先月のことになりますが、山形・秋田へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは2日目の記録。
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2日目:土門拳記念館、日和山公園、海向寺即身仏、こい勢
09:50 るんるんバスで土門拳記念館へ
酒田駅前からコミュニティバスに乗り、土門拳記念館前へ。
バスはくるくると細い道を入って走っていく。
途中、松がずらーっと並ぶ細いグリーンベルト状の林を横切ったり、海岸線に平行して高まりとなっている松林に沿って走ったり。
そういえばこのあたりの地形、砂丘だった気がする。
調べてみるとやはり、江戸時代に酒田の素封家だった本間氏が手掛けた防風・防砂の植林帯らしいことがわかった。
佐賀で虹の松原を越えて海岸線へ出た時の感動を思い出したので、ここでバスを降りて松林を抜け、海岸側へ出てみたいとも思ったけれど、「クマ出没注意」の看板が立っていたのでやめておいた…。
10:19 土門拳記念館
30分ほどで、土門拳記念館前に到着。
酒田で土門拳記念館に行ったら、企画展が『絵画と巡る土門拳ー生誕120年・棟方志功とともにー』だった
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 3, 2024
土門拳と棟方志功って、親交が深かったんだよね
狙ったわけでは全くなかったけど、11月に青森の棟方志功記念館へ行ってきたところなので、何となく引力みたいなものを感じた pic.twitter.com/aoLGtf4t30
11月に青森で棟方志功記念館へ行って来たのだけど、今回の土門拳記念館の企画展がその棟方志功関連だったので、ちょっとびっくりした。
建築は、金沢旅で訪れた谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の、谷口吉生によるデザイン。
中庭には、札幌旅で訪れたモエレ沼公園のイサム・ノグチによる彫刻が立つ。
この日は前日に比べて雲が多く、鳥海山は山頂付近が雲に隠れてしまってよく見えなかったけれど、山がうつくしく見える写真美術館という点では、鳥取旅で訪れた植田正治写真美術館もすばらしかったなあ、と思い出したり。
こうして思いがけずいろんな旅の記憶がつながってくるの、たのしい。
外へ出てみれば、2月とは思えないぽかぽかの陽気。
拳湖のほとりに並ぶベンチで野点セットを広げ、一服をたのしんだ。
15:01、るんるんバスで、土門拳記念館前を出発。
15:24、日和山公園バス停で下車。
15:30 日和山公園散策
日和山公園の展望台からは、最上川がきれいに見えた。
月山、羽黒山、湯殿山の出羽三山もよーく見える。
それにしても、西日がじりじりと照り付けてきて暑い…2月なのに…どうなってんだ…。
白い六角形が印象的な木造灯台、旧酒田灯台。
木陰のベンチで野点セットを広げ、ここでも野点。
日和山のふもとには、酒田港の工業地帯を縦横無尽に走る酒田港線の線路が。
奥の方に、酒田港駅のホームがちらっと見えた。
15:30 海向寺 即身仏
前日に夕食を摂った居酒屋さんで、日和山にある海向寺(かいこうじ)はぜひ行ってみてほしい!と勧められていた。
庄内には6体の即身仏があり、そのうち2体が砂高山海向寺の即仏堂に祀られている。
一寺に2体の即身仏が祀られているのは全国でもここだけである。酒田観光物産協会HPより引用
海向寺は今から1,200年前に真言宗の開祖弘法大師空海が開いたと伝えられている。末世までの人々の苦しみを救い願い事をかなえるため、忠海上人、円明海上人が1千日修業を積み即身仏となり、現在は即身堂に奉安されている。
拝観料をお納めして即身堂へ入ると、二体の即身仏が。
即身仏をこの目で見るのは、初めて。
ひんやりとしたお堂の中で椅子に腰かけ、しばらく即身仏と向き合ってみる。
これがひとつの信仰の在り方だということは理解できるのだけど、即身仏となるのは「末世までの人々の苦しみを救い願い事をかなえるため」という説明には、やっぱりどうしても理解が追い付かない…。
のちに、「江戸時代に羽黒山(天台宗)と湯殿山(真言宗)の間で揉めごとが起き、真言宗がその独自性と優位性をアピールするパフォーマンスのために、空海の入定を再現してみせたのがこれら即身仏ではないか」という説を見て、どう考えてもそういう考え方の方がすっと頭に入って来るよなあと。
いずれにせよ、二体の即身仏を通年で見られるところも非常にめずらしいので、訪れる価値大だと思った。
海向寺を出て、酒田酒造、山王くらぶ、相馬楼などをふらふらと回りながら酒田駅方面へ向かう。
17時に、お寿司屋さんを予約してあるのだーーー。
16:30 酒田大仏
古い街並みを味わいながらゆっくり歩いていると、道端に立つ観光案内板に「酒田大仏」と書かれているのを見つけたので、行ってみることに。
山門をくぐり、幼稚園の前を通ってフェンスのドアを開けて入ると、大仏さまが現れた。
想像しているよりずっと大きく、西日を受けてすっくと立っておられる。
大正時代に建立されたものが第二次世界大戦で金属供出され、その後1990年代はじめに建立された二代目が現在の酒田大仏とのこと。
意外にあたらしい。
幼稚園が隣接していたり、うさぎがいるうさぎ小屋があったり、全体的にほんわかした雰囲気のお寺。
17:00 こい勢
予約していた17時ちょうどに、寿司割烹こい勢に到着。
山形酒田
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 2, 2024
こい勢
✔️旬のおまかせ握り10貫
①やりいか
②のどぐろ
③そい
④たら昆布〆梅味にしきごま
⑤がさえび
⑥うまづらはぎ肝のせ
⑦漬けマグロ(赤酢シャリ)
⑧いわし(赤酢)
⑨本マグロ(赤酢)
⑩バフンウニ
+エビ味噌汁
✔️追加
えんがわ
タラ白子茶碗蒸し(+赤貝の肝)
大⭐︎満⭐︎足 https://t.co/ecBuwJ5rMZ pic.twitter.com/9LzFtrmXdH
前日夜に立ち寄ってみたところ満席で、翌日の予約は17時から1時間だけなら受けられると言っていただいていた。
どれもこれも抜群のおいしさで、しかも合間合間に大将のお魚談義もあれこれ聞けて、とってもいいお店だった。
18:00 MIRAINI(ミライニ)・酒田市立図書館
こい勢を18時ちょうどに出る。
まだ早い時間だったので酒田駅前をふらっと歩いてみたら、大きくておしゃれなカフェの窓際にたくさんの人が座って本を読んでいるのが見えた。
そういえば、こい勢で18時におすしを食べ終わっちゃったので酒田の駅前をうろうろしてて、大きなカフェがあるー✨と思って入ってみたら市立図書館で、びっくりしたのよ😳
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) March 30, 2024
めっちゃ広々きれいで、キッズコーナーや自習スペースも充実😳
(座ってゆっくり本を読ませてもらった)(もちろん無料) https://t.co/hzYtqy4Ta1 pic.twitter.com/tffmAyyoig
カフェかと思ったら、酒田市立図書館だった…。
天井が高く広々とした空間にデスクやベンチ、おしゃれな照明器具が並び、キッズ専用コーナーや観光情報センターも併設されている。
ベンチに腰を下ろし、2時間ほどゆっくり本を読ませてもらった。
こんな快適な図書館、うらやましい…。
20:00 入浴、就寝
宿に戻り、お風呂に入って就寝。
今日もいちにちいろいろ見られてたのしかった。
おわりに
翌日は午後から雨になる予報。
さて、どうしようかな…。
本日の旅の出納帳
山形・秋田3泊4日の旅費、2日目発生分の記録。
酒田駅前→土門拳記念館前(るんるんバス) | 200円 |
土門拳記念館入館料(招待券利用で無料) | (800円) |
土門拳みちのく豆本『酒田とぼく』 | 1,100円 |
マグロドッグ(昼食) | 300円 |
土門拳記念館前→日和山公園前(るんるんバス) | 200円 |
海向寺即身堂拝観料 | 500円 |
こい勢(夕食) | 6,295円 |
8,595円 |
こい勢、おいしかったなあ…。
とくに、やりいかとのどぐろとうまづらはぎが絶品だった…。
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