先日の函館4泊5日ひとり旅、3日目。
いろんな交通手段で津軽海峡を越えてみたい!という欲求を満たすべく、北海道新幹線と津軽海峡フェリーに乗って函館ー新青森を往復した日の記録です。
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函館ひとり旅3日目:「いろんな交通手段で津軽海峡を渡ってみた」
初日に函館駅前で摩周丸を見ていたら石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が頭の中でエンドレス再生されたので(世代)、もうこれは津軽海峡を船で越えてみるしかないなーと思ったのですよねえ…。
せっかくだから、行きは新幹線で青函トンネルを通ってみよう!帰りはフェリーで津軽海峡を渡ってみよう!というのが、この3日目。
新幹線はやぶさで新青森駅へ
7:38、新函館北斗駅から新幹線はやぶさに乗車。
駅、ぴっかぴか!はやぶさ、かっこいい!
車内はガラガラでした…。
朝はやかったので、前日に大沼で立ち寄ったカフェ「三月の羊」で買ってきたキッシュとあんぱんで朝ごはん。
新幹線で津軽海峡を越えてみたい!と意気揚々と乗ってはみたものの、しばらく函館の海沿いを走った後は行っても行ってもトンネルばかりで、GPSでも現在地をなかなかキャッチできない…。
このトンネルを出たら一瞬電波を拾うかな、そうしたら現在地がキャッチできるかな、ああ、一瞬過ぎてダメだった、次でどうかな、いやそれにしてもこのトンネルは長いな…などとあれこれ思っていたら、いつの間にか青函トンネルを越えてもう青森県に入ってた 笑。
陸奥湾!
いや、我ながらマヌケさにウケました。
でも、そういうことが体感できたのも楽しかったのです。
といういことで、あっという間に新青森駅に到着!
新青森駅もぴかぴかでした。
9:28、新青森駅からシャトルバス「ねぶたん号」に乗って、青森県立美術館へ向かいます。
この時点で、天気予報通りもう結構な雨が降り始めていました。
青森県立美術館&三内丸山遺跡へ
せっかく青森へ行くなら、ぜひ寄ってみたいと思ったのですよねえ。
青森県立美術館。
美術館の建物自体も有名ですよね。
中に入ってみたら、係の方たちの制服がミナペルホネン!
思わず撮らせてもらっちゃった。
シャガールがバレエ「アレコ」のために描いた巨大な背景画に囲まれた展示室、圧巻。
光と音楽とナレーションで演出された、「アレコ」特別鑑賞プログラムの上演もたのしかったです。
そして、青森県立美術館と言えば、のこちら。
現代美術家 奈良美智の、「あおもり犬」。
土砂降りで空も真っ暗でひどい天気だったけど、この作品はピーカンの空の下でみるより、この空気の方が合ってるような気すらしました。
棟方志功のコレクションやウルトラマンの怪獣たちのデザインを手がけた成田亨の原画などもあり、見ごたえのある展示ばかりでした。
3時間ほど展示を見てまわり、館内のカフェ「4匹の猫」でお昼ごはんを食べ、おとなりの三内丸山遺跡へ。
展示を見ているうちにボランティアガイドツアーの時間になり、ガイドさんについて園内の遺跡の説明を受けながら1時間弱のツアーをたのしみました。
その後、この三内丸山遺跡を含む北海道および北東北の縄文遺跡群が世界遺産登録されたとのこと。
よかったですねえ!おめでとうございます!
津軽海峡フェリーで函館港へ
15:35、三内丸山遺跡前からシャトルバス「ねぶたん号」に乗車。
15:57、津軽海峡フェリーターミナルに到着。
大きなトラックがチェックインしていく。
こういうふうに、物流がまわってくれてるんですねえ。
フェリー、でっっっか!!!
チケットを購入し、一時間ほどで乗船時間となりました。
さよなら、青森!また来ます!
船内は女性専用エリアもあり、きれいで広々。
ひとが全然いない…。
17:05、出航。
あまり天気はよくなかったけれど、津軽半島と下北半島はずっと目にすることができました。
窓からぼーっと半島を眺めつつ「あれが下北半島かー、恐山にも大間にも行ってみたいなあ」などと思っていたら、突然それまでよりも揺れが強めに。
なぜだろうとGPSを見たところ、ちょうど津軽半島と下北半島の間の陸奥湾から外に出たところだった。
自然の地形って、すごいですねえ。
だんだん冷えてきたので、お尻の下にOMMのマットを敷き、ザックの上に足を載せ、脚にノースフェイスのジャケットを掛けて防寒。
こういう対応ができるから、アウトドアウェアやギアは便利。
まっくらだった窓の外が突然明るくなってきて、20:40ごろ函館港に到着。
4時間弱の津軽海峡越えがおわりました。
函館港から函館駅周辺へ、ドキドキの移動
無事に函館港へ到着したものの、実はここからが結構あやうかった。
というのも、津軽海峡フェリーのターミナルって、公共交通機関を使った函館駅方面へのアクセスがかなり悪い!
まあ、フェリーを使う人はだいたい車などで乗船してるわけで、公共交通機関?うーん、知ったこっちゃない、って感じですよね。
事前に調べた限り、どうも21:01に五稜郭方面へ向かう「16系統」というバスの最終便があるようなのだけど、一体そのバスをどこで降りたら函館駅へのアクセスがよくなるのかがわからない…。
と、同じフェリーから降りてきた女性が、
「JR五稜郭駅に一見近く見えるバス停(市立函館病院)で降りると、実は歩道橋などがあってJR五稜郭駅までかなり歩くことになるし、それで駅にたどり着いても、どうも函館行のちょうどいい時間の電車もなさそう。」
「函館駅に行きたいのなら五稜郭バス停まで乗り、五稜郭バス停から少し歩いたところにある市電五稜郭駅から市電で函館駅に向かうのがいちばん確実だと思う。」
と教えてくれた。
うーん、前日に大沼公園駅から帰ってくるときにも思ったけど、「五稜郭駅」ってなかなか扱いが難しい駅だなあ 笑。
どきどきする心を押さえつつ、教えてもらった通りに五稜郭のバス停まで乗車。
五稜郭のバス停で降り、ちょっと先にあった市電の五稜郭駅から無事に函館駅方面行きの市電に乗ることができました。
感謝。
函館駅前のホテルへ帰還
時刻はすでに22時近く。
函館駅ちかくの「浜焼きベイベー」でジンギスカンと海鮮の夕食を摂り、ホテルへ帰還。
あー、たのしかった。
おわりに
三日目は、新幹線とフェリーで津軽海峡を渡るという、酔狂な楽しみを味わえたいちにちでした。
案の定この日はほぼ終日雨だったので、交通機関での移動をメインにたのしむ日と割り切ってよかった。
こんな日も、いいものです。
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▼雨にも風にも負けなかった!今回のミニマルな旅の荷物の工夫はこちら。
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