた小舟なども残されていて、むかしの酒田の隆盛ぶりが感じられる。
お昼を食べていなくてちょっとお腹が空いてきてしまったので、おとなりにある酒田夢の倶楽(ゆめのくら)へ。
山形酒田
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 4, 2024
酒田夢の倶楽(くら)
山居倉庫に隣接したこのスポット、工芸品や食品などの山形の物産が網羅されてるのと、「ファストフード」コーナーで玉蒟蒻・揚げもち・ラーメンなどの手軽な地元食をイートインできるのと、地酒がなんとワンショット100円で試せるのがすんごくよかった(2回行った😆) https://t.co/qF4jJh53rR pic.twitter.com/tfqm7bGeaq
ちょっと小腹を満たすのにぴったりだった!
そろそろ、宿へ向かおうかな。
橋の向こうに、鳥海山。
ほんとうに、すばらしく天気に恵まれたいちにちだった。
17:00 宿にチェックイン
山居倉庫から歩くこと30分で、酒田駅近くで予約していた宿に到着。
酒田での宿、素泊まり(よって格安)宿のはずが、親戚のおうちで作っているという庄内米のおにぎりを朝ごはんに出してくれたのと、土門拳記念館に行こうと思ってると話したら無料招待券をくれたのがすごくありがたかった(タナボタ) pic.twitter.com/2s2jFgY1t0
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 5, 2024
チェックインして荷物を降ろし、近くで夕食を摂るのによさそうなお店を教えてもらった。
(※今回、唐突に酒田へ来ることを決めて宿を探してみたら、選択肢が少ないうえにどこも結構高くて…。
素泊まりの格安で選んだので、思っていた以上に古くて設備も脆弱だったけれど、ものすごく暖かい対応をしてもらった。
個人的にはよい宿だったけれど、かなり好みがわかれるタイプの宿なので名前は出しません。)
18:00 居酒屋おばこで夕食
酒田駅前の居酒屋おばこへ。
初孫、イカ刺し、肉じゃが、ブリカマ炭火焼き、タン串、弁慶めし。
お母さんと娘さんでやっているのかな?、カウンターには常連さんがずらりという感じ。
隣の席のおじいさんと飛島の話をしていたら、むかし仕事のイベントでみんなで夏に飛島に行って釣りしてバーベキューをしてたんだけど、帰りの船が悪天候で欠航になってしまって一泊延泊になった、と笑っていた。
でもあそこはもとからそういう中で暮らしてるから、一泊や二泊船が出なくても全然こまらないんだよ、って。
なるほど、たしかにそういうものかもね。
その話を聞いていた旅行者らしき若者が、「飛島、どうでした?すごく気になってはいるんですよねー!」と話しかけてきた。
カウンター隣の人に「朝イチで着いて超〜天気良かったのでチャンスだと思って島行ってきました!島!」という話をしてたらその向こうの若者が「そこめっちゃ気になってるんですけど、行って良かったですか?」と聞いてきたので「すっごく良かったよ!なんっっっにもなかったけど✨!」って教えてあげた
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) February 17, 2024
全力でおすすめしておいた。
行けるならぜひ行ってほしい。
さっと食べてさっと飲んで、さっと宿へ帰還。
21:00 入浴・就寝
お風呂をいただいて、就寝。
たのしい一日だった。
おわりに
いつものように前日に飛行機のチケットを取って飛んできた、今回の酒田旅。
勢いで飛島まで行けて、ほんとうにいい一日になった。
空港からのバスの中で飛島行きを決め、動けた自分をほめてやりたい。
本日の旅の出納帳
山形・秋田3泊4日の旅費、1日目発生分の記録。
羽田→庄内空港(ANAトクたびマイル利用) | (3,000マイル) |
天むす弁当朝食(羽田空港) | 500円 |
庄内空港→酒田市役所前(庄内空港連絡バス) | 810円 |
定期船とびしま往復チケット | 4,280円 |
チョコまみれ(勝浦港コンビニ) | 130円 |
玉こんにゃく(酒田夢の倶楽) | 110円 |
揚げもち(酒田夢の倶楽) | 170円 |
出羽の里ワンショット(酒田夢の倶楽) | 110円 |
ごどいも庵(酒田夢の倶楽) | 151円 |
小鵜飼船(酒田夢の倶楽) | 200円 |
素泊まり2泊(楽天ポイント利用) | (7800ポイント) |
夕食(居酒屋おばこ) | 3,600円 |
10,061円 |
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